とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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本日は2話投稿です!


標的(ターゲット)220 メッセージ

 

 美琴は布束にツナが絶化能力進化(レベル6シフト)計画を頓挫させた張本人だということを明かした。

 

「あなたが絶対能力進化(レベル6シフト)計画を潰したって……あの計画を潰したのは無能力者(レベル0)のはずよ……」

 

 布束絶対能力進化(レベル6シフト)計画を潰したのが無能力者(レベル0)だということは知っていた。明らかに発火能力者(パイロキネシスト)であるツナが絶対能力進化(レベル6シフト)計画を潰したと聞いても信じられる訳がなかった。

 

「ん?」

 

 美琴の言うことが信じられず否定しようと思った布束であったが、あることを思い出すSTUDYが仕掛けたAIM拡散力場を感知する機械にAIM拡散力場の反応が数名にしか反応がなかったことを。

 

「どうしたの?」

 

「実はSTUDYは学園都市のあちこちにAIM拡散力場を感知する機械を設置していたの。その時に反応した数と人数が合わなかったの……」

 

 革命未明(サイレントパーティー)の際に起こった不可解な出来事を思い出す布束。STUDYは学園都市に侵攻する予定であったので学究会の会場だけでなく学園都市の至るところにAIM拡散力場を感知する機械を設置していたのである。

 

「こいつ……っていうかこいつの仲間が使う力は一見、能力に見えるけど能力とは原理が違う力なのよ……」

 

「確かにそれなら反応がなかったことにも辻褄があるけど……でもそんな力が存在するなんて……」

 

「まぁ……この世界の力じゃないしね……」

 

「この世界……? どういうこと……?」

 

 美琴が急に意味のわからないことを言い出した為に布束は詳しい詳細を求めた。

 

「こいつはそもそも学園都市の人間じゃないのよ。私たちとは別の世界……異世界から来た人間なのよ」

 

「ごめんなさい……なんか私、疲れてるみたい……もう1度言って貰えるかしら?」

 

(そりゃいきなりそんなこと言われたらそうなるよなー……)

 

 美琴があまりにも突拍子もないことを言った為、布束は聞き間違えたのかと思いもう1度聞き直した。布束の反応を見てツナは布束の気持ちが理解できてしまった。美琴はもう1度、ツナが異世界から来たということを伝える。

 

「聞き間違えじゃないようね……でも本当に異世界なんてものが存在するのなんてことがあるの……?」

 

 学園都市に7人しかいないはずの超能力者(レベル5)クラスが7人以上存在。そして能力に見えるがAIM拡散力場がない者たち。これらの事実が全く周知されていないこと。美琴の言う通りツナたちが異世界から来たというのが本当であれば辻褄は合ってはいる。辻褄は合っているとはいえ異世界の存在を布束は信じられないでいた。

 

「あるぞ」

 

「「リボーン!」」

 

「あ、赤ん坊が喋っている……!?」

 

 布束は喋る赤ん坊(リボーン)の存在驚きを隠せないでいた。映像ではリボーンたちアルコバレーノを見ている布束であるが、駆動鎧(パワードスーツ)を全て壊滅させられるという衝撃の方が強かった為に、気にするどころではなかったのである。

 

「ちゃおっす。俺の名はリボーン。ツナの家庭教師(かてきょー)だぞ」

 

「ごめんなさい……ちょっと考える時間が欲しいのだけれど……」

 

 異世界に続いて流暢な言葉で喋る赤ん坊(リボーン)が現れただけでも衝撃なのに、さらに自分のことを家庭教師だと言い始めた為、脳が情報を処理し切れず布束は混乱してしまった。

 

「でだ。お前にボンゴレに来てもらうぞ。ボンゴレ科学班の一員としてな」

 

「聞けよ!」

 

「というかちょっと待ちなさいよ! こいつをボンゴレに入れるつもりなの!?」

 

 ツナは布束は混乱しているのにも関わらず勝手に話を進めたことにツッコミをいれる。美琴は布束をボンゴレに入れることを初めて聞いたので驚きを隠せないでいた。

 

「今回、ボンゴレ(おれたち)が協力したんだ。こいつはその見返りだ。こいつがボンゴレに来れば妹達(シスターズ)の治療を円滑に進められるようになるだろうが」

 

「何であなたもあの子たちのことを……!?」

 

 ツナだけでなくリボーンまでもが妹達(シスターズ)のことを知っていることに布束は驚きを隠せないでいた。

 

「生き残った妹達(シスターズ)の9970人。その内の半分……4985人は俺たちボンゴレとボンゴレが特に信頼している同盟ファミリーにいるからな」

 

「ボンゴレ……? さっきから出てるけど一体何なの……?」

 

 布束はボンゴレという聞いたことのない組織のことが気になっていた。リボーンの話が本当だったとしてクローンを受け入れて治療し、さらに4985人も受け入れられるだけの資金を持つ組織など学園都市以外に存在するとは到底、思えなかった。

 

「ボンゴレは俺たちの世界における世界最強のマフィアだぞ」

 

「世界最強のマフィア!?」

 

 妹達(シスターズ)を受け入れたのがマフィアだとは思ってもみなかったのか、クールで大人しい布束が大きな声で驚く程であった。

 

「な、何でマフィアがあの子たちを……!?」

 

「ツナの夢は妹達(シスターズ)が笑い合える未来を作るのが夢だ。しかしその夢を実現すんのすぐには無理だ。クローンの存在が知られれば処分されんのがオチだ。だから表の法が届かねぇボンゴレが受け入れることにしたんだ。別に戦場に立たせたりするような真似はしちゃいねぇから安心しろ」

 

「なぜこの人とボンゴレが関係が……?」

 

 ツナの夢を実現する為になぜマフィアが協力するの理由が布束にはわからなかった。

 

「ツナはボンゴレの創始者の子孫。つまりボンゴレの次期ボスになる男なんだぞ」

 

「は……!?」

 

 まさかこんな優しい少年がボンゴレの次期ボスなどとは思ってもみなかった為、布束は衝撃のあまりその場で固まってしまっていた。今日は色々と驚くことが多い日であったが、ツナがボンゴレの次期ボスであるということが一番の衝撃であった。

 

「まぁ俺たちが言っても信じられねぇだろうし証人に証言してもらうぞ」

 

 そう言うとリボーンの帽子に乗っていたレオンが右手の甲の上に移動する。そしてレオンはスマホに変形した。リボーンはレオンが変形したスマホを操作し始めた。

 

「カメレオンが変形した……!?」

 

「あのカメレオンはレオンっていって、一度見た物なら何でも変形できるカメレオンらしいわよ……」

 

「それはカメレオンって言っていいの……?」

 

「よし準備できたぞ」

 

 美琴と布束がレオンのことを話していると、リボーンはスマホの画面を上に向けた状態で地面に置いた。するとスマホから立体映像が写し出された。

 

『お久しぶりです。とミサカは挨拶します』

 

「あなたは……!?」

 

 リボーンのスマホから写し出されたのはミサだった。

 

『ミサカの検体番号(シリアルナンバー)は10032号です。とミサカは自己紹介します』

 

 ミサがいるのはカエル医者のいる病院にいる屋上であった。ミサが立っているのは丸い白い装置の上だった。そしてミサの周囲にはカメラが取り付けられていた。このカメラで撮影された映像はリボーンのスマホを通じて映し出されているのである。

 

『今回はミサカの大事な人を助けてくれてありがとうございます。とミサカは皆さんに感謝の言葉を述べます』

 

 ミサは布束を助けてくれたことに対して頭を軽く下げてお礼を言った。

 

『そしてまたあなたとこうして話すことができてとても嬉しいです。とミサカは再会の喜びを噛み締めます』

 

「あああ……!?」

 

 映像越しとはいえこうして再び会うことができて嬉しかったのかミサは少しだけ微笑んでいた。布束は感動のあまり言葉を失ってしまっていた。

 

『こうして再び会えたのはツナが絶対能力進化(レベル6シフト)計画を頓挫させたお陰です。とミサカは説明します』

 

 ミサはツナの方を向き、一方通行(アクセラレータ)の魔の手から自分を助け出した時のことを脳裏に浮かべながら言った。

 

『現在、ミサカたちの半分は異世界にあるボンゴレファミリーというマフィアの元にて治療を受けながら働いています。とミサカはミサカたちのその後について説明します』

 

(じゃあ……本当に……!?)

 

 ミサの口から先程、同じことが語られる。布束はミサの言葉を聞いてリボーンたちが言っていたことが本当なのだということを理解する。

 

「こいつが言うなら本当だろ。まぁ映像の捏造やあらかじめこう言うように仕込んでると思うだろうがな」

 

「それは絶対ないわ。私にはわかるもの」

 

 科学者であり量産型能力者(レディオノイズ)と絶対能力進化《レベル6シフト》計画に関わっていた布束にはわかっていた。この映像が捏造でないことが。ミサ

が嘘を言っていないことを。

 

『それと報告したいことがあります。とミサカはあなたに言いたくて言いたくて仕方がないことがあります』

 

「報告?」

 

『この度、ミサカはツナとデートする約束をしました。とミサカは報告します』

 

「「ぶっ!!」」

 

「デ、デート……!?」

 

 ミサの言葉を聞いてツナと美琴は顔を赤くしながらおもいっきり吹いた。布束もデートという言葉を聞いて顔を赤くしながら動揺してしまっていた。

 

「だからデートじゃないからね! ただ2人で遊びに行くだけだからね!」

 

(それを一般人にデートと言うんじゃないかしら……?)

 

 ツナの言葉を聞いて、布束はデートの意味をちゃんと理解していないのだということを理解する。

 

「というか今、言わなくても良くない!?」

 

『日本では彼氏、彼女ができた際に生みの親に報告する義務があります。とミサカは学習装置(テスタメント)で得た知識を披露します』

 

「そもそも俺とミサは付き合ってないよね!?」

 

「ミサ……?」

 

 ツナが妹達(シスターズ)のことをミサと呼んだことに対して布束は違和感を感じる。

 

妹達(シスターズ)の名前のことだ。これから接していく上で名前が必要だからあいつがつけたんだぞ」

 

「彼は本当にあの子たちを1人の人間として見ているのね……」

 

『フェブリだってそうだ!! 人工的に造られたとか関係ない!! フェブリにだって感情があるんだ!! なのに何で道具扱いしてるんだよ!! 何であの子があんな目に遭わないといけないんだ!!』

 

 布束はツナが有冨に言った言葉を思い出し理解する。ツナは人工的に造られた人間であろうとも1人の人間として見てくれていることを。

 

「私は自分の死と引き換えに実験を止めようとした。でもあいつは私もあの子たちも死なせない。みんなが笑い合える未来を作るって言ったの」

 

 美琴は思い出す。橋の上で自分に言ったツナの言葉を。

 

「戦いなんか大嫌いのクセに大切な者の為なら死ぬ気で戦う。あいつはそんな奴よ。でもあいつがいたから私もあの子も生きていられたているの」

 

「お。惚気話か」

 

「そ、そんな訳ないでしょ!!」

 

 少しだけ微笑みながらそう言う美琴をリボーンが茶化す。リボーンの言葉を聞いて美琴は顔を赤くしながら動揺してしまっていた。

 

「それでどうする? ボンゴレに来るか? フェブリたちを連れて来ても構わねぇぞ」

 

「ええ。行かせてもらうわ」

 

 リボーンは布束にボンゴレに来るかどうか意思確認を行った。布束は迷うことなく了承した。

 そして立体映像を切った。

 

「私だけじゃなくてフェブリとジャーニー。あの子たちのことまで助けてくれてありがとう」

 

 布束はSTUDYの呪縛から解放してくれたこと、フェブリとジャーニー、ミサのことを助けてくれたことに対して改めてお礼を言った。

 

「そしてツナでよかったかしら?」

 

「え? うん」

 

「あの子たちのことを1人の人間としてみてくれたこととても嬉しかったわ。これからもあの子たちのことをよろしくね」

 

 布束はとびっきりの笑顔でツナにお礼を言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうしてSTUDYとの戦いは幕を閉じた。

 

『沢田さん!! 聞こえますか!?』

 

 かに思えたがツナのヘッドフォンに初春から連絡が入った。しかも初春声とても慌てた様子であり、何か大変なことがあったことが伺える。

 

『大変です!! 緊急事態です!!』

 

 

 

 




さてと……最後の大仕上げは……


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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