時は遡り昨日。京子と佐天がスイーツを楽しんでいる間の出来事である。ツナとリボーンはミサのいる中山外科医に訪れていた。ツナとリボーンは定期的にミサの元へ訪れて、経過を見ると同時に暇しないように何かを持って来たりするのである。
「どうだ? 体の調子は?」
「体の痛みもなくなり以前のように活動できそうです。とミサカは自分の体の状態を伝えます」
「よかった……」
リボーンがミサに体の調子を尋ねられてミサは自分の体の調子を答えた。ミサの言葉を聞いてツナは安堵していた。
「ここまで回復できたのはツナとリボーンのお陰です。とミサカはお礼を述べます」
ミサは2人に感謝の言葉を述べる。このミサも学園都市にいるミサと同じくツナとリボーンに呼ぶようになり、ツナとリボーンもミサと呼ぶようになった。
「せっかく回復したんだ。何かしたいこととかあるか?」
今まで治療の為に安静していないといけなかったが、ミサが完全に回復し動いてもよくなった為、リボーンはミサに何かしたいことはないかと尋ねた。
「ミサカは外に出てこの世界を色々と見て歩いてみたいです。とミサカは自分の願望を述べます」
「そうか。じゃあツナ。明日、修行はいいからミサを色々と案内してやれ」
「それはいいけど……大丈夫? 今、佐天もいるんだよ?」
この世界にはミサと美琴のことを知っている者はほんの一部であり、2人が姉妹であるとバレても問題ない上にミサがクローンだと知られる可能性は低い。しかし佐天は美琴のことを知っている。もし妹がいると知れれば学園都市に帰った際にみんなにミサのことを話し、そこから学園都市中に話しが広がりミサがクローンだと知られる可能性があるかもしれない。美琴に妹がいるということを話すのは何もおかしい話ではないのだから。
「とりあえずお前らに発信器を渡しておく。俺が常にお前らの位置を把握しておく。もし佐天とミサがエンカウントしそうならエンカウントしねぇように俺が上手く誘導する。それなら大丈夫だぞ」
「わかった」
リボーンはツナの言いたいことを理解し即座に対策を取った。リボーンの対策を聞いてツナは大丈夫だと理解する。
「さてんとは一体、誰のことですか? とミサカは初めて聞く人物の名が気になります」
「佐天は学園都市から来た女の子だよ。今、こっちの世界で修行してるんだ」
「修行ですか? とミサカは学園都市の人間がわざわざこちらの世界で修行する理由がわからないでいます」
「佐天は
「俺たちの力? とミサカは尋ねます」
「見せた方が早いな。ツナ、ボンゴレギアに炎を灯せ」
「うん」
リボーンがボンゴレギアに炎を灯すよう命じるとツナはボンゴレギアに炎を灯した。
「この発火能力が力なのですか? とミサカは尋ねます」
「ああ。こいつは死ぬ気の炎つってな。超能力とは違う力なんだぞ」
「超能力と違う力……!? とミサカは驚きを隠せません」
「死ぬ気の炎には演算も
「誰でも……そんな力が……とミサカは新たな力を知って驚きます」
ミサは死ぬ気の炎という新た力にも驚くと同時に、ツナ自身も
「つってもこの力の存在を使ってんのは主に裏社会の人間。
「そんな技術を学園都市の人間に教えて良いのですか? とミサカは今後、学園都市が混乱する可能性を示唆します」
ミサは佐天を通じて学園都市に死ぬ気の炎の存在が知れれば、学園都市で死ぬ気の炎を使った者たちの暴走が始まるのではないかと思っていた。
「そこは問題ねぇ。死ぬ気の炎を使う為のリングの製造方は俺たちの世界でしか知らねぇからな」
「それなら大丈夫ですね。とミサカは理解します」
「それに佐天はボンゴレの次期ボスであるツナの妻になる女だからな。教えんのは当然のことだぞ」
「変なことを言うな!! 俺と佐天はマフィアにならないし!! 勝手に嫁にするな!!」
リボーンが佐天をマフィア扱いした上に自分の妻だと言ったことにツナはツッコミをいれる。
「ツナは佐天という少女のことをどう思ってるのですか? とミサカは尋ねてみます」
「どうって……優しくて明るくて、前向きで料理ができる素敵な女の子だと思ってるよ」
「ではミサカ自身のことはどう思っていますか? とミサカは尋ねます」
「え? ミサのこと? まだ出会って間もないからわからないからなー……」
ミサと出会って3日しか経過していない為、ツナはいきなりミサがどんな女の子なのかすぐにわからず腕を組んで考えてしまう。
「やっぱり誰かを護ろうとすることのできる優しい子かな。俺が実験のことを知った時に俺を護ろうとしてくれたし」
ツナは思い出す。ツナが実験の一旦の触れてしまった際に情報操作すると言って自分を護ろうとしたことに。
「それがツナから見たミサカの印象なのですか? とミサカは確認を取ります」
「うん。だってこれって誰にでもできることじゃないと思うんだ。自分があんなにボロボロだったのに他人のことを救おうとすることなんて普通できないよ。やっぱり美琴と似てるんだよねミサって」
ツナは自分のことを犠牲にして他人を護ろうとする部分が美琴と似てるということをミサに伝える。
「佐天という少女の時は印象をたくさん言っていたのにミサカの時はそれだけなのですね。とミサカは不満を漏らします」
「い、いや……ミサとは会って3日ぐらいしか経ってないし……」
「学園都市じゃあツナと佐天は同棲してるしな。一緒にいる時間がある分、他の奴らより佐天の印象が強いんだろ」
「それは本当なのですか? とミサカは確認を取ります」
「う、うん。本当だけど……」
「それに今はツナの部屋で一緒に寝てるしな」
「同じ布団になるなんてやっぱりツナは佐天という少女にいやらしいことをしようとしてるのですね。とミサカはツナを軽蔑します」
「しないから!! それに同じ布団で寝てないから!!」
リボーンの言葉を聞いてミサはツナと佐天が同じ布団で寝ていると勘違いしてしまっていた。ミサの言葉を聞いて顔を赤くしながらツッコミをいれる。
「でもお前、前に佐天に抱きつかれた上に鼻血まで出して喜んでたんじゃねぇか」
「見てたのかよ!」
リボーンは佐天が酔った時のことを語る。あの時、リボーンはいなかった為知られていないと思ってたツナであったがきっちりと見られていたと知って驚いていた。
「やっぱりツナは変態なのですね。とミサカはゴミを見るような視線でツナのことを見ます」
「違うからねミサ! あれは事故だから! 父さんが間違って酒を飲ませて佐天が酔っ払っておかしくなっただけだから!」
「それを利用して女体を堪能していたのですね。とミサカはその時のツナの心境を推測します」
「してないから! そんな状況じゃなかったから! いきなりキスとかされそうになって大変だったんだから!」
「男性なら嬉しいシチュエーションなのでは? とミサカは頬が緩みまくっているツナを見てそう思います」
「緩んでないから!」
「男性は女性相手になら誰だって鼻を伸ばす生き物でありツナも例外ではないです。とミサカは男性の心理について語ります」
「何でさっきから俺に対してそんなに辛辣なの!? 俺ミサになんかしたっけ!?」
先程から自分の言うことに対して全く信じてくれないミサにツッコミをいれる。相変わらず無表情なミサではあるが実はものすごく嫉妬しているということにツナは気づいていない。
「だったら明日は俺がホテルを予約してやろうか。お前ら2人で泊まってこい」
「それは名案です。とミサカはリボーンの意見に賛同します」
「ええ!?」
再び舞台は戻って並盛山
「つー訳だぞ」
「何やってんのよ!!」
デートするだけでも耐えられないのにも関わらず、ツナとホテルに泊まるというイベントまで発生してると知って美琴は顔を真っ赤にしていた。
「私の妹と沢田が同じ部屋に泊まるようにするなんてどういうつもりよ!!」
「何だ嫉妬してんのか? そういやさっき自分だけを見て欲しいって言ってたもんなお前」
「そ、そんな訳ないでしょ!! 沢田が私の妹に変なことをしないか心配してるだけよ!!」
ニヤニヤしながらそう言うリボーンに対して美琴は顔を赤くしながらそう答えた。1度はツナのことを好きだと認めた美琴であったがすぐに元の美琴に戻ってしまった。
「そんなに気になるんならお前もホテルに泊まれるように手配してやろうか? あっ!でもお前門限があるしダメだもんなー。常盤台の
(こ、こいつ……!!)
ニヤニヤしながらわざと煽ってくるリボーンに美琴は怒りを覚えていたが、ここで言い返せばリボーンに負けたことになるのでグッと堪えていた。それに門限を破りたくとも最近、実験関連で夜に無断外出してしまったせいで寮監の怒りに触れてしまったのでそれができないのである。
波乱のデート。一体どうなる!?
こんな長くなるはずじゃなかったのに……
総体をアンケートで出すと言っていますが今回は出しません。大覇星祭で出そうと思っています。
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