ミサがナッツと打ち解けた後、ツナたちは。
「これがクレープというものですか。とミサカは生クリームとチョコバナナが織り成すハーモニーに満足します」
ミサがクレープを食べたいと言ったのでツナはクレープを売っている店を案内した。
「結構、食べるねミサ……」
「ガウ……」
現在ミサはこの店にてクレープを食べている。あまりの食欲にツナとナッツは驚きを隠せないでいた。クレープの他にもたこ焼き、たい焼き、フライドポテトも食べている。ミサはリボーンからかなりお金を貰っている為、これくらいどうということはないのであるが。
「研究所では点滴や錠剤での栄養補給が主だった為、食べるという行為に興味があるのです。とミサカはクレープを堪能しながら説明します」
「え……食べさせてもらえなかったの……?」
「ミサカたちは産まれてもすぐに
「……」
ミサの話を聞いてツナは何も言うことができず
「けど今は生きてよかったと心の底から思っています。とミサカは現在の心境を語ります」
「え……!?」
「ツナがミサカたちを救ってくれたお陰で、この世には色々と面白いものがあるのだということを知り、もっと生きてみたいと思っている自分がいます。とミサカは心の変化を語ります」
「ミサ……」
少し前まで自分が殺されることに何の疑問を抱いていなかったミサが生きたいと言ったことにツナは驚くと同時に嬉しく思っていた。
「ご馳走でした。とミサカは本日4度目の合唱を終えます」
ミサはクレープを食べ終えると両手を合わせて合唱した。そして再びナッツを両手で抱き抱える。
「次は何食べたい?」
「食事はもう充分なので次はおもいっきり体を動かしてみたいです。とミサカは次の願望を述べます」
「運動か……」
ミサが体をおもいっきり動かしたいと言ったのでツナはどこに連れて行こうか考え始める。
「お姉様? とミサカはお姉様の近づいて来るのを感じます」
「え!? 美琴がこの世界に来てるの!? 」
ツナは美琴が来ているということを知って驚きの声を上げる。今日、美琴がこの世界に来るということをツナはリボーンから聞かされていない。
「というか何で美琴がいるってわかるの?」
「ミサカとお姉様は同質の力を持っているのでその力を互いに感じ取ることができるのです。とミサカは説明します」
「へー。そうなんだ」
なぜミサが美琴の姿を視認していないのにも関わらず美琴が近づいているというのがわかるのかという理由を知ってツナは感心する。
「や、やっと見つけたわー!」
「あ。本当に来た」
「ガウッ!?」
すると2人の正面から美琴が走って来る。信じていなかった訳ではないが、ミサの言った通り美琴が本当にこの世界にいたので少しだけ驚いていた。ナッツは視界に美琴が映った瞬間、怯えながらミサの胸元に顔をうずめてしまっていた。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「ど、どうしたの? 美琴そんなに慌てて……?」
美琴は両膝に両手を置いた状態で息を切らしていた。そんな状態の美琴を見てツナは何かあったのではないかと思っていた。
「リボーンから聞いたのよ……あんたたちが一緒にいるって……」
「成る程ね。というか何で美琴がこの世界にいるの? 何かあったの?」
「へっ……!? そ、それは……!?」
ツナがこの世界にいるということは何かしらの用があったのではないかと思い尋ねた。ツナの言葉を聞いて美琴は顔を赤くしながらモジモジし始める。リボーンから2人がデートしていると聞いていても立ってもいられなくなったので飛び出して来ただけなので本当のことが言えないのである。
「用がないのでしたら行きましょう。とミサカはお姉様に別れを告げます」
「あ、あるわよ!!」
「では何の用ですかお姉様? とミサカは尋ねます」
「そ、それは!! あれよ!! 姉である私としては妹を護る義務があるのよ!! だから来たのよ!!」
「心配してくれるのはありがたいのですがミサカにはお姉様よりも強いツナがいるので、帰って頂いても大丈夫です。とミサカは護衛が必要ないということを伝えます」
「か、帰れって何よ!! こっちがせっかく心配してるっていうのに!!」
「お姉様がいたらナッツが怯えたままで可哀想です。とミサカはナッツのことを心配します」
「なっ!? 何でナッツがあんたに……!?」
自分と同じ顔をしているのにも関わらず、ナッツがミサに懐いているという事実に美琴は驚きを隠せないでいた。
「最初ナッツはお姉様と似ているミサカを怯えていましたが打ち解けることに成功しました。とミサカはナッツの頭を撫でながら伝えます」
「ぐぬぬぬぬ……!?」
ナッツに触られてもなお怖がられないことに美琴は嫉妬してしまっていた。
「俺は美琴のことを怖がってないから懐いてもいいはずなんだけどなー」
「何であんたとナッツが懐くことが関係あんのよ?」
「ナッツと初めて会った時、俺が心の中で不安を抱えてたからナッツは俺に襲いかかって来たんだ。けど不安が無くなってからはナッツが襲いかかって来なくなったんだ」
「それは何? あんたの深層心理がナッツに反映されてるってこと?」
「う、うん……そうだけど……ど、どうしたの美琴……!?」
「ナッツが懐かないのはあんたが心のどこかで私に対して恐怖してるからってことでしょ……?」
「い、いや……だから……これに関しては俺の心とか関係なくナッツ自身の問題であって……」
「じゃあ何で今、あんたは私を見てビビってんのよ!?」
「それは美琴が……怖い顔をしてるいるからであって……」
「だったら今すく私への恐怖心を無くしなさい! 今すぐ!」
「急に言われても無理だから! 一旦、落ち着こう美琴!」
美琴はナッツと仲良くなりたいという思いが強すぎたのかツナに恐怖心を無くせるように命じがその必死過ぎる顔を見て恐怖心を捨てられる訳もなかった。
「諦めてんじゃないわよ! さぁ早くしなさい!」
「み、美琴……苦しい……」
「ガウウ……」
美琴は両手でツナの胸ぐらを掴みながらツナの体を揺らす。ツナは苦しいと訴えるが必死になり過ぎている美琴にその言葉が届くことはなかった。この光景を見てナッツはさらに美琴に恐怖することになってしまった。
「わっ!」
「そこまでです。とミサカは制止します」
ミサは美琴の横暴を見ていられなくなったのかツナを引き剥がした。
そして
「これ以上の乱暴はいくらお姉様でも許しません。とミサカは宣言します」
「ちょっ!? ミサ!?」
「なっ!?」
ミサは両手でツナの腕へ絡み付いた。ミサの行動を見てツナと美琴は顔を赤くしながら動揺する。
「ツナは私の大切な人です。とミサカは明確な意思を露にします」
「……」
美琴はミサの話を聞いて両手を強く握り涙目になりながら、プルプルと体を震わせていた。それもそのはず。ナッツに怖がられ、
「知らない……」
「み、美琴……?」
「あんたなんて知らないんだからーーーー!! このバカーーーー!!」
美琴は顔を真っ赤にしながら叫ぶとそのまま走り去ってしまったのだった。
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