嫉妬のあまり怒りを爆発させて帰ってしまった美琴。ツナは美琴に追いかけようとしたのだがミサに今の美琴に何を言っても意味がないと言われて追うことを諦めた。その後、ツナはミサの行きたい場所を案内して行った。
そして時刻は夕方になる。ツナとミサはリボーンが予約したホテルへと向かって行く。
「こ、ここって……!?」
ツナはこのホテルに見覚えがあった。なぜなら今、2人が来ているホテルは継承式の際に9代目が泊まっていた超がつく程の高級ホテルだったのだから。
「ここは凄い高級ホテルなのではないですか? とミサカは尋ねます」
「うん……リボーンの奴まさかここまでするとは……」
男女2人きりでホテルに泊めさせるということ事態、規格外の提案であるのにも関わらずさらに超がつく程の高級ホテルを用意するリボーンの策略にツナは驚きを隠せないでいた。2人はホテル内に入り、受付を済ませるとカードキーに書かれた番号に向かって行く。そして部屋の扉を開ける。
「なっ!?」
ツナが扉を開けると驚きの声を上げる。なぜなら部屋にはベッドが1つしかなかったのだから。
「ベッドが1つしかないですね。とミサカは内部の状況を分析します」
「冷静に分析してる場合じゃないよ!」
ベッドが1つであるという状況であるのにも関わらず全く動揺せず冷静でいるミサにツッコミをいれる。
その時だった
「よう。楽しでるかお前ら」
「リボーン!?」
部屋にあるテレビが勝手に起動する。テレビの画面にはリボーンが映っていた。リボーンがテレビ画面に映ったことにツナは驚きを隠せないでいた。
「って! これどういうことだよ! ベッドが1つしかないぞ!」
「当たり前だろ。あらかじめ俺がそういう風にしたんだからな」
「女の子と同じベッドで眠れる訳ないだろ! 俺は帰るぞ!」
流石にミサと同じベッドで寝れないのでツナは飛び出して行く。
が、
「あ、あれ!? 開かない!?」
ツナは扉を開けようとドアノブに手をかける。しかし押しても引いても扉が開くことはなかった。何度やっても扉が開かないことにツナは焦りを見せていた。
「無駄だぞ。その扉は開かないように俺が細工してある」
「なっ!? どういうことだよ!?」
「その部屋の扉を開けるにはある条件を満たさないと開かねぇぞ。俺がそういう風に仕組んでるからな」
「条件? 何だよそれ?」
この部屋から出る為に条件があるということを知ってツナは疑問符を浮かべる。
「ミサとベッドで一緒に寝て一晩過ごせ。それで扉が開く」
「はぁ!? どういうことだよ!?」
「そのままの意味だぞ。要するに今、お前たちいる部屋は一晩一緒に過ごせないと出られない部屋ってことだ」
「なっ!?」
リボーンからこの部屋の詳細を聞いてツナは驚きを隠せないでいた。
「グッジョブですリボーン。とミサカはリボーンに惜しみない称賛を送ります」
「何で!?」
ミサは親指を立てながらこのような状況を作ってくれたリボーンに感謝の意を送った。ツナはミサの発言に聞いて驚きを隠せないでいた。
「お前ならぶっ壊して突破できるだろうがな。それがお前にできんならな」
「そ、そんなことする訳ないだろ!」
「どうしても嫌だってんなら別に構わねぇぞ。その代わり、俺と一緒に明日の朝までネッチョリ修行してもらうがな。どうするツナ?」
「こ、このまま……泊まらせていただきます……」
リボーンの第2の提案を聞いてツナはリボーンのスパルタ修行を受けるよりもミサと一緒に一晩過ごすことを選んだ。
「そんじゃ。楽しめよお前ら」
そう言うとテレビの画面が一方的に切られる。そして再び静寂が訪れる。
「え、えっと……ごめんミサ……リボーンが勝手に……」
「何も問題ありません。とミサカはむしろ美味しすぎる展開に喜びを感じています」
「だから何で!?」
リボーンの勝手な行動に対して謝るツナ。しかしミサは気にするどころか喜びを感じていた。なぜミサが動揺しないのかわからずツナは驚いていた。
「それではミサカはシャワーを浴びてきます。とミサカは次の予定を告げます」
「あ。うん。いってらっしゃい」
「覗かないで下さいね。とミサカは忠告します」
「の、覗かないよ!」
ミサの言葉を聞いてツナは顔を真っ赤にしながら叫んだ。それだけ言い残すとミサは風呂に入っていった。
「はぁ……リボーンの奴、一体何を考えてるんだよ……」
また滅茶苦茶なリボーンの行動にツナは嘆息してしまっていた。ミサがシャワーを浴びてから15分後。ツナも同じくシャワーを浴びた。
「じゃ、じゃあ……そろそろ寝ようか……」
「はい。とミサカはツナの意見に賛成します」
1日中、歩き回っていたということもあり2人は早く寝ることにした。そしてツナは部屋の電気を消すと、2人はベッドにて横になる。
「どうしてそんなに離れるのですか? とミサカは純粋な疑問に尋ねます」
「い、いや……だって………」
「もしかしてツナは私に意識してるいるのですか? とミサカはツナの心理状態を推測します」
「そ、そりゃ……女の子と一緒に寝てるんだし……意識しない訳が……」
「そうですか。とミサカは次の行動に出ます」
「ミ、ミサ!?」
自分から距離を取り、顔を合わせないようにしているツナにミサは近づくと、横になっている状態のツナに後ろから抱きついた。抱きつかれたツナは顔を真っ赤にする。
「ツナの背中は温かいのですね。とミサカはツナに抱きついた感想を述べてみます」
「ちょっ……ミサ……何をやって……!?」
「抱き枕の代わりです。とミサカは抱きついた理由を答えます」
「だ、抱き枕って……」
ツナは自身を抱き枕扱いされたことに驚くが、それよりも
「いい抱き枕心地です……とミサカは……」
(寝た!?)
ツナの抱き心地がよかったのかミサはそのまま眠ってしまった。ツナは抱きつかれたまま寝てしまったことに驚いてしまった。
(やはりあの方の言う通りでしたね……)
眠ったと思ったミサであったが寝たフリをしていただけだった。
時は遡り。ミサが入院していた頃。
「ツナと一緒にいると心臓の鼓動が早くなるのですがこれは病気ですか? とミサカは尋ねます」
ミサはベッドの上から自分の護衛の為いるディーノに自身に起こっていることを尋ねた。
「それはお前がツナに恋してんのさ」
「恋ですか? とミサカは再び尋ねます」
「お前はツナと一生を共にしたいと思う程、好きでいるんだ。だからそれは病気なんかじゃねぇ。お前の気持ちを体が伝えてるだけだ」
「これが恋……」
そして再びホテル
(もし私たちが普通に生きられるよう未来になったらその時はこの気持ちをあなたに伝えます。とミサカは心の仲で宣言します)
こうしてツナとミサのデートは幕を閉じた。
次回は佐天が新しい力を手に入れる話をやりまーす。ここからリボーンキャラを3人程、出そうと思ってます。
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