とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)213 白と紫

 幻騎士たちの助けついにスタジアム内へと到達することに成功した。

 

「やっぱりここにも……」

 

「後、少しだってのに……」

 

 しかしスタジアム内も駆動鎧(パワードスーツ)によって埋め尽くされていた。後、少しでジャーニーの元に辿り着けるという所まで来ているのに先に行けないことにツナと美琴は焦っていた。

 そんな時だった

 

「やっほ~♪。綱吉君~♪美琴君~♪」

 

「白蘭!?」

 

「つ、翼!?」

 

 ツナと美琴が焦っていることも知らず背中から白い翼を生やした白蘭が空中から笑顔で手を降っていた。ツナは白蘭が現れたことに驚き、美琴は白蘭の背中から翼が生えていることに驚きを隠せないでいた。この密閉された炎が翼に見えているのである。すると白蘭は2人の前に降り立つ。

 

「いやー。ごめんごめん。今日のことは聞いてたんだけど学園都市にあるコンビニスイーツの食べ歩きしてたら遅れちゃって」

 

「お前……」

 

「あんたね……」

 

 白蘭が遅れた理由を聞いてツナと美琴は呆れて反論する気すら起きなかった。

 

「さーてと」

 

 すると白蘭の右手が炎に包まれる。そして白蘭の右手が白い龍へと変形する。この龍の名は白龍。白蘭の(ボックス)アニマルである。

 

「行っておいで白クン」

 

 白蘭がそう言うと白龍は駆動鎧(パワードスーツ)の軍勢に突っ込んでいき駆動鎧(パワードスーツ)を次々に破壊されていく。

 

「ハハッ。白クンってばあんなにはしゃいじゃってるよ。久しぶりに遊べて嬉しいみたいだね」

 

「ペット感覚で言って何んじゃないわよ! というか何でドラゴンが当たり前のように存在してんのよ!」

 

 ペットの飼い主のような感想を述べる白蘭。美琴は白蘭の発言とドラゴンが存在していることにツッコミをいれた。

 

「白指」

 

 白蘭は襲いかかって来た駆動鎧(パワードスーツ)を炎を集中させた右手の人差し指にて吹き飛した。吹き飛した駆動鎧(パワードスーツ)は他の駆動鎧(パワードスーツ)を巻き込んでいき一気に100体以上の駆動鎧(パワードスーツ)が破壊された。

 

「スットラーイク♪」

 

「あれは……!?」

 

「相変わらずめちゃくちゃね……」

 

 白蘭の技を見てツナは未来の白蘭が自分に放った技だということを理解し、美琴は100体以上の駆動鎧(パワードスーツ)を指1本で破壊した白蘭の戦闘力に驚きを隠せないでいた。

 

「貴様らの快進撃もここまでだ!」

 

 すると第1会場に現れた人が操縦するタイプの駆動鎧(パワードスーツ)がツナたちの前に現れた。操縦席に乗っているのはSTUDYのメンバーの1人である斑目である。すると駆動鎧(パワードスーツ)に搭載されている細い大砲から緑色の光線が放たれた。放たれた光線をツナは炎を纏った右手で弾き飛ばした。

 

「なっ!?」

 

「これは……」

 

 斑目は光線を弾き飛ばしたことに驚き、ツナは弾いた光線が研究施設で戦った麦野と同じものだということに驚いていた。

 

「おのれ!」

 

 光線を弾かれて焦った斑目は近接戦闘でツナたちを倒そうとする。

 が、

 

「何だぁ!? 今の汚ねぇ光は!?」

 

 すると女性の叫び声と共に緑色の光線が放たれた。光線は斑目の乗った駆動鎧(パワードスーツ)を貫き強制的に機能を停止させた。

 

「騙されてデータ取られるなんて! マジで情けねぇぞ!」

 

「麦野。超キレてますね」

 

「結局、利用されるだけされちゃったからねー」

 

「怒り心頭」

 

 現れたのは麦野だけでなく絹旗、フレンダ、滝壺も一緒だった。怒る麦野を見ながら絹旗は窒素を纏った拳で、フレンダは爆弾を発射して駆動鎧(パワードスーツ)を破壊する。

 

「あ、あいつらは!?」

 

「なぜ奴らがここに……?」

 

「あいつらは!?」

 

 絹旗は初めて見るがそれでも麦野たちの仲間だということは理解できたが麦野たちがここにいるのかツナと美琴はは理解できずに驚いていた。一方で麦野もツナと美琴がいることに驚きを隠せないでいた。なぜアイテムがここにいるのかというとアイテムはSTUDYからの偽の依頼を掴まされ、麦野の能力である原子崩し(メルトダウナー)のデータを取られてしまったのである。利用されたことが気に入らなかったアイテムはSTUDYに仕返しせんと現れたのである。

 

「ハハッ。凄い威力だね~」

 

「あぁ!?」

 

「つ、翼!?」

 

「な、何ですか!? あの超意味のわからない人間は!?」

 

「そもそも人間なの……?」

 

 白蘭は麦野たちの前に現れる。背中から翼の生やしてあぐらを掻いた状態で宙に浮いている白蘭を見て、麦野、フレンダ、絹旗、滝壺は驚きを隠せないでいた。

 

「流石は学園都市の超能力者(レベル5)にして第4位の麦野沈利君」

 

「な、なぜ麦野のことを!?」

 

「君のことも知ってるよ。学園都市の暗部組織アイテムのメンバーにして窒素装甲(オフェンスアーマー)の使い手。そして暗闇の五月計画の生き残りの絹旗最愛君」

 

「なっ!?」

 

((暗闇の五月計画?))

 

 麦野のことだけでなく自分の名前と過去について白蘭が知っていたことに絹旗は驚きを隠せないでいた。暗闇の五月計画という聞いたことのない単語にツナと美琴は疑問符を浮かべていた。暗闇の五月計画とは能力者の自分だけの現実(パーソナルリアリティ)の最適化と能力の性能向上させる為に一方通行(アクセラレータ)の精神性と人格を植え付けるというものである。今はもうこの計画は破綻したが絹旗はこの計画の中で優等生に位置していた。

 

「同じくアイテムのメンバーにして爆発物の扱いが得意なフレンダ・セイヴェルン君」

 

「な、何で私のことまで!?」

 

 フレンダも絹旗と同じく白蘭に自分の素性を知られていることに驚きを隠せないでいた。

 

「そして能力追跡(AIMストーカー)の使い手にして8人目(・・・)超能力者(レベル5)の滝壺理后君」

 

「「「「8人目の超能力者(レベル5)!?」」」」

 

「え……!?」

 

 滝壺が8人目の超能力者(レベル5)だということが白蘭の口から告げられるとツナと美琴どころか麦野たちも驚きを隠せないでいた。しかも滝壺自身もそのことを知らなかった為、驚きを隠せないでいた。

 

「知らなかったのかい? 彼女は学園都市の全機能を賄える人材なんだよ。といっても能力を使うのに能力体結晶を使う必要があるから8人目の超能力者(レベル5)っていうのも公表はされてなんだけどね」

 

「てめぇ! 一体、何者だ!」

 

 白蘭が平行世界(パラレルワールド)の知識を共有するという力を持っていないことを知らない麦野は自分たちの素性どころか自分たちですら知らなかった滝壺の秘密を知っていた為、麦野は白蘭を敵と認識し白蘭に光線を放った。

 

「白拍手」

 

「なっ!?」

 

 しかし白蘭は麦野の放った光線を掌の圧力だけで完全にかき消した。麦野は自身の攻撃を拍手だけでかき消されたことに衝撃を隠せないでいた。

 

「ハハッ! 手が痺れちゃった」

 

「手が痺れただと……!?」

 

「麦野の原子崩し(メルトダウナー)を……!?」

 

「拍手だけで……!?」

 

「ありえない……!?」

 

 麦野は順位でこそ美琴より下であるが破壊力は美琴の超電磁砲(レールガン)をも上回る。それを拍手だけでノーダメージでかき消したことに麦野、フレンダ、絹旗、滝壺は驚きを隠せないでいた。

 

「てめぇ!!」

 

「おっと♪」

 

 麦野は白蘭に向かって光線を連射する。連射されてもばお白蘭は笑顔を絶やさず余裕で光線を躱していた。

 その時だった

 

「ぎゃーーーーーーー!」

 

 白蘭が避けた光線によって破壊された駆動鎧(パワードスーツ)が爆発しその余波に巻き込まれた者の断末魔が響き渡る。そして空中から2つの影がツナたちの前に落ちて来る。

 

「ひ、酷い目にあった……」

 

「スカル!?」

 

「デカっ!?」

 

 落ちて来たのはスカルとスカルの相棒である巨大鎧ダコだった。スカルがここにいることに驚きを隠せないでいた。美琴はスカルの相棒の巨大鎧ダコのデカさに驚いてしまっていた。

 

「な、何でスカルがここに?」

 

「リボーンにこの戦いに参加しろと脅されたんだ! もし断ればボンゴレの総力を持って俺たちのファミリーを壊滅させるとな!」

 

「鬼過ぎるでしょ……」

 

 リボーンのあまりにも鬼畜過ぎる行動を知って美琴は会ってばかりであるもののスカルに同情してしまっていた。

 

「あ、赤ん坊が喋ってるわ……」

 

「というか化粧超濃過ぎです……」

 

「タコ大きい……」

 

 フレンダ、絹旗、滝壺はスカルの存在、化粧の濃さ、タコの大きさに衝撃を隠せないでいた。スカルが装着しているヘルメットは先程の爆発によって吹き飛んでしまったのである。

 

「おいボンゴレ! ここにあの女はいないだろうな!」

 

「あの女って……佐天のことか?」

 

「そうだ! あの女のせいで俺たちのファミリーの構成員のほとんどはあの女にトラウマになったんだぞ!」

 

(佐天さん一体、何したの!?)

 

 スカルはマフィアランドでの戦いが終わった後のことを語る。スカルのファミリーの構成員がトラウマになったと知って美琴は驚くと同情に恐怖していた。

 

「そして来たら来たでそこの足の太いババァのせいで来て早々に酷い目遭った! 俺の人生はもう散々だ!」

 

「あぁん!?」

 

「「「なっ!?」」」

 

 スカルの言葉を聞いて麦野は怒りは頂点に達し青筋を浮かべていた、フレンダたちはスカルの言葉を聞いて恐怖のあまり顔面を蒼白させていた。麦野は自分の足のことがコンプレックスなのである。

 

「てめぇ!! ぶっ殺す!!」

 

「え……ぎゃーーーーーー!!」

 

 麦野は標的(ターゲット)を白蘭からスカルをへと変更し、容赦なく光線を放った。光線は見事にスカルに直撃しスタジアムにスカルの断末魔が響き渡る。

 

「痛い痛い痛い痛い!! おい貴様! いくら図星だったからとはいえここまですることないだろ!!」

 

「あぁ!?」

 

「「「「なっ!?」」」」

 

 麦野の原子崩し(メルトダウナー)は鋼鉄をも余裕で貫けるだけの貫通力がある。普通の人間がまともに喰らえば体は破壊され死に至る。しかし不死身の肉体(アンデッド・ボディ)を持つスカルは痛みこそあれど死に至ることはない。そのことを知らない麦野たちは衝撃を隠せないでいた。

 

「あれを喰らってもあの程度で済むのか……流石は不死身の肉体(アンデッド・ボディ)の持ち主……」

 

「不死身って本当だったのね……」

 

 スカルが不死身の肉体(アンデッド・ボディ)を持っていることは知っていたがあの威力の攻撃を喰らってもなお大したダメージを受けていないことにツナと美琴は驚きを隠せないでいた。

 その時だった。先程、斑目が乗っていた駆動鎧(パワードスーツ)が一瞬にして塵と化した。

 

「今度は何だ!?」

 

「まさか……!?」

 

 一瞬にして駆動鎧(パワードスーツ)が塵と化したのを見て麦野は何が起きたのかわからないでいた。一方で塵と化した駆動鎧(パワードスーツ)を見て何が起きたのかを理解したツナはスタジアムに設置されていた電光掲示板の上を見た。

 

「ドカスが」

 

 

 

 

 




暗闇の五月計画とか滝壺のこととか言っちゃいました……知らなかった人はごめんなさい……

そして次回。ついにあのキャラの登場です!もうわかりますよね。


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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