とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)203 ヴァリアー

 

 

 

 

 

第1会場が戦っている頃。第2会場では。

 

「いくわよーん!」

 

 ルッスーリアは鮮やかなフットワークにて駆動鎧(パワードスーツ)を翻弄し晴の炎を纏った拳で次々に破壊していく。

 

太陽膝(ジノッキアータ・ソラーレ)!」

 

 そして鋼鉄が仕込まれた左膝にて真空飛び膝蹴りを繰り出す。鋼鉄のかたさと炎の破壊力が加わった膝によって駆動鎧(パワードスーツ)を貫通し次々に破壊していく。

 

「ぬうぉおおおおお!」

 

 レヴィは雷の炎を傘を纏った傘と(ボックス)アニマルである雷エイ(トルペディネ・フールミネ)のリヴァイアの放電を使って駆動鎧(パワードスーツ)を破壊していく。雷の炎の特徴は硬化。硬化によってコーティングされた武器は最強の盾にも矛にもなる。

 

SUPEL(スーペル)LEVI(レヴィ)VOLTA(ボルタ)!」

 

 8本の電気傘が空中で開き傘の中心から伸びた針状の絵柄の部分から電撃が広範囲に渡って放たれた。死角皆無の攻撃にリヴァイアの発炎能力によって増幅された一撃は通常の何倍もの威力を発揮する。

 

「ししし。単純過ぎ」

 

 ベルの周囲にある駆動鎧(パワードスーツ)が急に動かなくなる。ベルの武器であるナイフの柄に視認しにくい程のワイヤーを取り付けてある。そのワイヤーつきのナイフを駆動鎧(パワードスーツ)に投げる。そして駆動鎧(パワードスーツ)に刺さったところでワイヤーを張る。それを何重にも張り巡らせてワイヤーによる領域を作って駆動鎧(パワードスーツ)は動けなくさせたのである。

 

紅蓮の炎(フィアンマ・スカルラッタ)

 

 ベルの(ボックス)アニマルである嵐ミンク(ヴィゾーネ・テンペスタ)のミンクが嵐属性の広範囲に放つ。嵐属性の特徴である分解の炎によって駆動鎧(パワードスーツ)は完全に消失してしまう。

 

「この程度で金が貰えるなんて。今回はなんて楽な仕事なんだ」

 

 マーモンは幻覚で氷の空間を作り出した。駆動鎧(パワードスーツ)は電源を落としたかのように大人しくなる。

 

「仕事は楽だけどまた金を集めるのは一苦労だ」

 

 マーモンは代理戦争においてヴァリアー専用のリングをタルボに依頼した。しかしヴァリアー専用のリングであるヴァリアーリングに造るにあたってマーモンが今まで貯めてきた財産を全て使うことになってしまった。虹の代理戦争が終わった後も再び金を集め始めたマーモンであったがヴァリアーリングを作った時の金には遠く及んでいない。

 

「ゔお゛おおおおおおい! 全然話にならねぇぞ!」

 

 スクアーロが左手の手の甲に固定してある剣に雨の炎を灯しながら駆動鎧(パワードスーツ)を次々に斬り裂いていく。そしてスクアーロの(ボックス)兵器である暴雨鮫(スクアーロ・グランデ・ピオッチャ)のアーロが駆動鎧(パワードスーツ)を蹴散らしていく。

 

鮫の特攻(スコントロ・ディ・スクアーロ)!」

 

 スクアーロが縦横無尽に剣を振り回しながら駆動鎧(パワードスーツ)を斬り裂いていく。鮫の特攻(スコントロ・ディ・スクアーロ)。剣の帝王と謳われ先代のヴァリアーのボスであったテュールを倒した技にしてスクアーロの奥義でもある。

 

「す、凄い……これがボンゴレ最強の暗殺部隊……人間とは思えない……」

 

「これこそヴァリアークオリティーってやつだな」

 

「ヴァリアークオリティー?」

 

 ロマーリオの言うヴァリアークオリティーが何なのかわからず初春は疑問符を浮かべる。

 

「ヴァリアーは人間技では到底クリアできないといわれる殺し(ミッション)をいかなる状況でも完璧に遂行してきた殺しの天才集団。その悪魔の所業とも言われる殺しの能力の高さを人々を畏怖の念を込めてヴァリアークオリティーというの」

 

「だから……」

 

 ビアンキの説明を聞いてヴァリアーがボンゴレで最強の暗殺部隊だと言われる所以を理解する。

 

「特にあの中でもスクアーロは別格。2代目剣帝であると同時にヴァリアーのNo.2だからな」

 

「けんてい?」

 

「剣の帝王。略して剣帝。まぁ世界最強の剣士だと思ってくれ」

 

「せ、世界最強!?」

 

 ディーノが剣帝の詳細を説明する。初春はスクアーロが世界最強の剣士だということも驚いたが世界最強の剣士の称号を持つスクアーロですらヴァリアーにトップになれないという事実に驚きを隠せないでいた。

 

「でもスクアーロはリング争奪戦で負けてるしもう剣帝じゃないんじゃないかしら?」

 

「ルッスーリアの言う通りだな。しかも仕込み火薬まで使って負けていたしな」

 

「マジでださかったよなアレ。しかも奥義もあっさり打ち破られてたよねあのアホロン毛隊長」

 

「だね」

 

「ゔお゛おおおおおいい!! 聞こえてるぞぉおおおお!! てめぇらぁああああ!!」

 

 ルッスーリア、レヴィ、ベル、マーモンの言葉を聞いてスクアーロは青筋を浮かべながらぶちギレた。

 

「そういえばこの人たちは幹部の人だって言ってましたけどボスの方は来ていないんですか?」

 

「あー……あいつは来ない思うぜ……あいつはこんなところに来るような奴じゃないからな……」

 

「来てたら大変なことになってたと思うぜ」

 

「同感ね」

 

 初春はヴァリアーのボスの姿が見えないことに疑問を感じていた。ディーノ、ロマーリオ、ビアンキはヴァリアーのボスの恐ろしさを知っている為、むしろ来なくて正解と思っていた。

 

「XANXASなら来てるぞ跳ね馬」

 

「はぁ!? マジかよ!?」

 

 スクアーロからヴァリアーのボスであるXANXASが来ているということを知ってディーノは驚きの声を上げた。2年前の虹の代理戦争の時は相手がバミューダを筆頭とする復讐者(ヴィンディチェ)が相手であった為に協力してくれた。それでも正直、奇跡に近いといってもいいのだが。だが今回の相手はただの機械。XANXASが協力したくなるような相手ではない。

 

「最近、ボスったら機嫌が悪くってねー。まぁ機嫌の悪いのはいつものことなんだけど。今回は特に機嫌が悪くってねー。だからちょっとストレス発散にと思って連れて来たのよー」

 

「ストレス発散って……」

 

 ルッスーリアがXANXASが協力してくれた理由を答えた。2万体の駆動鎧(パワードスーツ)による大規模テロにストレス発散という理由でXANXASが参戦したことに初春は驚きを通り越して呆れてしまっていた。

 

「正直、これでボスの機嫌が治るとは思えぬが」

 

「大丈夫だって。その為にスクアーロがいるんだぜ」

 

「ボスの機嫌なら治すにはスクアーロを使うしか方法はないよね」

 

「ゔお゛おおおおおおい!! 何で俺がストレス発散用のサンドバックみたいな扱いになってんだ!!」

 

 レヴィは機械をいくら破壊したところでXANXASの機嫌が治るとは思っていなかった。ベルとマーモンはスクアーロを盾代わりにすることでXANXASの機嫌が治るので大丈夫だと思っていた。ベルとマーモンの言葉を聞いてスクアーロは再びぶちギレる。

 

(一体、ヴァリアーのボスのってどんな方なんでしょう……?)

 

 スクアーロたちの言うXANXASとはどういう人物なのか気になり出した初春であった。

 

 

 




話の中で出て来ちゃいましたがXANXASは出します。お楽しみに!



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