とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)169 京子(過去)佐天()

 

 

 

 

 ツナが京子に告白したという衝撃の事実を知って佐天は驚きを隠せないでいた。

 

「こ、告白って!? ど、どういうことですか!?」

 

 ツナのことが好きな佐天にとってこの話を聞き逃せるものではなかった。そして同時に理解する。常盤台狩り事件の時にツナがフラれた相手が京子なのだということを。

 

「うん。ほとんど関わりもなかったのにいきなりツナ君が学校の校門で私に告白してきたの。なぜかパンツ1枚で」

 

(パンツ1枚って……ま、まさか公然の面前で死ぬ気弾を撃ったのリボーン君……!? 鬼過ぎる……)

 

 京子がツナと始めて会った時のことを語った。ツナがパンツ1枚だということからリボーンがツナに死ぬ気弾を撃ったということを理解すると同時にリボーンのあまりの所業にドン引きしていた。リボーンは人目を気にせず死ぬ気弾を撃ちまくっている。しかも女性である京子とハルにも死ぬ気弾を撃ったことがある。

 

「でも私、怖くって逃げ出しちゃったの」

 

「そ、そりゃそうですよ……いきなりパンツ1枚で告白されたら誰だってビビりますよ……というかよくそこから友達になれましたね……」

 

 佐天は驚くと同時に不思議でたまらなかった。ほとんど面識のない人間からいきなりパンツ一丁で告白されたのにも関わらず、普通に話しているということに。

 

「そのツナ君が私に告白したっていうことが持田先輩っていう人の耳に入ったの。持田先輩は私のことを勝手に彼女だって言って、ツナ君が私に告白したことに怒って私を商品にしてツナ君に決闘を申し込んだの」

 

「な、何ですかそれ!? 最低じゃないですかその持田って人!」

 

 京子の話の中に出てきた持田という男のしたことに対して佐天は怒りを覚える。

 

「でもツナ君は持田先輩を倒したの。その時にツナ君って凄い人だって知ってそこから仲良くなったの。ていっても私もツナ君のあの告白を冗談だと思ってたっていうのもあるんだけど……」

 

(悲し過ぎるよ! 死ぬ気弾まで使って告白したのに冗談だと思われてたなんて!)

 

 死ぬ気弾を使ってまで告白したのに返事が貰うこともどころか、本人に想いが届かず冗談だと思われたことに。

 

「そして中3の時に私、ツナ君に再び告白されたの。でも私は断ったの」

 

「どうして断ったんですか?」

 

「怖かったの」

 

「怖かった?」

 

「うん。ツナ君は何度も傷ついてきた。もしまた戦うことになって私が巻き込まれたらツナ君がすっごく傷ついちゃうんじゃないかって思っちゃって。だから友達のままでいようと思ったの」

 

「……」

 

 京子がツナの告白を聞いて佐天は黙ってしまう。もし自分が戦いに巻き込まれたらツナは確実に悲しむことは明白。佐天の脳裏には恋慕弾で見た昏睡状態の自分を見て涙を流すツナの姿があった。

 

「ツナ君は私を巻き込まみたくないって思ってる。私が戦いに巻き込まれた時、ツナ君は私に全てを話すのを躊躇ってた。話した後も私が手伝えることはないかって聞いても大丈夫だって答えて結局、何があったかは教えてくれなかったの。何か抱えてるのに」

 

 京子の脳裏には未来の世界でツナが自分の秘密を話してくれた時のこと、虹の代理戦争で空き地でぐっすり眠っていたツナのことが脳裏に浮かんでいた。

 

「それでも……私は……ツナさんの傍にいたいです……」

 

「え?」

 

「私はツナさんのことが好きです。ツナさんは私に大切なことをたくさん教えてくれました。だから今度は私がツナさんを護りたいです。でも私には能力の才能がなくって……だからこの世界に来て修行することに決めたんです」

 

 京子の話を聞いて色々と考えた佐天であったがそれでも佐天の意思は変わらなかった。

 

「涙子ちゃんは強いんだね」

 

「え?」

 

「昔、お兄ちゃんと敵対してた人たちがいたの。私はその人たちの人質に取られてお兄ちゃんが酷い目にあって……それ以来、誰かが傷つくのを見るのが怖くなちゃって……」

 

「京子さん……」

 

 京子は過去にあった出来事を話す。京子の話を聞いて佐天は同情してしまっていた。

 

「私は涙子ちゃんと違ってそこから強くなろうなんて考えもしなかった。それどころか私は護らればかりで……だから涙子ちゃんは凄いと思うよ」

 

「そんな……私はそんな大したことないですよ……それに戦うことが正しいっていう訳じゃないし……」

 

 ツナが傷つくことになってもなお強くなろうとする佐天を称賛する。佐天は自分の意思で強くなりツナを護ることを決意はしたが、それが絶対に正しいなどと1度も思ったことはなかった。

 

「涙子ちゃんならきっと大丈夫だよ。きっと涙子ちゃんの想いは届くよ」

 

「そうだといいんですけど……ハハハ……」

 

 京子は涙子の想いがツナに届くとは言うものの、ツナは鈍感過ぎる為、佐天は苦笑いしてしまっていた。

 

こうして佐天と京子はより仲を深めたのであった。

 

 

 

 

 




次回は美琴の恋愛指導をやろうと思います。

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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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