ツナは美琴と共に調査に乗り出した。2人がまず向かったのは、
「ようお前ら。どうしたじゃんよ」
「実は前に誤作動で動いた警備ロボと
「残念だがあれはもうないじゃんよ」
「「え!?」」
美琴は黄泉川に事情を話す。しかし黄泉川は答えにくそうな
「あの後、上に回収されてな。嫌に迅速だったんでおそらく訳アリじゃんよ」
「そんな……」
フェブリに繋がる手がかりが途絶えてしまった為、ツナはシュンとしてしまっていた。
「ここで落ち込んでも仕方ないわ。他に手がかりがないか捜しに行きましょう」
「うん」
美琴落ち込んでいるツナにそう言うとツナも気持ちを切り替えて他に手がかりを捜すことに決めると、黄泉川にお礼だけ言って職員室から出て行く。
「次はどうしようかしら?」
「木山さんの所へ行ってみない? 元々、研究者だった木山さんなら何か知ってるかも」
「いいわね」
廊下を出て今後のことについて美琴が考えるとツナは木山に会うことを提案する。美琴はツナの意見に賛同する。
「ちょっと待つじゃんよお前ら」
「「?」」
廊下を歩いていると黄泉川に呼び止められる。ツナと美琴は黄泉川の方を振り向いた。しかしなぜ呼び止められたのかわからず疑問符を浮かべる。
「これ持って行くじゃんよ」
黄泉川は金色の細い糸のような物が入った紫色の長方形のケースを2人に見せた。
「これは?」
「例の
「いいんですか?」
「このまま私が持ってても意味がないし、上に回収されるだけじゃんよ。だったらお前らに預けておいた方がいいじゃんよ」
「ありがとうございます」
「ただしこれだけは約束しろ。無茶はするな」
「「はい」」
2人は黄泉川に頭を下げると黄泉川から紫色のケースを受け取った。そして2人は学校を後にする。
そして2人は今度は木山と連絡を取り、木山の住んでいるアパートを訪れる。
「人間をゼロから作る……相変わらず君たちは色々と巻き込まれているね……」
「すいません……木山さんなら何か知っているかと思って……」
ツナと美琴は木山に他の人に口外しないことを条件にフェブリのことについて話した。
「何年か前に科学的に人間を造り出す研究があったというのを耳にしたことがあるが、残念だが詳しい詳細までは私にもわからないな。ただ1つ言えるとするなら人間をゼロから造り出すという禁忌の研究を表沙汰にすることはできない。となると我々ですら手の届かない人間の仕業ということになる。といってもただの私の勝手な推測だが」
木山はフェブリを造った黒幕の正体を推測する。しかし木山の返答はカエル医者と同じものであった。
「私に言えるのはこれくらいだ。力になれなくてすまないね」
「とんでもないです。ありがとうございます木山さん」
「さて。悪いが私はそろそろ行かないといけないのでね」
「「行く?」」
「あの子たちが退院してから新しい仕事を始めたんだ。
「「え!?」」
木山が
「君とリボーン君を見てやろうと思ったんだ。それに
「そんなことないですよ。素晴らしいと思います」
「ありがとう」
木山のいるアパートを後にする2人。
「木山さんも知らなかったか……」
「唯一の手がかりはこれだけね」
木山も知らなかったのでがっくりするツナ。美琴は黄泉川からもらった金色の糸が入った紫色のケースを見る。
「そういえばフェブリは倒れてたんだよね?」
「そうだけど。それがどうかしたの?」
「いや……もしかしたら倒れてた場所に手がかりが残ってるかもしれないって思ってさ」
「可能性は低いわね。でも行ってみる価値はあるわね」
手がかりが残ってはいないと思った美琴であったが、このまま何もしないよりはマシだと思いツナの意見に賛同する。それに黄泉川から貰ったケースだけでは黒幕を突き止めるは不可能だと思ったからだというのもある。
美琴はフェブリが倒れてた場所までツナを案内する。美琴に案内されてやって来たのは公園だった。
「ここよ。2日前にここでフェブリが倒れてたの」
「ここが……」
やって来たのは公園にある花壇だった。美琴はフェブリがここに倒れていた時のことが脳裏に浮かんでいた。ツナはフェブリが倒れていた花壇を見つめていた。
「とにかくこの辺りを捜してみましょう」
「うん」
そう言うと2人はフェブリの倒れていた花壇、その周囲に黒幕に繋がる手がかりがないかどうか捜し始める。証拠を捜し始めてから30分。しかしフェブリに繋がる手がかりはどこにもなかった。
「ダメだ……何も見つからない……」
「こうなるとは思ってたけど……」
証拠がある可能性は低いと理解していたがそれでもフェブリの黒幕に繋がるものが何もなかったことにツナと美琴はショックを受けていた。
「とりあえずこれを持って一旦、支部に戻りましょう」
「そうだね」
これ以上、黒幕に繋がる手がかりの心当たりがないので美琴は支部に戻ることを提案し、ツナも美琴の意見に賛成する。2人は支部のある方角へと歩を進めて行く。
その時だった
「あっ! ツナ兄だ!」
「フゥ太!?」
(この子……)
ツナたちの後ろからツナを呼ぶ声がする。2人が振り返るとそこにいたのはツナの世界にいるはずのフゥ太であった。美琴はフゥ太がツナの記憶に出て来たことを思い出していた。
「御坂美琴よ。フゥ太君でよかったかしら?」
「え!? あなたが美琴姉!?」
「そ、そうだけど……」
美琴が自己紹介するとフゥ太は目を輝かせる。急に目を輝かせるフゥ太を見て美琴は戸惑いを隠せないでいた。
「涙子姉から聞いてるよ! 美琴姉は学園都市に7人しかいない
「そんな大したもんじゃないわよ」
「ううん。それだけじゃないよ。美琴姉は遠距離系の能力者ランキング30万人中3位だからね」
「な、何を言って……!?」
「え……!?」
急にフゥ太が意味のわからないことを言い出した為、美琴は困惑してしまっていた。ツナはフゥ太の発言を聞いてツナは驚きを隠せないでいた。
「フゥ太! もしかしてこっちでも能力が使えるの!?」
「うん。前に遊びに来た時にいつものクセで使っちゃったんだけど、なんかこの世界でも使えることがわかったんだ」
「ちょ、ちょっと……何の話をしてるのよ……?」
ツナとフゥ太の会話についていけず美琴は困惑してしまっていた。
(フゥ太の力ならフェブリを狙う黒幕がわかる!)
という訳で今回はフゥ太のランキング能力で黒幕を炙り出します。エイワスやコロンゾン、ガブリエルがいる世界観ならランキングの星があってもおかしくないと僕は思います。正直、無理があるかな……?
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