とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)208 風紀委員長

 

 

同じく第4会場では。

 

「ロール」

 

 駆動鎧(パワードスーツ)の軍勢が視界に入ると同時に雲雀は雲ハリネズミ(ポルコスピーノ・ヌーヴォラ)のロールを装着していたブレスレットから呼び出した。

 

形態変化(カンビオ・フォルマ)

 

 雲雀がそう言うとロールが輝き始める。すると雲雀の着ていた服が改造長ランに変化し、両手に持っていたトンファーにアーマーが取り付けられる。

 

「機械とはいえ僕の前で群れたんだ。まとめて噛み殺す」

 

 雲雀がそう言うとトンファーに雲の炎を灯し、駆動鎧(パワードスーツ)の軍勢の中に突っ込んでいく。まず炎を纏ったトンファーで駆動鎧(パワードスーツ)を次々に破壊されると同時に吹き飛ばしていく。雲雀の炎圧は破格である為、殺傷能力があまり強くない雲の炎でも嵐の炎や雷の炎に匹敵する破壊力を持っている。だが雲雀の炎圧が強すぎる故に、ボンゴレリング以外のリングでは耐えられず壊れてしまうのである。

 

「脆いね」

 

 雲雀はトンファーと体術を駆使して駆動鎧(パワードスーツ)を破壊していく。雲雀はリング争奪戦にてヴァリアーの雲の守護者、ゴーラ・モスカを炎を使わずに倒している。いくら科学技術が優れている学園都市の駆動鎧(パワードスーツ)といえども凶悪さでいえばゴーラ・モスカの方が圧倒的に上回る。はっきり言って雲雀の相手ではなかった。

 

「遅い」

 

 すると雲雀は目にも止まらぬ速さで次々に駆動鎧(パワードスーツ)を破壊していく。雲雀はあまりの速さに駆動鎧(パワードスーツ)は反応できておらず破壊される音だけが響き渡る。しばらく破壊を続けた後に雲雀は駆動鎧(パワードスーツ)を足場にして上空へと飛んだ。すると学ランの裾かミニサイズのロールが飛び出す。そして雲雀はロールをトンファーで弾いた。弾かれたミニサイズのロールは駆動鎧(パワードスーツ)にめり込んでいく。

 

(きゅう)針体(しんたい)

 

 雲雀がそう呟いた瞬間、雲雀が打ち込んだミニサイズのロールが一気に巨大化し駆動鎧(パワードスーツ)を貫く。そしてロールは雲属性の特徴である増殖の力によってロールを打ち込まれていない駆動鎧(パワードスーツ)をも次々に破壊していった。雲雀は落下中に増殖するロールの針の生えてない場所を蹴っておもいっきり飛んで移動すると同時にロールの膨張から逃れる。そして再び駆動鎧(パワードスーツ)の群れの中に着地すると駆動鎧(パワードスーツ)の破壊を始めていく。

 

「つまらないな……」

 

 雲雀は不満そうな表情を浮かべていた。かつて雲雀はシモンファミリーの聖地でアーデルハイトのブリザードロイド500対と対峙し全て全滅させている。数は違えどブリザードロイドと駆動鎧(パワードスーツ)の戦闘力は天と地程の差がある。しかも駆動鎧(パワードスーツ)プログラムされて動いているだけなので攻撃方法はスティックで攻撃のみ。故に攻撃を見切るのは容易い。ボンゴレの守護者の中で最強の戦闘力を持つ雲雀にとってこれ程、つまらない相手はいなかった。

 

「準備運動にもならない」

 

 すると雲雀の両手に握られているトンファーの先端からチェーンが飛び出す。このチェーンは雲雀が元からトンファーに仕込んでいたものである。雲雀は横方向に回転する。するとトンファーの先端のチェーンがどんどん伸びていき駆動鎧(パワードスーツ)を次々に真っ二つにしていく。ロールの時と同じく雲の炎の特徴である増殖の力でチェーンが伸びたのである。

 

 

「これが片付いたら他の人を噛み殺そう」

 

 2万体の駆動鎧(パワードスーツ)という数字を聞いて少しは楽しい戦いができると期待した雲雀であったが、数だけが凄いだけであって駆動鎧(パワードスーツ)そのものの戦闘力は大したことはなかった。なので雲雀は落胆している。今日、他の会場に自分の世界の人たちがいるということは雲雀も聞いている為、この会場の駆動鎧(パワードスーツ)を片付いたら他の会場にいる猛者たちと戦うことを心に誓うのであった。

 

「さて……誰にしようか」

 

 雲雀の目には駆動鎧(パワードスーツ)など映ってはいなかった。雲雀はもう駆動鎧(パワードスーツ)への興味は全くと言ってないのである。雲雀の興味はこの後、戦いたいと思っている者たちのことしか頭になかった。そのことを考えるだけで雲雀は不適な笑みを浮かべていた。

 

「おやおや。相変わらず強者にしか興味がないようですね」

 

 近くの木の枝に乗って雲雀のことを見ていた風は、雲雀の表情から彼が今何を考えているのかを理解していた。

 

「さてと。そろそろいいですかね」

 

 そう言うと風は懐から白い腕輪を取り出し、右手首に装着した。そして腕輪についているスイッチを押した。すると腕輪から晴の炎が溢れだし風の全身を包んでいき、小さかった風の体がみるみる大きくなっていく。

 

「虹の代理戦争以来ですね。この姿になるのは」

 

 赤ん坊の姿だった風の姿が大人姿へと変化していく。これは風の呪われる前の姿である。晴の炎の特徴である活性の力で成長を何十倍にも促進させたのである。普通の人間であればこんなことは不可能なのであるが、一度成長していたアルコバレーノだからこそなせることである。

 

「久しぶりに私も……私たち(・・・)も暴れられますね」

 

 そう言うと風は枝から降り駆動鎧(パワードスーツ)の群れの前に降り立つと拳法の構えを取る。

 

アルコバレーノ立つ!

 

 




アルコバレーノを呪解させちゃいます! 呪解したリボーンも登場するのでお楽しみに!



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