とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)219 愛

 

 

 

 

 

 

 

 ミサイルを打ち落としたツナは両手を広げてそのなま自由落下していく。ある程度の高さにまで落ちるとツナは炎を逆噴射させて空中で一旦、止まるとそこからゆっくりと地上へ降りていった。

 

「終わったぞ」

 

「じゃあ後は……」

 

「ああ。後はジャーニーをなんとかするだけだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ツナと美琴はジャーニーをなんとかする為に再び本拠地に戻った。

 

「待たせたわね」

 

「その様子だと成功したみたいね」

 

 美琴の表情と台詞から無事にミサイルを打ち落とせたということを布束は理解する。

 

「それでジャーニーのことなんだけど。能力を発動するコアとして機能するための最低限の機能と生命維持能力のみが入力された状態なの。だから私たちはジャーニーを昏睡状態にさせた。けど目を覚ませる方法は私たちでもわからないの」

 

「「そんな……」」

 

 ジャーニーを目覚める方法がないということを知ってツナと美琴はショックを受ける。

 

「あっ! フゥ太の力なら!」

 

「そっか! フゥ太君の力なら!」

 

「フゥ太?」

 

 ツナはフゥ太のことを思い出す。ツナの言葉を聞いて美琴を表情(かお)を明るくさせる。布束はフゥ太のことが誰なのかわからず疑問符を浮かべる。

 

「沢田! 早くフゥ太君に連絡!」

 

「うん!」

 

 ツナは急いでスマホを取り出しフゥ太に連絡した。フゥ太は向こうの世界にいたがすぐに学園都市に来た。そしてジャーニーを目覚めさせる方法ランキングを調べて、そのランキング結果をツナに伝えた。

 

「ありがとうフゥ太」

 

 ランキングの結果を聞いたフゥ太にツナはお礼を言うと電話を切った。

 

「それで? フゥ太君は何て言ってたの?」

 

「フェブリだって」

 

「へ……!?」

 

 ジャーニーを目覚めさせるのにフェブリが必要だという意味がわからず美琴はポカーンとしてしまう。

 

「正確に言うとフェブリの愛の力だね」

 

「あ、愛って……それ本当なの……!?」

 

「うん。フゥ太が言うんだし間違いないと思うよ」

 

「まぁ……雨は降ってないし……的中率100%だしね……」

 

 フゥ太のランキングの結果を疑った美琴であったが、フゥ太のランキングが外れたことはないので複雑な気分になりながらも信じることにした。

 

「お姉ちゃんフェブリだよ」

 

 フェブリは美琴に抱えられ、生命維持装置で眠っているジャーニーに話しかける。

 

「これはねゲコ太だよ」

 

 フェブリは美琴から貰った指人形のゲコ太をジャーニーに見せた。その後もフェブリはジャーニーに色々と話しかけていくがジャーニーは何も反応を示すことはなかった。

 

「ねぇ……本当にこれでジャーニーが目覚めるの?」

 

「大丈夫だよ。ジャーニーは目覚めるよ」

 

 科学者である布束にとって愛という非科学的な方法でジャーニーが本当に目覚めるのか信じられないでいた。だがツナはフゥ太の力を知っている為、ジャーニーが必ず目覚めるということを確信していた。

 その時だった

 

「見て! ジャーニーが!」

 

 美琴が叫ぶ。そして美琴の視線の先には目を開けたジャーニーの姿があった。

 

「嘘……!?」

 

 布束は驚きを隠せないでいた。本当にフェブリの愛の力でジャーニーが目覚めたことに。そして目覚めたジャーニーを生命維持装置から出すとツナの大空の炎の力でジャーニーの中にある毒素を浄化した。

 

「これでジャーニーの中にある毒も浄化できたはずだよ」

 

「不思議な力ね……」

 

 炎であるのに関わらず、全くジャーニーを燃やすことなく毒を浄化したことに布束は驚きを隠せないでいた。ジャーニーはずっと生命維持装置の中にいた為、運動神経がほとんどない。その為、立つこともままらない状態なので本拠地内にあるベッドに横にすることにした。フェブリはベッドで横になっているジャーニーと楽しく話していた。

 

「これで全て終わったのね」

 

「うん」

 

 ベッドで横になっているジャーニーを見ながら美琴とツナはそう言った。ミサイルも打ち落としフェブリの姉であるジャーニーも助けた。これでツナたちの目的は全て果たされた。

 

「そういえばフェブリがここじゃなくて学園都市いたのってもしかしてあんたが逃がしたの?」

 

「そうよ」

 

「え? どういうこと?」

 

 布束と美琴が言っていることがわからずツナは疑問符を浮かべた。

 

「私たちがフェブリに初めて出会った時、フェブリはどういう訳か私の名前を知ってたの。多分、私ならフェブリを助けてくれると思って私の名前を教えたってところなんでしょ」

 

「あなたの推測通りよ」

 

「でも何で私だったの?」

 

「私には頼れる人がいなかった。だから研究所からフェブリを逃がす時に御坂美琴を探すようにフェブリに言っておいたの」

 

「だから……」

 

 美琴は何で自分の名前をフェブリに教えたのかわからないでいたが、布束の説明を聞いて納得した。

 

「一か八かの策だったけど結果は予想以上だったわ。まさかSTUDYの完全に壊滅させられるなんて思ってもみなかったもの。まさかあなたにあんな化け物じみた知り合いがいるなんてね」

 

「あれは私っていうか……こいつの仲間だから……」

 

「アハハ……」

 

 美琴はツナを指さしながら苦笑いしていた。ツナも苦笑いしていた。

 

「そうだったわ! さっきは聞きそびれてしまったけれど何であなたが妹分(シスターズ)のことを知っているの!?」

 

「え、えっと……それは……」

 

 布束は聞きそびれてしまったことをツナに尋ねる。ツナはどこから説明しようか迷ってしまっていた。

 

「まぁ……単刀直入に言っちゃうと……こいつが一方通行(アクセラレータ)を倒して計画を頓挫させたの……」

 

「え……!?」

 

 

 




今回はリボーンキャラを大集合させるのに力を入れ過ぎちゃったのでフェブリのあまり会話がなくなっちゃってる上にジャーニーが目覚めた感動が薄くなってるんですよねー……感動系の話を書くのが苦手というのもあるんですが……フゥ太はもう充分な活躍をしていたので出しませんでした。


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
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