とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)209 アルコバレーノ

 

風は謎の腕輪の力にて本来の姿へと戻る。

 

「それではいきましょうか」

 

 風はその場から一歩も動くことなく駆動鎧(パワードスーツ)が向かって来るのを待つ。

 

「はぁ!」

 

 風は一歩も動くことなく炎を纏わないただの正拳突きで駆動鎧(パワードスーツ)を破壊すると同時に駆動鎧(パワードスーツ)を蹴り飛ばした。蹴り飛ばした駆動鎧(パワードスーツ)は他の駆動鎧(パワードスーツ)をも巻き込んでいく。

 

「甘い」

 

 風は背後(死角)から襲って来る駆動鎧(パワードスーツ)の一撃を後ろを見ることなく右腕で防ぐ。そして背後を向くことなく右足の後ろ蹴りで蹴り飛ばした。その後も風は一歩も動くことなく拳法で駆動鎧(パワードスーツ)を破壊していく。

 

「人間には体力の限界があり機械にはそれがない。そこに着目したのはいい。しかし機械は人間と違って鍛えて強くはなれない。故に限界強度がある」

 

 そう言うと風は上着を脱ぐと、おもいっきり投げ捨てた。そして鍛え上げられた風の肉体が露になる。

 

「見せてあげましょう。これまで研磨し鍛えてきた私の力を。爆煉疾風拳(ばくれんしっぷうけん)を」

 

 風は右腕と右足を上げ、片足立ちの状態で立つ。アルコバレーノの風。アルコバレーノ1の体術の使い手にして弾丸をも素手で止める程の拳法の達人である。

 

爆龍炎拳(ばくりゅうえんけん)

 

 風は嵐属性の炎を纏った拳を連続で何度も繰り出し炎を飛ばしていく。駆動鎧(パワードスーツ)は嵐の炎の特徴である分解によって次々に破壊していく。

 

爆龍旋炎脚(ばくりゅうせんえんきゃく)

 

 風はその場で逆立ちすると横方向に回転しながら嵐属性を纏った蹴撃にて駆動鎧(パワードスーツ)を蹴散らしていく。

 

爆龍炎舞(ばくりゅうえんぶ)

 

 風はジャンプし空中へと移動すると炎の鎧を全身に纏う。そして炎を操作し放つ。放たれた炎は龍の形になり駆動鎧(パワードスーツ)に襲いかかっていき次々に破壊していく。

 

「テロリストさん。機械に任せてばかりでなくあなたがたも武術を学んでみてはどうでしょう? きっと心が清らかになりますよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3会場

 

「サバイバルキャノン!」

 

 ラルはショットガンを連続で放った。たださえ強いショットガンの威力が雲の炎の力で底上げされるだけでなく雲属性の炎の特徴である増殖によって増え、次々に破壊されていく。

 

「サバイバルホーミング!」

 

 今度は腕に装着されているガントレットから雨属性の炎を纏った弾丸を放っていく。放たれた弾丸は駆動鎧(パワードスーツ)を追尾していき次々に破壊していく。

 

「まだだぜ」

 

 ラルは斜め上ジャンプすると同時にショットガンの銃口を自分の後方へ向けるとショットガンの引き金を引いた。ショットガンの威力の反動を利用して斜め上に飛んだ。

 

「サバイバルクラスター!」

 

 反動で空中に移動すると同時にホーミング弾とショットガンを空中から放ち駆動鎧(パワードスーツ)を破壊していく。

 

「サバイバルミサイル!」

 

 ラルはショットガンを真上に向けて放つ。ショットガンの反動でラルは真下に急降下し踵落としを放った。ショットガンの反動によって加速された強化された踵落としは駆動鎧(パワードスーツ)の頭を完全に破壊し胴体や中身にはヒビが入り強制的に機能を停止させる。

 

「なんて命中精度……!?」

 

「しかもショットガンを武器として使うだけでなく推進力としても利用している……!?」

 

「に、人間技じゃありませんわ……!?」

 

 ラルの人間離れした戦闘を見て湾内、泡浮、婚后は衝撃を隠せないでいた。

 

「つまらんな。COMSUBINの訓練の方がきついぞ」

 

 元軍人にしてCHDEFの一員であるラルにとって銃火器すら搭載していない駆動鎧(パワードスーツ)などおもちゃも同然であった。

 

「流石はラルだな。俺もいくぜコラ!」

 

「「「ええ!?」」」

 

 婚后たちが後方からのコロネロの声を聞いて振り返る。するとそこには巨大なライフルを持った青年がいた。コロネロも風と同じく腕輪を使って呪解したのである。先程まで赤ん坊だったコロネロが急に青年の姿になったしまったことに3人は驚きを隠せないでいた。

 

「特殊弾装填!」

 

 コロネロはライフルを構える特殊弾をライフルに装填すると銃口を駆動鎧(パワードスーツ)に向ける。

 

「マキシマムバースト!」

 

 鳥を象った弾丸がライフルから放たれた。放たれた弾丸によって駆動鎧(パワードスーツ)が100体以上破壊され、地面は抉れてしまっていた。

 

「「「なっ……!?」」」

 

 コロネロが急に成長したことにも驚いた婚后たちであったが、コロネロの放ったライフルの一撃を見てさらに驚いていた。

 

「もっといくぜコラ!」

 

 コロネロは先程とは違う特殊弾をライフルに装填すると銃口を上へ向けて空中に向かって弾丸を放った。一直線に向かって放たれた弾丸は空中で無数に分裂する。

 

「マキシマムレイン!」

 

 コロネロが叫ぶと同時に分裂した大量の弾丸が雨のように降り注ぐ。降り注ぐ大量の弾丸によって駆動鎧(パワードスーツ)は次々に破壊。この一撃によって500体以上の駆動鎧(パワードスーツ)が破壊された。

 

「「「なっ!?」」

 

 コロネロの弾の威力を見て婚后たちは塞がらない状態になってしまっていた。

 

「人間と違って遠慮する必要がねぇ。もっとぶちこんでやるぜコラ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2会場

 

「まさかこんな形で元の姿に戻れるなんてね」

 

 マーモンも同じく腕輪の力にて呪解していた。そしてそしてマーモンの周囲には砂漠が広がっていた。これはマーモンが作った幻覚の空間である。幻覚の空間にはマーモンと駆動鎧(パワードスーツ)以外、誰もいなかった。

 

「でも丁度いい機会だ。僕の力は定期的に使わないと手に負えなくなるからね」

 

 マーモンがそう言うとマーモンの周囲に砂が集まっていく。

 

砂の巨人(ジガンテ)

 

 マーモンの周囲に集まった砂は巨人を形成していく。そして駆動鎧(パワードスーツ)を次々に襲いかかり機能を停止していく。

 

「幻覚世界の住人の君たちに何もできやしないよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1会場

 

「大分、片付いきたな」

 

 獄寺がそう言うと獄寺の視界には破壊された大量の駆動鎧(パワードスーツ)が映っていた。

 

「皆さん! ボックスコンビネーションで一気に片付けましょう!」

 

「お。いいなそれ」

 

「極限にいいアイデアだな」

 

「ちっ。しゃぁねぇな」

 

「了解」

 

 バジルの提案を聞いて山本、了平、獄寺、クロームは賛成する。そして5人は形態変化(カンビオ・フォルマ)の状態を解いた。ボックスコンビネーションシステムとは(ボックス)アニマル同士の連携を高めてコンビネーションの必殺技を放つことができるシステムである。これは知能の高い演算能力と脳波を飛ばす特殊機能によって仲間の(ボックス)アニマルの知能を繋ぐことのできる雨イルカ(デルフィーノ・ディ・ピオッチャ)にしかできない能力である。

 

「アルフィン」

 

 バジルがそう言うと小次郎、次郎、我流、瓜、ムクロウがアルフィンに向かって炎を放つと十アルフィンの尻尾の部分に炎が収束する。

 

炎炎旋風(ヴァンパ・ディアーヴォロ)!」

 

 アルフィンが横に凪払うと雨、晴、嵐、霧の炎が混ざった巨大な竜巻が3つ発生し駆動鎧(パワードスーツ)を吹き飛ばすと同時に炎の破壊力によって破壊されていく。晴の炎の特徴である活性の力で他の炎の力を何十倍にも引き上げた竜巻であると同時に霧の炎の特徴である構築によって作られた偽物の竜巻を放つことで相手にどれが本物の竜巻かわからなくさせてもいる。この竜巻によって獄寺たちの方にいる駆動鎧(パワードスーツ)は全滅する。

 

「極限にやったぞ!」

 

「これでこっちは一件落着だな」

 

「ったく。美味しいとこだけ持っていきやがって」

 

 バジルの技が決まったのを見て了平と山本は喜びの声を上げる。獄寺はコンビネーションシステムをやることを承諾したとはいえバジルに見せ場を取られのが少しだけ気にいらないようだった。

 

「僕の方も終わらせようか」

 

 炎真は右手を上げると掌から複数の球体が放たれ空に浮かぶ。すると球体に少しずつヒビが入っていく。

 

超重力BH(スーペル・グラヴィタ・ブラック・ホール)

 

 炎真がそう呟くと空に浮かんでいた球体が完全に破壊され黒い渦が現れ駆動鎧(パワードスーツ)を吸い込んでいく。

 

「う、嘘でしょ…!?」

 

「ブラックホール……!?」

 

 駆動鎧(パワードスーツ)を吸い込んでいく黒い渦を見て固法と黒子はあれがブラックホールだということを理解すると同時に衝撃を隠せないでいた。そして炎真は全ての駆動鎧(パワードスーツ)をブラックホールの中に吸い込んでいった。

 

「ふぅ……」

 

 炎真が駆動鎧(パワードスーツ)を全部、吸い込んだのを確認し終えるとブラックホールを消し、(ハイパー)死ぬ気モードの状態も解いた。

 

「本当に駆動鎧(パワードスーツ)を全滅させるなんて……」

 

「規格外過ぎですわ……」

 

 たった12名で千体以上もいた駆動鎧(パワードスーツ)を壊滅させたという事実に固法と黒子は衝撃を隠せないでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

STUDY本部

 

「第1会場! 駆動鎧(パワードスーツ)全滅!」

 

「同じく第2会場、第3会場、第4会場の駆動鎧(パワードスーツ)も全滅よ!」

 

 関村と桜井は各会場の上空に設置していた監視カメラの映像から現状を報告する。2人の顔はとてつもなく焦っており動揺を隠せないでいた。

 

「な、何なんだ……一体奴らは何者なんだ……!? 学園都市には7人しか超能力者(レベル5)いないはずだ……!?」

 

 関村と桜井と同じく有冨も動揺を隠せないでいた。そして同時にわからないでいた。超能力者(レベル5)クラスの強さを持っている人物が何人もいるということに。

 

「嘘でしょ……!?」

 

「どうした桜井!?」

 

「全ての会場の中でAIM拡散力場が確認できるのが6人しかいないの……!? しかも化け物じみた奴らの中にAIM拡散力場を確認できる人間は1人もいない……!?」

 

 STUDYが各会場にあらかじめ仕掛けていたAIM拡散力場を検知する機械からAIM拡散力場の反応が6人しかないということに桜井は気づき衝撃を受ける。

 

「ま、まさか奴らは無能力者(レベル0)なの!?」

 

「馬鹿な!? 何かの間違いじゃないのか!?」

 

 化け物じみた能力を持った人たちが無能力者(レベル0)だという事実に関村と桜井は驚きを隠せないでいた。有冨たちは死ぬ気の炎の存在を知らないので無理もない。

 

(一体……何が起きて……)

 

 そんな中、布束は沈黙していたが予想外の展開が起こって困惑していた。

 

「小佐古と斑目を出陣させろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1会場

 

「何だ?」

 

 獄寺がこちらに向かって来る音にいち早く気が付く。すると猛スピードで巨大な駆動鎧(パワードスーツ)がやって来る。今まで戦った駆動鎧(パワードスーツ)とは違い巨大で兵器も搭載された駆動鎧(パワードスーツ)であった。

 

「極限にでかいぞ」

 

「まだ出てくんのかよ」

 

「でけぇな」

 

「でも今までと全然違うよ」

 

 了平、獄寺、山本、炎真は今までとは違うタイプの駆動鎧(パワードスーツ)を見てもなお全く動揺することはなかった。

 

「おのれ! どこの誰だが知らんが我々の崇高なる革命を邪魔しよって! 絶対に許さんぞ!」

 

 STUDYのメンバーの1人である小佐古が怒りを露にする。この駆動鎧(パワードスーツ)はSTUDYの特製品であり直接中に入って操縦するタイプである。

 

「何が崇高なる革命だ。偉そうにほざいんてんじゃねぇぞ」

 

「「「「「「っ!?」」」」」

 

 すると突如、知らない男の声がする。その場にいた者は声のする方を向く。そこには銃を構え右手首に白い腕輪を巻いた大人の男が立っていた。

 

「カオスだな」

 

 最強の殺し屋。立つ!

 

 

 




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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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