デスマウンテンにて修行することとなったツナたち。最初はツナと手を繋げて棚からぼた餅状態になった佐天であったが……
「な、何で大岩が転がって来るのー!?」
「佐天!! 今は走ることに集中した方がいいよ!!」
現在2人は転がって来る大岩から必死に逃げ惑っていた。2人が走っている道は崖に囲まれた狭い道である為、横道に反れて逃げるという選択肢はないのである。
「佐天! あれ!」
ツナが指を指した先には崖だった。そこには狭いスペースであるがなんとか2人が入れるだけの隙間があった。2人は咄嗟に隙間に飛び込んだ。2人が飛び込んだ後、大岩が通過し事なきを得た。
と思われたが
(あああ!? ツナさんと密着してる!?)
佐天は顔を真っ赤にしながら動揺していた。現在、佐天は隙間の奥の方でツナと零距離で密着している状態になってしまっており、大岩を回避して安堵するどころではなくなっていた。
「ご、ごめん!! 佐天!!」
佐天と密着してると知ってツナは顔を赤くしながら慌てて隙間から離れた。ここから2人は崖のゾーンを抜けてる。崖のゾーンを抜けると今度は草木が1本も生えていない広野に辿り着く。
「何で空から手榴弾!?」
「どうなってるのー!?」
広野に辿り着いた瞬間、ツナと佐天の頭上から手榴弾の雨が降り注ぐ。遮蔽物がない開けた広野である為、先程のような逃げる場所がないので走るしかなかったのである。
「「し、死ぬかと思った……」」
爆発エリアを突破した2人は爆発から逃げ切ることに成功し安堵していた。現在2人がいるのは草むらが生い茂るエリアである。
「とにかくここで一息……」
この草むらエリアであれば何もないだろうと思い佐天は腰を下ろした。
その時だった
ドドドドドドド!
「な、何か聞こえない佐天……?」
「聞こえますね……というかこっちに近づいて来てません……?」
遠くから轟音が響き渡っているのを2人は感知する。そしてその轟音が自分たちのいる場所へと近づいて来ているということも感知する。
そして轟音の正体が判明する。
「「動物の群れ!?」」
轟音の正体は大量の動物だった。野良犬、熊、猪、狼、羊、ヤギなどの大量の動物が2人の方に向かって来る。
「逃げるよ佐天!」
「は、はい!」
こうして2人はまともに休息を取ることもできないまま、全速力で走り出した。
「な、なんとか撒けましたね……」
「だね……」
全速力で逃げること15分。佐天とツナは動物の群れから逃げ切ることに成功する。2人ともリボーンの生徒である為、これだけ走ってもなお息を切らしてはいなかった。ここからさらなる
「「ピ、ピラニア!?」」
川を渡ろうと岩の上をジャンプして渡ろうとした2人であったが、なぜか川にピラニアがいたり。
「「水ーーー!?」」
下り坂を下っていると後ろから大量の水が流れ込んできたり。
「「地雷!?」」
普通に歩いていたら急に地面が爆発し、危うく地雷の餌食になりかけたりしかけた。
「こ、これがデスマウンテン……常識が通じない……」
「前に来た時はは完全に遭難したあげく、火に囲まれてその後、巨大化したエンツィオが襲ってきたしたしね……」
佐天はデスマウンテンの恐ろしさを身に染みる。ツナは中学の時にデスマウンテンに来た時のことが脳裏に浮かんでいた。2人がそんなことを言っていると今度は森のエリアに入る。
「きゃあ!!」
「うわぁ!!」
2人が森の中に入って少しすると地面から拘束用の網が飛び出し2人は網の中に捕らわれてしまう。網の中に捕らわれた2人は再び密着してしまう。
さらに
「っ!?」
「ツ、ツナさん……!? そこは……!?」
ツナと佐天は顔を真っ赤にしていた。なぜならツナの顔が佐天の胸によっておもいっきり押し潰されてしまっていたのだから。
「ダ、ダメです……!? そんなに動いたら……あんっ!!」
ツナはなんとか佐天の胸から抜け出そうと動く。しかし抜け出せないどころかさらに佐天を刺激する形になってしまう。そのせいで佐天はいやらしい声が出てしまった。
「いで!!」
「きゃ!!」
しばらく暴れたせいで網を支えていた紐が切れてツナと佐天は地面に落下する。だがそのお陰で網が開いて脱出することができた。
「ご、ごめん……!! 佐天……!?」
「い、いえ……!?」
網から抜け出せたのはよかったが、先程の出来事のせいでお互い顔を赤くし、視線を反らしてしまった。この後、気まずくなった2人はまともに互いの顔を見るこちができないまま、デスマウンテンを進んで行く。
そして
「お。ついに来たかコラ!」
ついにコロネロのいる地点に辿り着いた。そこにはコロネロと青色の髪をした高身長の女性が立っていた。
「ラル!?」
「久しぶりだな。沢田」
ツナはこの女性のことを知っていた。この女性の名はラル・ミルチ。ボンゴレ門外顧問組織。CHDEFの1員であり、アルコバレーノの
「ラルって……」
佐天はラルという単語を聞いて佐天は思い出す。目の前ににいる女性がコロネロが前に言っていた人物だということを思い出す。
「そうだぜコラ! こいつが前に言った俺のかつての上官のラル・ミルチだ」
「やっぱり! 教官と生徒の関係でありながら禁断の恋に落ちたっていうあの!」
「ぶっ!!」
佐天の言葉を聞いた途端、ラルは顔を真っ赤にしながらおもいっきり吹いてしまった。まさか佐天がこのことについて知っているとは微塵も思っていなかった為、完全に油断していたのである。
「コ、コロネロ貴様!! 何を変なことを教えている!!」
「相変わらず可愛いなお前は」
「やかましい!!」
ラルは自分たちのの過去をバラしたことを咎める。だが
「俺はラル・ミルチ……お前が家光の言っていたリボーンのもう1人の生徒か?」
「は、はい。佐天涙子といいます」
初対面でいきなり醜態を晒してしまったラルであったが、何事もなかったかのように自己紹介する。ラルの心中を察したのか佐天は先程のことについて言及せず自己紹介した。
「今日は俺がお前を鍛えてやる。俺は甘くはないぞ。覚悟しておけ」
「は、はい!」
「沢田は俺が鍛えてやるからな覚悟しておけよコラ!」
「ひぃいいいい!」
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