とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)186 佐天vs元軍人(ラル・ミルチ)

 

 

 

 デスマウンテンを乗り越えコロネロとラルの元に辿り着くことに成功したツナと佐天は2人の修行を受ける。

 

「死炎速!」

 

「甘い!」

 

「ぐっ!?」

 

 ラルは超スピードで自分の元に向かって来る佐天の攻撃をしゃがんで躱すと腹部に肘鉄を叩き込んだ。さらに上段蹴りにて佐天を上空へ蹴り飛ばした。

 

「機動力は申し分ないが真っ直ぐにしか飛ばない分、軌道が読みやすい! 使うタイミングを選べ!」

 

 するとラルは腕に装備していたガントレットを標準を佐天に定める。そしてガントレットから佐天に向かって霧の炎を纏った弾丸が佐天に向かって行く。佐天は弾丸を炎で打ち落とすと同時にラルに突っ込んでいく。

 

「っ!?」

 

 だが佐天はラルを通り過ぎ、地面に着陸する。真正面からの攻撃と見せかけたフェイントにラルは驚きを隠せないでいた。

 

晴静拳(せいせいけん)!」

 

 佐天は振り向くと同時に晴の炎と晴の活性で強化した雨属性の炎を纏った拳を繰り出す。晴の炎で強化した雨の炎で相手を鎮静化し、本命である晴の炎を相手にぶつける2段構えの技である。美琴の超電磁砲(レールガン)を防いだ時のを佐天自身が攻撃として昇華させたのである。

 

「な……!?」

 

 だが佐天の拳はラルのリングが放たれた雨属性の炎によって防がれてしまう。ラルが雨属性の使ったことに佐天は驚きを隠せないでいた。佐天は咄嗟にラルから距離を取る。

 が、

 

「しまっ……!?」

 

 飛び引いた瞬間にラルを足をかけられて落下して地面に落下する。地面に落下した衝撃で一瞬、目を瞑ってしまった佐天。

 

「っ!?」

 

 再び目を開くとラルがガントレットの標準に自分に向けていた。ラルは容赦なく弾丸を放つ。

 

(軌道をずらされたか……)

 

(危なかった……)

 

 だが弾丸は上空に飛んで行った。佐天は咄嗟にラルのガントレットに向かって蹴りを繰り出して弾丸の軌道を上へ反らしたのである。

 

「死炎光線!」

 

 佐天は右手の人差し指をラルに向けると指先から炎のレーザーを放った。ラルは上半身を反らしてレーザーを躱した。佐天はラルがレーザーを躱した隙に炎を逆噴射させてその場から離れる。

 

(つ、強い……詳しいことは知らないけど本来だったらこの人もリボーン君と同じアルコバレーノになる人だったのよね……)

 

 佐天はコロネロが前にラルがアルコバレーノになるはずだったと言っていたことを思い出す。

 

「晴の活性で雨属性の炎を強化するとは面白い発想だが俺が雨属性の炎を持ってないと思い油断したな」

 

「……」

 

 ラルの言う通り佐天はフェイントに加えあらゆる炎を鎮静化できる晴静拳を放ったことで完璧に決まったと思い込んでしまった。ラルの言い分に佐天は何も言うことができないでいた。

 

「沢田と同じ力を持っても沢田には遠くに及ばん」

 

「わかってる。だから越えるのよツナを」

 

「沢田を越えるだと? 本気か?」

 

「本気よ」

 

 ラルは佐天にツナを越えるという覚悟が本当なのかどうか確かめる。佐天は即答で答える。

 

「ふっ。いいだろう」

 

 ラルは佐天のツナの覚悟が本物だということを理解すると口元を緩ませる。そして戦闘体制を取る。

 

「コルイ。形態変化(カンビオ・フォルマ)

 

 佐天がそう言うと晴のリングが輝き始める。そして佐天の右手に木製の三節棍が握られる。

 

晴の三節棍(ランデッロ・セジオーネ・トレ・セレニタ)

 

「どこからでもかかってこい」

 

 ラルがそう言うと佐天は左手を後ろに下げると炎を逆噴射させて突っ込んで行く。ラルはガントレットから弾丸を放った。

 

(弾丸が……!?)

 

 すると途中で弾丸が増える。急に弾丸が増えたことに驚きを隠せないでいた佐天であったが、三節棍の先端を回転させて弾丸を防いでいく。三節棍によって全ての弾丸は爆破していく。佐天は勢いを殺すことなくラルに向かって行く。

 

「はぁ!」

 

 佐天は1回転した後に三節棍をラルの顔面目掛けて放った。ラルは回転によって強化された三節棍を左腕に装備しているガントレットで防ぐ。

 

「っ!?」

 

 だが佐天の右手にあった三節棍はどこにもなかった為、ラルは驚きを隠せないでいた。

 

「時雨蒼燕流。攻式五の型。五月雨」

 

 佐天は攻撃のタイミングをズラすろラルの脇腹目掛けて三節棍を放った。

 

「っ!?」

 

 だが三節棍が決まる前にラルは佐天の左手首を掴んで五月雨を無効化する。五月雨が無効化されたことに佐天は驚きを隠せないでいた。

 

「ゴハッ!?」

 

 ラルはそのまま佐天を引き寄せると佐天の腹部に左足の膝蹴りを喰らわせる。

 

「どうした? もう終わりか?」

 

「ガハッ!?」

 

 さらに左腕で肘鉄を佐天の額に喰らわせる。額に肘鉄を喰らった佐天は反撃に出ようとするが佐天の目の前にラルの姿はどこにもなかった。

 

(上!)

 

 上から殺気を感じて佐天は上空を見る。そこには右足を高く上げてかかと落としを喰らわせようとしているラルがいた。佐天は咄嗟に三節棍の両端を持って三節棍の真ん中の棍でラルの蹴りを防ぐ体勢を取る。

 

「判断を誤ったな」

 

「っ!?」

 

 だがラルのかかと落としは三節棍にぶつかることはなかった。ラルは高々に上げていた足を振り降ろしはしたが三節棍に当たるかどうかというギリギリのところで振り降ろすというフェイントを佐天にかけたのである。まんまと嵌められた佐天は三節棍による防御体勢を取らざる終えなくなってしまったのである。

 

「終わりだ」

 

「ガハッ!?」

 

 ラルは防御体勢を取って腹部ががら空きの佐天に向かって零距離で弾丸を放った。零距離射撃をモロに喰らった佐天は仰向けの状態で倒れる。そして額に灯っていた炎が消え、X(イクス)グローブが毛糸の手袋の状態に戻ってしまい完全に(ハイパー)死ぬ気モードが解除されてしまう。

 

「ううっ……」

 

「零距離で俺の弾丸(たま)を喰らって意識があるか。リボーンの生徒だけあるな」

 

 あれだけ痛みつけられてもなお佐天が意識を失わないでいることにラルは感心していた。

 

「だが腕はまだまだ未熟だ。フェイントをかけるのはいいが破られた時のことを想定しなかったり、逆にフェイントをかけられたり。この程度で沢田を越えるなどとよく言えるな」

 

 そう言うとラルは倒れている佐天に近づくとラルは左手で佐天の胸ぐらを掴むとそのまま佐天を持ち上げた。

 

「いつまでそこで寝ている!! さっさと立たんか馬鹿者が!!」

 

(お、鬼過ぎる……)

 

 するとラルは右手で佐天に往復ビンタを喰らわせる。あまりにもスパルタ過ぎるラルに佐天は往復ビンタを喰らいながら佐天はラルの恐ろしさを体感するのであった。

 

 

こうして佐天はトラウマを植えつけられるのであった。

 

 




ラルって容赦ないからなー……なんかごめんね佐天……

晴静拳に関しては呪術廻戦の逕庭拳を見て思いつきました。でもどちらかというともうこれ二重の極みと一緒になってる……



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