デスマウンテンでの修行を終えた次の日。8月27日。今日も修行を終えて家に帰宅するツナと佐天。
「「ただいまー」」
「お帰りツナ兄、涙子姉」
ツナと佐天がただいまと言いながら玄関に入るとフゥ太がツナと佐天と迎えた。その後、晩御飯を食べる為に3人は台所へ向かい食事を始める。
(そういえば今さらだけどフゥ太君って何者なんだろう? 普通の男の子にしか見えないんだよね)
佐天は食事をしながら晩御飯を食べているフゥ太を見てそんなことを思っていた。
(そういえば大きい本に何かを書いたり、見てたりはしてたよなー……あれって何してるんだろう?)
佐天はフゥ太がリビングで本に何かを書いたり、見たりしているの光景が脳裏に浮かんでいた。食事をしている間、佐天はフゥ太が何者なのか考えたが結局のところわからず食事を終えてしまう。
「ねぇリボーン君。聞きたいことがあるんだけどいい?」
「何だ佐天?」
食事が終わってフゥ太が風呂に入っているので佐天はリボーンにフゥ太のことを直接、聞くことに決める。
「ずっと思ってたんだけどフゥ太君って何者なの?」
「何だ突然?」
「うん。ランボ君たちのことは知ってるけどフゥ太君のことだけ知らないし。なんか普通の男の子にしか見えないし」
ランボは元ボヴィーノファミリーの一員であり現在はボンゴレに所属。イーピンとビアンキは
「まぁ言葉で説明するよりも実際に見た方がいいかもな」
「見る?」
「はー。さっぱりしたー」
「お。噂をすればだな」
リボーンの言っていることの意味がわからず佐天は疑問符を浮かべる。フゥ太の話をしているとタイミング良くフゥ太が風呂から上がってきた。
「フゥ太。佐天にお前の力を見せてやりたいんだがいいか?」
「涙子姉に? 別にいいよ」
「そうか。なら移動するぞ」
フゥ太の力を見せる為に移動する佐天たち。
「つー訳だぞ」
「理由はわかったけど何で俺の部屋なんだよ……」
やって来たのはツナの部屋だった。リボーンから経緯を聞いてなぜ自分の部屋にフゥ太を連れて来たのか理解するが、なぜ自分の部屋で力を見せる必要があるのかはわからずにいた。しかしリボーンに逆らえないツナは承諾せざるをえなかった。
「そんじゃ始めてくれフゥ太」
「うん」
リボーンがそう言うとフゥ太は天井を見上げてぶつぶつと呟き始める。するとツナの部屋にあった軽い者が次々に浮かんでいく。
「
急に周囲の物が浮かんだのを見て佐天は驚きの声を上げると同時にフゥ太が
「涙子姉の好きな趣味ランキング第1位は都市伝説や噂話の追及」
「ええ!? 何で知ってるの!?」
教えたことのない自分の趣味をフゥ太が知っていることに佐天は驚きを隠せないでいた。
「フゥ太はランキングを作らせたら右に出る者はいないというランキングフゥ太をっていう情報屋なんだぞ」
「フゥ太君が……?」
フゥ太が情報屋だと知って佐天は信じられないでいた。フゥ太はかつてランキング能力を失ったが去年の今頃に能力が戻ったのである。
「ああ。そしてフゥ太が作るランキングの的中率は100%なんだ」
「100%!?」
的中率100%のランキングをフゥ太が作れると知って佐天は驚きの声を上げた。
(そういえば歓迎会の時……)
『ちなみに隼人兄の恐怖するものランキングでビアンキ姉はぶっちぎりの1位なんだよ』
佐天は自分の歓迎会を開いてもらった時にフゥ太の発言を思い出す。あの時にフゥ太がランキングの話をしていたことを。
「それだけにマフィアの戦略データの価値が高く最も多くのランキングを収録するフゥ太のランキングブックを手に入れれば世界も取れると言われてるんだ」
「世界!? あの本にそんなに価値があるの!?」
まさかあの本がそこまでの価値があるとは思いもしなかった為、佐天は驚きの声を上げる。今の佐天にはあの本は偉人が残したもの凄い価値のある本にしか見えなくなった。
「というか何で物が浮いて……」
「フゥ太はランキング能力を使う際に自分の脳をレッドゾーンにまで追い込んでランキングするんだ。その時にフゥ太の体内に凝縮されたエネルギーが磁場を狂わせてフゥ太の周りの引力を無効化させるんだ」
「つ、つまりどういうこと……?」
「遠い宇宙のランキングの星と交信してるっていう説もあるぞ」
「わかるけど信じられないよ!!」
(やっぱりそういう反応するよなー……)
リボーンによるフゥ太の能力の詳細を知って佐天はあまりもおかし過ぎて脳が処理できずにいた。佐天の言葉を聞いて自分もフゥ太の能力を初めて見た時に同じ反応をしていたことを思い出す。
「ちなみに涙子姉は今年のルーキーマフィア35421人の中で強さが1番だよ」
「何で佐天がマフィア認定されてるの!?」
「流石、俺の生徒だな。よかったな佐天」
「あんまり嬉しくないんだど……」
1位であることは名誉なことなのではあるのだが内容が内容である為、佐天は素直に喜ぶことはできなかった。
「んじゃフゥ太。次はツナが佐天のどんなところが好きかランキングしてくれ」
「わかった」
「ええ!? ちょっ!?」
リボーンの言葉を聞いてフゥ太はランキングを開始する。佐天は急にリボーンが変なことを言い出した為、慌ててしまっていた。ツナは友達として好きだと意味だと捕らえていない為、全然動揺していなかった。
「ツナ兄が涙子姉のどんなところが好きかランキング第1位は……明るくて優しいところ」
「明るくて優しい……」
「うん。第2位は笑顔が素敵なところ。第3位は女子力が高いところだね」
「えへへ……」
フゥ太のランキングを聞いてツナが自分のことをそんな風に思っていたのだと知って佐天は嬉しさのあまり顔がニヤけまくっていた。
(フ、フゥ太君の能力なら……ツナさんのことが好きな人が……!?)
フゥ太の力を使えばツナが誰が好きなのかわかるということを佐天は理解する。最悪ツナに好きな人がいなくても誰が一番、可能性があるのかもわかる。
(で、でも……)
しかしツナに好きな人がいるのだと知ればショックである為、佐天にフゥ太にランキングをお願いしようか迷ってしまっていた。
「それじゃ次は佐天の愛してる人ランキングでもいくか」
「了解」
「えええええ!? ちょっと待ってフゥ太君!!」
「ちょっ!? リボーンそれはダメだろ!!」
リボーンの言葉を聞いて佐天とツナはランキングを止めさせようとフゥ太に近づいた。しかしフゥ太の能力の影響によってツナと佐天は空中に浮かんでしまう。
「涙子姉の愛してるランキング第1位は……」
(あああああああ!! 私がツナさんのことが好きだってことだってことがツナさんにバレちゃう!!)
空中に浮かんだ状態で佐天は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤し両手で顔を覆った。
「コルイとクイーン」
「え……!?」
しかしフゥ太口からツナの名前が出るどころか、なぜか相棒であるコルイとクイーンが出て来た。佐天はツナの名前が出なかったことに驚きを隠せないでいた。
(た、確かにコルイとクイーンは好きだけど……私ってコルイとクイーンのことがそんなに好きだったの……)
自分がコルイとクイーンをツナよりも好きだという事実に佐天は困惑していた。
「いで!」
「きゃっ!」
するとフゥ太の能力の影響がなくなりツナと佐天は床に落ちてしまう。そしてフゥ太はダルそうな表情をしながら床に横たわる。
「ど、どうしたのフゥ太君!?」
「僕、雨に弱いんだ……」
「雨に?」
「うん……雨が降るとランキング能力がデタラメになっちゃうんだ……」
「デタラメって……」
デタラメという言葉を聞いて佐天は理解する。先程のランキングは間違いであるということに。
「雨が降ると能力が乱れるのはランキング星の交信が乱れるからっていう説があるんだ」
「もう説はいいから!!」
佐天はリボーンの言葉にツッコミをいれる。しかし内心ではツナに自分がツナのことが好きなことがバレないで安堵する佐天であった。
フゥ太は黒曜篇でランキング能力を失っていますが僕はこの能力が好きなので復活させました。アニメ版だと失ってないんですよね。まぁ未来っていうのはちょっとしたきっかけで変わるものなのでこの小説はフゥ太が能力を取り戻した未来だと思っていて下さい。
フゥ太の能力をとある風に名付けると
高評価を下さった運命に負けた人さん、ピポグリフさん、月の向日葵さん、義兄弟好きさん。ありがとうございます!
感想、評価、アイディア募集で何かありましたら、遠慮なくどうぞ!
感想→https://syosetu.org/?mode=review&nid=237187&volume=
評価→https://syosetu.org/?mode=rating_input&nid=237187&volume=1
Twitter→https://twitter.com/husuikaduti
アイデア募集→https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=247248&uid=88671
ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?
-
1対1の一騎討ち
-
ツナと天草十字正教が協力して戦う