とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)174 実現

 

いよいよ佐天と美琴戦いに決着が着こうとしていた。

 

「撃っていいわよ……超電磁砲(レールガン)

 

「なっ!?」

 

 佐天から超電磁砲(レールガン)を撃って来いと言われて美琴は驚きを隠せないでいた。

 

「言ったでしょ。私はあなたを越えるって。だから撃ってきなさい」

 

「わかったわ……」

 

 佐天の目を見て、美琴は佐天が本気であるということを理解しポケットの中からコインを取り出した。

 

(超電磁砲(レールガン)は速いけど真っ直ぐにしか飛ばないっていう弱点がある……けど私の動体視力じゃ避けるのは無理……それに御坂の電撃のせいでさっきみたいに速く動けない……だったら!)

 

 佐天は両手を前に出して炎の壁を展開する。避けられないのであればあらかじめ防御壁を展開して美琴の超電磁砲(レールガン)を防ぐしかないと佐天はわかっていた。晴の炎の壁の周囲には微弱ながら雨の炎が展開されていた。美琴の超電磁砲(レールガン)に対応する為に佐天が取れる最善の手である。

 

「いくわ」

 

 佐天が炎の壁を展開したのを見計らって美琴はコインをデコピンで上へ弾いた。そして落ちてきたコインを佐天に向かってデコピンで弾いた。ローレンツ力によって音速を越えた速度にまで加速したコインが佐天へ一直線に向かって行く。

 

「はぁあああああ!!」

 

 炎の壁に音速の数倍の速さで突き進むコインがぶつかり火花が散る。佐天は必死に防御壁が崩されように全力で炎を放出していた。

 

「負けない…絶対……絶対に負けない!!」

 

「え…!?」

 

 すると佐天の副属性であるはずの雨の炎が大量に溢れ出す。そして美琴のコインが速度が落ちていく。それを見た美琴は驚きを隠せないでいた。

 

「はぁ……はぁ……破ったわ超電磁砲(レールガン)……」

 

「佐天さん!」

 

 美琴の超電磁砲(レールガン)を破った佐天であったが、その為に炎を使いすぎてしまいそのままうつ伏せの状態で倒れてしまった。そして額の炎が消え、X(イクス)グローブが元の手袋に戻っていく。

 

「佐天の奴。無理やり雨の炎を強化させてぶっ倒れちまったようだな」

 

「強化?」

 

「本来なら微弱な雨属性の晴の炎の活性で無理やり活性させてお前の超電磁砲(レールガン)を止めたんだ。ただ強化させた分、炎の消費し過ぎてぶっ倒れちまったようだがな。にしてもまぁあの極限状態の中でそれを思いつき実行するなんてな」

 

「す、凄い……」

 

 あの極限状態の中で超電磁砲(レールガン)を止める方法を思いつき、さらにそれを即座に実行する佐天の行動力に驚きを隠せないでいた。

 

「それでどうだ? 佐天と戦った感想は?」

 

「どうも何もないわよ……」

 

 リボーンは美琴に佐天と戦った感想を尋ねた。すると美琴は大の字になって地面に倒れてしまった。

 

「強くなり過ぎでしょ……普通の女の子がどんな修行したらたった1ヵ月で超電磁砲(レールガン)を止められるまでになんのよ……もう体中が痛くてたまらないわ……」

 

「そうか」

 

 美琴の感想を聞いてリボーンは自分の佐天(生徒)が強くなったのが嬉しかったのか笑みを浮かべていた。

 

「1ヵ月で超能力能(レベル5)に相当する力を手に入れるなんて……1ヵ月前は信じられなかったけど、まさか本当に実現するなんて……」

 

 リボーンと初めて会った時に佐天を超能力能(レベル5)と同じ力を手に入れられるとリボーンは佐天に言った。美琴はその言葉を信じていなかったのだが、佐天と戦ってリボーンが言ったあの言葉が本当だったことを理解した。

 

「でもなんかスッキリしたわ……」

 

 佐天とおもいきっり殴り合い拳で語り合ったことで美琴は嬉しそうな表情(かお)をしていた。

 

(死ぬ気の到達点っていうの力を見て私はビビって諦めたみたい……でもそんな私を佐天さんは救ってくれた……ありがとう……佐天さん……)

 

(どうやら吹っ切れたみてぇだな)

 

 美琴は気絶している佐天の方を向いた。そして心の中でお礼を言った。美琴の表情(かお)を見てリボーンは美琴が完全に吹っ切れたということを理解する。

 

「ん?」

 

 自分の中にあった蟠りが吹っ切れた美琴であったがあることを思い出した。

 

「ねぇ。ちょっと聞きたいんだけど」

 

「何だ?」

 

「あんた前に私に佐天さんがマフィアランドっていう所に行った時のことを話したでしょ?あれはどういうつもりで話したわけ?」

 

「お前の反応を楽しみたいと思ってな」

 

「やっぱりか!」

 

 佐天が自分がツナが好きだとことを知っていながら特に何もなかったことに違和感を感じた美琴はリボーンに真実を尋ねる。リボーンが正直にバラすと美琴は自分の予想が当たっていたとわかって怒りを露にする。

 

「ちなみに佐天から返事が返った時の着信音は俺があらかじめ録音しておいたやつで佐天の返事は俺が勝手にそう言っただけだ」

 

「そこまでして私をいじりたいのかあんたは!」

 

 自分をいじる為だけに色々と手の込んだ小細工をするリボーンに美琴はツッコミをいれる。

 

「ちなみに佐天にお前がツナのことが好きだってことを言ったのは本当だぞ。カエル顔の医者とミサのことで交渉しに言った時に言っておいた」

 

「あんたにはプライバシーってもんがないのか!」

 

「遅かれ早かれバレてたことだ。いいじゃねぇか」

 

「はぁ……もういいわ……」

 

 これ以上、リボーンに何を言っても無駄だと判断した美琴は追及することを諦めた。

 

「そういや沢田はどこにいんのよ?」

 

「何だ。常に惚れた男の居場所をわかってないと落ち着かねぇのか」

 

「ち、違うわよ!!」

 

「お前、結構束縛の強い女なんだな」

 

「だから違うって言ってんでしょ!!」

 

「ツンデレ属性かヤンデレ属性かはっきりしろよな」

 

「だ~か~ら~……違うって言ってでしょうが!!」

 

 あんまりにもリボーンがしつこいので美琴は堪忍袋の緒が切れたのか、美琴はリボーンに向かって電撃を放った。リボーンは電撃を意図も容易く躱す。佐天との戦いでかなり消費したのか電撃の威力は落ちていた。

 

「ツナならデートだぞ。ミサと一緒にな」

 

「は……!?」

 

 

 




という訳で今回の戦いは美琴の勝ちです。正直、どっちを勝たせようか決めずに始めたのでどうしようかと思ったのですがこういう結果にしました。

次回はツナとミサのデート回です。本来だったら10032号とのデート回を学芸都市に美琴たちが行っている間にしようと思ってたんですが、10031号の出番もあった方がいいと思ったので次回やります。


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

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