とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)181 新たな力

 

 

 

 佐天はタルボによって新しくなったリングに炎を灯す。

 

「ピュイ!」

 

「キュー!」

 

「ウサギとペンギンか」

 

「これが私の(ボックス)アニマル……」

 

 リングの中から出て来たのは白いウサギとペンギンだった。自分専用の(ボックス)アニマルを見て佐天は今イチ実感がわかないのか呆然としていた。

 

晴ウサギ(コニッリョ・デル・セレーノ)。そして雨ペンギン(ピングイーノ・ディ・ピオッチャ)じゃ」

 

「え、えっと……」

 

「イタリア語だ。晴ウサギと雨ペンギンっていう意味だ」

 

 タルボの言っている言葉がわからず困惑する佐天であったが、リボーンが翻訳した。

 

「新機能を試す前にとりあえずこいつらに名前をつけたらどうだ佐天?」

 

「名前か……うーん……」

 

 名前と言われて佐天は両腕を組んでどんな名前にしようか悩み始める。

 

「じゃあウサギの方はコルイ。ペンギンの方はクイーンかな」

 

 20秒ほど、悩んだ後に佐天はウサギとペンギンの名前を思いついた。

 

「ウサギの方はお前の名前のアナグラム。ペンギンの方はピングイーノのグイーノの部分をもじったのか」

 

「うん。これからよろしくねコルイ。クイーン」

 

 そう言うと佐天は左手でコルイの頭を右手でとクイーンの頭を撫でた。コルイとクイーンは佐天に警戒することなくすぐに懐いた。

 

「名前も決まったようだし次は新機能を試してみぃ」

 

「どうすればいいんですか?」

 

「簡単じゃ。其奴らに向かって形態変化(カンビオ・フォルマ)と言うだけじゃ」

 

「まずはコルイの方から試してみろ佐天」

 

「うん」

 

 タルボが佐天に新機能を発動させる方法を教える。リボーンの言葉を聞いて佐天はコルイの方を見る。

 

「コルイ。形態変化(カンビオ・フォルマ)

 

 佐天がそう言うとコルイの体が輝き始める。そして佐天の両手に形態変化(カンビオ・フォルマ)したコルイが移動する。

 

「こ、これって……!?」

 

 佐天の両手に握られていたのは木製の三節棍だった。初めての形態変化(カンビオ・フォルマ)に佐天は驚きを隠せないでいた。

 

「三節棍か」

 

晴の三節棍(ランデッロ・セジオーネ・トレ・セレニタ)じゃ」

 

「三節棍って……漫画とかアニメとかでしか見たことないんだけど……」

 

 漫画やアニメで三節棍を見たことはあるが実際に手に取って見るのは初めてであるので、驚きを隠せないでいた。

 

「三節棍の扱いを教えてやる。とりあえず試してみろ佐天」

 

「う、うん……」

 

 リボーンは三節棍の扱い方を教える。リボーンの言う通りに佐天は三節棍を振るっていく。

 20分後

 

「ほう。もう扱えるようになったのか。器用じゃのう」

 

 佐天はすでに三節棍を扱えるようになっていた。たった20分で三節棍を扱えるようになっていたことにタルボは感心していた。

 

「どうだ佐天? 扱えそうか?」

 

「まだちょっと違和感があるけど、慣れたら扱えそう」

 

「そうか。とりあえず三節棍の練習はその辺にして次にいくぞ」

 

「うん。えっと……どうしたら元に戻るの?」

 

「普通に戻れって言えば戻るぞ」

 

「戻って。コルイ」

 

 リボーンの言われた通りするとコルイは三節棍の状態から元の姿に戻って地面に降りる。

 

「次はクイーンの方だな」

 

「クイーン。形態変化(カンビオ・フォルマ)

 

 佐天がクイーンの方を向いてそう言うとクイーンの体が光り輝き始める。そして形態変化(カンビオ・フォルマ)したクイーンが右手に握られる。

 

雨のボウガン(バレストラ・ディ・ピオッチャ)

 

「雨のボウガン。8代目と同じタイプのボウガンか」

 

「8代目と?」

 

「8代目はボウガンを主力武器(メインウェポン)にして戦ったボスなんだぞ」

 

(私が8代目と同じ武器を……)

 

 第2の武器が8代目と同じ武器だと知って佐天は驚いていた。

 

「なんかボンゴレのボスってみんな武器が個性的だよね」

 

「武器が被ってるのはツナと初代くらいなもんだ。後は全員、バラバラだからな」

 

「2代目の小僧は武器すら持っておらず素手じゃったがな。まぁ憤怒の炎を持ってたおったからのう」

 

「憤怒の炎?」

 

 憤怒の炎という聞いたことのない単語を聞いて、佐天は疑問符を浮かべる。

 

「憤怒の炎。死ぬ気の炎の亜種で2代目が持ってたとされる光球の炎だ」

 

「高級? 炎に価値があるの?」

 

「その高級じゃねぇ。光の球と書いて光球だ」

 

「あっ! そういうこと!」

 

 光球を高級と勘違いした佐天であったが、リボーンの説明で光球の意味を理解し相槌を打った。

 

「それで憤怒の炎って何なの?」

 

「死ぬ気の炎は炎自体が破壊力を持った超圧縮エネルギー。それは知ってるな?」

 

「うん」

 

「その中でも憤怒の炎はあらゆるものを灰に帰す死ぬ気の炎の中でも圧倒的な破壊力を持った炎。2代目が激昂した時に見せたことから今は死ぬ気の炎とは別に憤怒の炎と呼ばれるようになったんだ」

 

「そんなに凄いの? 憤怒の炎って?」

 

「現在、憤怒の炎を持ってる奴がボンゴレにいるが純粋な破壊力じゃあツナよりも上だ」

 

「ツナさんより上……!?」

 

 炎の破壊力でツナよりも上の人物がいるということが信じられなかったのか佐天は驚きを隠せないでいた。

 

「2代目の小僧はそりゃあ強かった。戦いに明け暮れボンゴレの敵となる者を次々に潰し勢力を拡大していった。じゃが自警団じゃったかつてのボンゴレは見る影もなくなりボンゴレはマフィアへと変わってしもうた」

 

 タルボの脳裏にはボンゴレの主権が初代から2代目へと移行した時のことが浮かんでいた。

 

「さて。用も終わったしわしはそろそろ帰るとするかの」

 

「今日はありがとうございました」

 

 佐天は自分専用の新しいリングを作ってくれたタルボに頭を下げお礼を言う。

 

(この子たちと一緒に強くなってツナさんに追い付くんだ!)

 

 コルイとクイーンを見ながら佐天は心の中でそう誓うのであった。

 

 




アニメでリボーンが憤怒の炎の説明する時に光球という言葉を使っていましたが、僕は高級と勘違いしていました。今回はその勘違いを取り入れてみました。

佐天はX(イクス)グローブに三節棍にボウガン。そして時雨蒼燕流というてんこ盛りになっていますが佐天の強さは手数の強さです。同じ土俵でも極めてる奴には勝てません。暗器キャラみたいな感じだと思って下さい。

何でボウガンと三節棍にしたのかというと

・佐天と8代目がなんとなく似てると思ったから同じ武器にしようと思いました。
・三節棍は呪術廻戦の特級呪具、遊雲を見てかっこいいなと思ったからです。


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