リボーンがツナたちの世界に来るかどうかを御坂妹に選択肢を与えた。その後、ツナたちは病院を出る。当麻は居候であるインデックスを心配させたらいけない為、先に帰ってしまった。
「美琴お前はいいのか?
「私はあの子たちが望むならそれでいいわ。それに9代目がとってもいい人だってことは知ってるから」
「そうか」
美琴はリボーンの提案に一切、反対はしなかった。リボーンの言っていることは本当である上に9代目の人となりは知ってる為、心配はしていないのである。
「んじゃそろそろ帰るぞツナ」
「うん」
今日ツナは
「ねぇ。あんたたちの世界にいるあの子はどうしてるの?」
「今、俺たちの住んでる街の病院で安静にしてるぞ」
「びょ、病院!?」
病院と聞いて美琴は驚きの声を上げた。御坂妹は学園都市の人間の上にクローン人間。御坂妹が病院に入院できているという事実に驚きを隠せないでいた。
「病院つっても廃業になった病院だ。安心しろ。ちゃんとした治療の設備は俺たちが整えてある」
「それ大丈夫なの……?」
「ま。誰も何も言わねぇし問題ねぇだろ」
(今さらだけどヤバいんじゃ……)
いくら廃業になった病院とはいえ勝手に治療設備を整えて、使っているのはまずいのではないかと美琴は思っていた。当のリボーンは気にしている様子はなかった。ツナは今さらながら罪の意識を覚えていた。御坂妹が今いるのは並盛町にある廃病院、中山外科医。リング争奪戦の時に負傷したバジルを治療した廃病院である。
「それでそれがどうしかしたのか美琴?」
「前にあの子に酷いこと言ったの……だから謝りに行きたいのよ……」
「美琴……」
美琴は御坂妹に言った言葉を思い出していた。あの時、実験が中止になったと思いきや中止にならず追い詰められていた為、美琴は御坂妹に酷いことを言ってしまいずっと後悔していたのである。そんな美琴を見てツナは美琴の想いを知った。
「いいぞ」
「ありがとう」
美琴の話を聞いてリボーンは美琴を自分たちのいる世界に来ることを了承した。
並盛山
「ここが……あんたたちの世界……」
異世界転送装置を使って並盛山にやって来たツナたち。初めて来るツナたちの世界に美琴は周囲を見回しながら驚いていた。
「この上で佐天が修行してるが見に行くか?」
「ううん。いいわ。修行に集中させてあげたいから」
「そうか」
佐天に会っていかないかとリボーンから言われたが美琴は首を横に振りながらそう答えた。
並盛山から降りるとツナたちは街へ降りて御坂妹のいる中山外科医へと向かって行く。
「にしても普通の町ね。あんな奴らがいるからもっと変わった街だと思ってんだけど」
美琴は住宅街を見ながらそう呟いた。前にあんなにバラエティーに富んだ連中を見ていた為、街も普通じゃないと思っていたが意外にも普通の街だった為、美琴は意外そうな顔をしていた。
「着いたぞ」
「ここにあの子が……」
歩くこと10分。御坂妹のいる中山外科医に着いた。美琴は建物を見上げながらそう呟いた。3人は病室の中へと入って行く。
「ようツナ」
「え!? ディーノさん!?」
(この人……あの時の……)
中に入ると待合室にディーノと部下が数名いた。なぜここにディーノがいることにツナは驚きを隠せないでいた。美琴は前にディーノと会ってはいるのだがロクに自己紹介しないまま別れたのでディーノのことを詳しく知らないのである。
「そういや。お前とは前に会ったがまだ自己紹介がまだだったな。俺はディーノ。キャバッローネファミリーのボスだ。よろしく」
「御坂美琴です。初めまして」
「というか何でディーノさんがここに?」
ディーノと美琴は互いに自己紹介する。ツナはなぜここにディーノがいる理由を尋ねる。
「昨日の夜にリボーンに呼ばれたんだ。お前の妹の護衛の為にな」
「「え……!?」」
ディーノが御坂妹の護衛してくれていたと知って、ツナと美琴は驚きを隠せないでいた。
「そっちで何があったのかは聞いてるぜ。実験のこともお前の妹のことも、これからのこともな」
「あ、ありがとうございます。あの子の為に」
「気にすんな。元
「元……
元
「俺はツナの所に来る前はディーノの所で
「つまり俺はツナと涙子の兄弟子って訳だ」
「あなたが……!?」
ディーノがリボーンの元生徒であり、ツナと佐天の兄弟子であると知って美琴は驚いていた。
「わざわざここまで来たってことはあいつに会いに来たのか?」
「ええ……まぁ……」
ディーノは美琴がわざわざこの場所に来たということは御坂妹に会いに来たのだと推測する。美琴は暗い
「何か伝えたいことがあるんだろ?」
「はい」
「だったら行って来い」
「はい」
ディーノがそう言うと美琴はそれ以上、何も言うことなく奥へ進んで行った。
「美琴……」
「いくらあいつがクローンとはいえ姉妹であることは変わりねぇんだ。2人きりにさせてやれ」
美琴の背中を見ながらツナは心配そうな
廊下
「ここが……」
美琴は御坂妹のいる病室の前にいた。御坂妹は美琴と同じ力を持ったクローンであり、レベルは違えども同じ力を持っている為、美琴は御坂妹の力を感じ取ることができるのである。
「よし……」
そして美琴は勇気を振り絞って病室のドアノブを掴んだ。そしてドアノブを捻って病室の扉を開けた。
「やはりお姉様でしたか」
病室の扉を開けるとそこには病室のベッドから窓の外を見ていた御坂妹がいた。美琴と同じく御坂妹も美琴の存在に気づいていた。
「わざわざこの世界に来てまで私に会いに来るなんて何かあったのかですかお姉様? とミサカは尋ねます」
「え、えっと……」
御坂妹は美琴がなぜここにいるのか尋ねる。美琴は謝ろうと来たのだが、勇気が出せず口ごもってしまっていた。
「お姉様? どうしたのですか? とミサカはお姉様の様子がおかしいことに気づきます」
御坂妹は口ごもっている美琴を見て、美琴の様子がおかしいことに気づき、疑問符を浮かべていた。
「ごめん……」
「?」
美琴は勇気を振り絞って御坂妹に謝罪の言葉を口にした。しかし御坂妹はなぜ美琴が自分に謝るのかわからず疑問符を浮かべていた。
「前にあんたに酷いこと言っちゃったでしょ……だから謝りに来たの……」
美琴は自分が何の為にこの世界に来たのかを御坂妹に伝えた。
「あの時、私はどうしたらいいかわからなくて……色々と混乱してたの……だからあんなこと言っちゃって……」
美琴は公園にて御坂妹に言った言葉を思い出していた。
「だからって許されるなんて思ってない……私にも顔を見たくないってかもしれない……それでも私は……あんたたちが生きられるように協力していくつもり……だから償わせて欲しいの……」
そして美琴は御坂妹にこれから償いたいということを伝えた。
「本当にあの方の言う通りでした。とミサカは驚きます」
「え!?」
「前にお姉様と別れた後、あの方はミサカに言いました。お姉様はきっと悲しんでいると。きっと何か事情があると。とミサカはあの時の出来事を伝えます」
『美琴が君に酷いことを言ったのは何か事情があると思う。きっと美琴も君と同じで悲しんでると思うよ』
御坂妹は思い出していた。ツナが自分に言ってくれたあの言葉を。
「お姉様の言葉を聞いた途端、ミサカの中にあったわずかな蟠りも取れました。とミサカは伝えます」
御坂妹は胸部に手を当てながら自身の中にあったわずかな蟠りが無くなっていくのを感じていた。前にツナの言葉で胸部の痛みは無くなったが、それでもまだ御坂妹には蟠りが残っていたのである。だがその蟠りも美琴の言葉で無くなった。御坂妹の言葉を聞いて美琴は安堵する。
「ミサカはこの世界で暮らしてみたいと考えています。とミサカは自分の願望を伝えます」
「え!?」
御坂妹は自分の願望を伝えた。御坂妹の言葉を聞いて美琴は驚きの声を上げた。御坂妹はディーノから自分たちのこれからのついて聞いている。
「あの方があんな風に育ったこの世界を知ってみたいのです。とミサカはこの世界で暮らしたい理由を答えます」
「そっか……」
「だからお姉様。もしこの世界で暮らすことになっても忘れないでいてくれますか? とミサカは尋ねます」
「当たり前じゃない。だってあんたは私の妹なんだから」
御坂妹の言葉を聞いて微笑みながら美琴は答えた。
こうして美琴と御坂妹は仲直りを果たした。
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