「あァ……?」
そして
(ここは……? 病院かァ……?)
「あっ! よかった! 目が覚めたんだ!」
「てめェ……!? 何でここにいやがる……!?」
「何でという言い方はないだろう?」
するとカエル顔の医者が
「倒れた君を病院に連れて来たのは彼なんだよ? 君は彼に感謝しないといけない立場だよ? あれだけのことしておいて病院に運ばれてることにね?」
「連れて来ただと……!? てめェが……!?」
カエル医者が事情を説明する。カエル医者は今回の1件のことを知っている。
「い、いや……だって……怪我してたし……というかそんなになったのは原因は俺な訳だし……」
(こいつ……どうかしてェンじゃねェのか……!?)
ツナが病院に連れて来た理由を説明する。理由を聞いてもなお
「ま。怪我自体はそんなに大したことはないんだね? どうやらある程度、手加減されてみたいだからね? ともかく安静にしてるんだね?」
そう言い残すとカエル医者は病室から去って行った。そして病室にはツナと
「何で俺を殺さなかった?」
「俺はお前を殺す為に戦ったんじゃないよ。この実験を止めるのにお前を倒す必要があったから戦った。殺す必要なんてない」
「俺はお前を殺そうとした上に10000回以上、あいつらを殺した人間だぞ。てめェは俺のしでかしたことに対して激昂し、俺を許さないって言っただろうが」
「お前を許せないと思ったのは本当だよ。でも俺はお前を殺したいとまで思ってない」
「甘ったれた野郎だ……」
ツナが本当に自分を殺す気がないということを知って
「俺を倒しても実験が止まるかどうかは俺にもわかンねェぞ。お前は今回の1件で学園都市の闇に触れ、多くの人間の怨みを買った。下手すりャ消されるぞてめェ」
「その時は戦うよ。たとえ学園都市を敵に回すことになっても。約束したんだ。
(ちっ! 相変わらず気にいらねェ目をしてやがるぜ)
「お前はみんなが生きられる未来とかほざいてやがったが、どうするつもりだァ? クローン共は後、9970体もいンだぞ。同じ顔した奴らが学園都市に急に現れて他の奴らが違和感を感じねェわけねェだろうが」
「そうだったー!!」
「考えてみたらそうじゃん!! どうしようー!?」
(こいつあんなこと言っておいて何も考えてやがらなかったのか……というか俺と戦った時とは別人じャねェか……多重人格か……?)
今のツナと戦っていた時のツナがあまりにも雰囲気が違っている為、呆れると同時にツナが多重人格なのではないかと疑っていた。
「ったく。ボンゴレのボスになるって奴が情けねェ声を上げてんじゃねぇ」
「ゴフッ!?」
すると病室にリボーンの声が響き渡る。それと同時にリボーンがツナにドロップキックでツナを蹴り飛ばした。
「リ、リボーン!?」
「あ、赤ん坊……!?」
ツナは頬を右手を抑えながらリボーンがここにいることに驚きを隠せないでいた。
「ちゃおっす。お前が
「どォいうことだ? 細胞の老化現象を抑える研究はもォ完成してたって訳かァ? これが実験同時に囁かれていた250年法の実態ってとこだな。世界の裏の裏まで知ったつもりでいたが、学園都市ってなァどこまで科学技術を先に進めちまってやがる……」
リボーンは自己紹介するが、
「無駄だぞ。
「リボーン。お前、何でここにいるんだよ?」
「
ツナがリボーンがなぜこの世界にいるのか尋ねるとリボーンはここに来た目的を話した。
「ツナ。今回、実験を知ってる奴を病院内のレストランに集めてこい。さっき言った
「お、俺が!?」
「当たり前だろ。いいからとっとと行ってこい」
「わ、わかったよ!」
リボーンがツナに銃口を向けらながらそう言うとツナは逃げるように病室を出て行った。
「どうだ? 俺の生徒と戦った感想は?」
「ガキの戯言を信じると思ってンのか?」
「超一流の
「無視してんじャねェよ」
「俺の質問に答えねぇお前が悪い」
「お前があの野郎を育てたっていう根拠がねェのに信じられる訳、ねェだろうが。第一、俺はお前みたいな得体の知れねェガキを信じられる程、大人じャねェんだよ」
「ガキの分際で大人ぶってんじゃねぇ」
「赤ん坊のお前だけに言われたくねェんだよ。つーか結局、俺に何の用があンだよ?」
「言っただろ。俺はお前の
「悪かったな。捻くれたクソガキで。家庭教師様」
リボーンの言葉を聞いて、
「だったら1つ聞かせてもらうぜ。あいつは俺と何が違う? 何であいつはあれだけの力を持って1人じャねェんだ?」
「ツナもお前と同じだ。俺があいつと始めて出会った時、あいつは1人だった。勉強も運動も何もできなくてダメツナって呼ばれてな。だがあいつは死ぬ気でその運命に挑み、孤独という名の呪縛が逃れた。勉強も運動も何もできないダメツナのままな」
「いつも眉間に皺を寄せ祈るように拳を振るう。あいつは敵だろうと情けをかける甘い男だ。今、お前がこうして無様に生きてんのが何よりの証拠だろ」
「そんな甘い考えでよくこれまでやって来れたもんだぜ」
「だからこそだぞ」
「あァ?」
「いつ何時も勝利よりも仲間の身を案じるからこそここまで来れたんだぞ。そんなツナだからこそついて来る奴等がいる。そんなツナだからこそ命を張れるんだぞ」
「……」
リボーンの言葉を聞いて、
「んじゃ。俺はそろそろ行くからな」
リボーンはそう言うと病室から出る。かと思われたが病室の入り口の前で歩を止めた。
「お前がこれからどうするのかは知らねぇ。これから闇の道を進むなり光の道に進むなり好きにすりゃいい。だが次にこんな真似してみろ……」
すると入り口の方を向いていたリボーンがゆっくりと
「殺すぞ」
「っ!?」
リボーンはドスの効いた声で殺気を放ちながら
「警告はした。じゃあな」
そう言うとリボーンは殺気を解いて病室から去って行くのだった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
(い、今のは……あの時と同じ……!?)
(いや……同じなんてもンじャねェ……あいつのはこんなドス黒いもンじャなかった……)
ツナの時は勝てないとわかった。だがリボーンの場合は殺されるということがわかった。勝てないことがわかるのと殺されるがわかるとのでは全く違って来る。
(あ、ありえねェ……
ツナが
リボーンが
(一体、学園都市はどうなっていやがる……!?)
次回は
感想、評価、アイディア募集で何かありましたら、遠慮なくどうぞ!
感想→https://syosetu.org/?mode=review&nid=237187&volume=
評価→https://syosetu.org/?mode=rating_input&nid=237187&volume=1
Twitter→https://twitter.com/husuikaduti
アイデア募集→https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=247248&uid=88671
ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?
-
1対1の一騎討ち
-
ツナと天草十字正教が協力して戦う