とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)172 無能力者(佐天涙子)vs超能力者(御坂美琴)

 

 

 美琴が吹っ切れたことでついに再び戦いが始まる。佐天は右手に炎の球を作り出す。

 

() (えん)(きゅう)

 

 そして炎の球をおもいっきり美琴に向かって投げ飛ばした。美琴は佐天の炎の球に向かって雷撃を放つ。美琴の雷撃によって炎の球は爆破する。

 

()(えん)(そく)

 

「がっ!?」

 

 佐天は両手を後ろを構えた状態から一気に加速し右足で真空飛び膝蹴りを美琴の額に喰らわせた。

 

(さっきより速い……!? 私の反射波でも反応が……!?)

 

 先程はなんとか反射波でも反応できる程の速さであった。しかし今回の速さは反射波ですら反応できない程の速さだった。美琴は急に佐天の速度が上がったことに驚きを隠せないでいた。

 

「このっ!」

 

 美琴は咄嗟に佐天の右足を掴もうとする。しかし美琴が足を掴むよりも早く佐天は空中へ逃げた為、美琴によって捕えられることはなかった。

 

(やっぱ飛べるわよね……)

 

 空中にいる佐天を見て美琴は佐天もツナと同じように飛べるのだという推測が当たっておりどうするかかどうか迷っていた。美琴は攻撃力は強いが機動力においては乏しい為、どうするか考えていた。

 

()(えん)光線(こうせん)

 

 すると佐天は人差し指を美琴に向ける。そして指先から炎の光線を連続で放っていく。

 

「くっ!」

 

 美琴は走って炎の光線を躱して行く。このままでは埒が明かないので美琴は地面に雷撃を撃って煙幕を発生させる。佐天は煙幕のせいで美琴の姿を見失った為、攻撃を中断した。

 

(機動力じゃどうやっても佐天さんには敵わない……)

 

 煙幕の中で美琴は考える。機動力はどうやっても佐天には勝てない。これをどうにかしないと自分に勝ち目ないことを理解する。

 

(だったら…)

 

 美琴は打開策を思いついたのか、煙幕の中で磁力で砂鉄を操作し始めた。そして煙幕の中から空中にいる佐天に向かって電撃を放って行く。佐天は砂鉄を炎の壁を展開して防御する。

 

「あそこね」

 

 煙幕が薄くなり、美琴のシルエットが見える。佐天は煙幕の中に突っ込んで行く。

 

「これは……!?」

 

 佐天は煙幕の中に突っ込んで行った。だがそこには砂鉄によって作られた美琴の偽物があった。佐天が見た美琴は砂鉄(偽物)だった。すると後ろから美琴が襲って来る。

 

(嵌められた……! あの電撃は私を誘導する為の罠……!?)

 

(接近戦に持ち込む!このまま!)

 

 電撃が放たれた場所と偽物の美琴の場所が同じであった為、佐天はそこに美琴がいると錯覚してしまったのである。そして美琴は佐天に向かって拳を繰り出す。

 が、

 

()(えん)(とう)

 

「っ!?」

 

 佐天は美琴の方を振り返ると同時に1本の小刀を炎で造形し、美琴の方へ向かって投げる。美琴は飛んで来る小刀を体全体を反らして紙一重で躱す。

 

「はぁ!」

 

「ぐっ!?」

 

 佐天は美琴が小刀を躱した隙に美琴の腹部に拳を叩き込んだ。

 

「捕まえた……」

 

「っ!?」

 

 美琴は佐天の攻撃を喰らったものの佐天の右腕を両手で捕まえた。そして佐天を捕まえたまま美琴は佐天に電撃を喰らわせた。

 

「ぐっ…!?」

 

(これで決まり!)

 

 美琴の電撃が佐天に決まる。美琴の電撃を喰らって佐天が苦渋の表情(かお)をする。美琴は勝利を確信する。

 

「ふんっ!」

 

「がっ!?」

 

 佐天は美琴の額におもいっきり頭突きを喰らわせた。美琴は佐天の頭突きを喰らって地面に倒れる。佐天は地面に片膝をついた。

 

(な、何で……!?いくら鍛えたとは言ってもあの程度で済むなんて……!?)

 

 美琴は決定打になる程の電撃を確かに佐天に与えた。にも関わらず佐天は反撃してきた。その理由が美琴にはわからなかった。

 

(か、体が……!?)

 

 美琴が起き上がろうとする。しかし起き上がろうにも体が思うように動かなかった。なぜ体が思うように動かないのか美琴はわからないでいた。

 

「死ぬ気の炎には7つの属性があってそれぞれ特徴があるの」

 

「7つ……!?」

 

 美琴は学生誘拐事件の時にエスカに敗北し病院で入院していた為、死ぬ気の炎に属性の特徴を全てを把握していない。知っているのは大空の炎と霧の炎だけである。

 

「私は晴と雨の2つの属性が使える。晴の炎の特徴は活性。そして雨の炎の特徴は鎮静」

 

「鎮静……!?」

 

 佐天の言葉を聞いて美琴は気づく先程、佐天が反撃できたのは雨属性の炎で電撃を雨の炎の力で鎮静したのだと。そして今、動きが抑制されているのも雨の炎の力だということに。

 

「といっても私は晴の炎がメイン。だから副属性の雨の炎の力は晴の力より弱いから電撃を完全に無効化できないし持続時間も短い」

 

(体が……!?)

 

 佐天がそう言うと美琴の体が徐々に動くようになっていく。美琴は自分の体が動くようになっていくのを感じていく。

 

「まだこんなものじゃないわよね御坂?」

 

「当たり前よ」

 

 そう言うと美琴は砂鉄を集めて砂鉄の剣を造形する。一方で佐天は死ぬ気の炎でできた日本刀を造形した。

 

「炎の剣……」

 

「佐天は死ぬ気の超精密なコントロールが得意でな。死ぬ気をコントロールができるってことは炎のコントロールにおいても役に立つ。だから状況に応じた武器を作れるんだぞ」

 

(成る程ね。さっき佐天さんが急に加速したのは炎を収縮することによってジェット噴射を実現したのね……)

 

 リボーンが佐天の力について説明する。リボーンから佐天の力をついて聞いて、急に加速した理由を理解する。

 

「いくわよ」

 

「ええ」

 

 そう言うと佐天と美琴は同時に駆け出す。そして砂鉄の剣と炎の剣がぶつかり合う。そして剣と剣が何度もぶつかり合う。そして佐天は斜め左下から美琴を切り上げる。それを見た美琴は斜め左上から切り下げる。

 

「え……!?」

 

 だが剣と剣がぶつかり合うことはなかった。なぜなら佐天の右手に剣がなかったのだから。美琴は佐天の手に剣がないことに驚きを隠せないでいた。

 

「ガバッ!?」

 

 そして美琴の脇腹に佐天の剣が決まった。美琴は何が起きたのかわからなかったがすぐにその場から飛び引いた。峰打ちだった為、ダメージが深刻なものになることはなかった。

 

「時雨蒼燕流。攻式五の型。五月雨」

 

「時雨……!?」

 

 

 

 




はい。という訳で佐天のもう1つの力は時雨蒼燕流です。X(イクス)グローブを持ってもツナみたいに零地点突破やXBURNER(イクスバーナー)は会得できないから炎の形態変化を思いついたんです。ですがそれだけだと弱いのでどうしようかと思ったので時雨蒼燕流を思いついたんです。佐天って革命未明(サイレントパーティー)篇でもマニュアルを見ただけでロボットを操縦してたしいけるんじゃないじゃって思ったんです。ただリボーンの言う通りあくまで佐天の強みは手数の多さです。剣だけを使って戦っても剣を極めてる奴には勝てません。一応、(ボックス)兵器と形態変化(カンビオ・フォルマ)も考えてます。もういたせりつくせりな感が……というかもう美琴をも超えてるような……


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
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