カエル医者からフェブリが完全に治ったということを聞かされてから1時間後。睡眠薬によって眠らされていたフェブリが目を覚ました。フェブリが目を覚ました後、ツナと美琴は病院を後にして今回のことを黒子たちに伝える為に
のだが
「これゲコ太! 美琴がくれたの!」
「本当に? よかったね」
「……」
フェブリはツナと手を繋ぎながら楽しそうに支部へと向かっていた。そんな2人を美琴は面白くなさそうな顔で見ていた。ただ美琴だけがなぜか警戒されてしまっていた。フェブリ懐かれる為にあらゆる手を講じた美琴であったがフェブリが自分に懐いてくれるまでにかなりの時間を要したある。
「何でこの短時間でフェブリがあんたにそこまで懐くわけ?」
「何でって言われても……普通に話してたら懐いただけだけだけど……」
「私だけなぜかフェブリに懐かれるまでに凄い時間がかかったのよ」
「そう言われても……ナッツの時みたいに怖がらせるようなことしたんじゃ……」
「何か言ったかしら?」
「な、何でもありません……」
ツナはフェブリが美琴に懐くまでに時間がかかったのは美琴がナッツの時と同じように何か怖がらせるような真似をしたのではないかと推測する。ツナの言葉を聞いて美琴は暗殺者のように目でツナを見ていた。そんな美琴を見てツナは何も言うことができないでいた。動物好きなのにも関わらず、体から電磁波のせいで動物に触ることのできない美琴にとってナッツは特別な
「ミコト……怖い……」
「ちょっ!? あんたが変なこと言うから!」
「ええ!? 俺のせい!?」
暗殺者のような目をした美琴を見てフェブリは怖がってツナのズボンの裾に捕まりながら後ろに隠れていた。
なんとか美琴がフェブリにまた懐かれなくなるという事態だけは避けられ、3人は177支部へと到着する。
「そんなことが……」
「まさかフェブリちゃんが……」
「人工的に作られた存在だったなんて……」
美琴は黒子、初春、固法にフェブリに燗することを話した。人工的に作られた存在であること。体内で毒が生成されてしまい飴を舐め続けられないと生きられないこと。フェブリを狙う黒幕がいるということ。学園都市の暗部が関わっているかもしれないこと。3人は美琴からフェブリの全てを知ってショックを受けていた。
「しかも飴を舐めないと生きられないなんて……」
「そっちの方は大丈夫。さっき沢田に頼んで治してもらったから」
「え!? 沢田さんが!?」
医者でもどうにもならない案件をツナが治したと知って初春は驚きを隠せないでいた。
「で、でもフェブリちゃんは飴を舐めてるじゃないですか!」
「あれは市販で売ってる飴を買ってあげたの。もうあの飴はいらないから処分したわ」
「で、でも……どうやって治したんですか……!?」
「あいつの炎は調和っていう特徴があるの。あの炎を使ってフェブリの体内にある毒を浄化して毒が生成されずに生きられるようにしてくれたの」
「そういえばリボーン君が前にそんなことを言ってたわね……」
「流石、沢田さん……」
「……」
美琴がツナの大空の炎を説明した後、横の方を見る。そこには楽しそうにツナの似顔絵を書いているフェブリを温かい目見守っているツナがいた。固法と初春はツナの力を知って驚きを隠せないでいた。黒子は面白くなさそうな顔でツナのことを見ていた。
「問題はフェブリを狙う連中。正直、何が起きるかわからない。みんなを巻き込むことになるかもしれない。けど私1人じゃどうすることもできないの。だからみんなの力を貸して欲しいの」
「当然ですわ!」
「フェブリちゃんの為です!」
「任せて」
美琴は病院でツナに言った通り、3人にフェブリを狙う黒幕と戦ってくれるようにお願いする。黒子、初春、固法は迷うことなく即答で答えた。ツナはこの光景を温かい目で見守っていた。
「どうしたのツナ君? そんなニヤニヤして?」
「少し不謹慎じゃありませんこと? 今からまだ見ぬ黒幕と戦うかもしれないというのに。沢田さんらしくありませんわよ」
ニヤニヤしながらこちらを見ているツナを見て固法と黒子は違和感を感じていた。
「ごめん。そんなつもりじゃないんだ。ただ……」
「「「「ただ?」」」」
「改めて仲間っていいなって思ってさ。なんかこう1つの目的の為にみんなで協力する感じがさ」
ツナの脳裏には虹の代理戦争にてバミューダを筆頭した
「それじゃフェブリを狙う謎の黒幕の捜査ね。それじゃ私は白井と一緒に捜査するから、ツナ君は御坂さんとお願いね」
「なっ!?」
「ま、まぁ仕方ないわね……!?」
フェブリを狙う黒幕を捜査するペアを固法が指示する。ペアの詳細を聞いて黒子は衝撃を受け、美琴は顔を赤くしながら返事をした。
「初春はパソコンで情報を調べると同時にフェブリちゃんのお世話をお願い」
「わかりました」
「じゃあ行こうか美琴」
「うん」
(お姉様と2人きりで捜査なんて!! しかもお姉様は今回の件を私より先に沢田さんに話すなんて!! 許せませんわ!! お姉様は私のものですのに!! この件が片付いたら絶対にお姉様と2人であんなことやこんなことをしてやりますわ!!)
捜査に向かう2人の後ろ姿を見て涙目になりながら黒子はそう心の中で誓うのであった。
最初に言っておきますがテレスティーナは出しません。前にも言いましたが僕はあの人が嫌いなので。
追記10/12 書き忘れがあった為に地の文を少し増やしました。
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