STUDYによる大規模テロ。
「はぁ……」
しかしツナは浮かない
「せっかくフェブリたちを助け出せたのに……」
ツナが浮かない
「あ。美琴……ん?」
しばらく歩いているとツナの視界に美琴と後ろ姿しか見えないが黒髪の高身長の青年が映った。
(知らない人だ……道でも聞かれているのかな?)
ツナの知る限り美琴にあのような青年の知り合い知らない。ツナは青年が美琴に道を尋ねているのではないかと推測した。すると美琴がツナに気づいたのか慌ててツナの方に走って来る。
「ごめーん! 待ったー?」
「へっ……!?」
美琴はツナの前で止まると笑顔でそう言った。ツナは美琴の行動の意味がわからずその場で固まってしまっていた。
「ちょっとめんどくさいことに巻き込まれてるの。このまま私と一緒に移動して」
「え……!? う、うん……!?」
美琴はツナにしか聞こえないくらいの小声でそう言った。ツナはいきなりのことで状況を把握できていなかったがそれでも首を縦に振りながら答えた。そして美琴は右手でツナの左手を掴むとそのまま青年がいる方向とは逆方向へ走っていった。
走ること20分。ようやく美琴が止まった。
「よし。ここまで来れば大丈夫ね」
美琴は周囲を何度も見回した後、ツナの手を握っていた右手を離した。
「ねぇ美琴。どうしたの? 急に走り出して」
「あの男よ」
「さっき美琴の隣にいた人?」
「そう。あいつ
「それって……もしかしてストーカー!?」
「そういうんじゃないのよ。ただいつもどこかに一緒行かないって誘われるのよ。まぁナンパみたいなもんね。今までなんとか誤魔化し来たんだけど、ここ最近しつこくって。だからたまたまいたあんたをその……こ、こ、恋人役に見たてたってわけ!!」
「成る程ね」
偽とはいえ恋人と言うのが恥ずかしかったのか美琴は顔を赤らめながら言った。事情を聞いてツナはなぜ美琴が自分を連れて逃げるように移動したのかということを理解した。
「とりあえず問題は解決したし。じゃあ俺はパトロールに戻るね」
「ちょ、ちょっと待ちなさい!!」
問題が解決して一件落着したと判断したツナはパトロールに戻ろうとする。そんなツナを見て美琴は両頬を赤らめながら制止した。
「まだ問題は解決してないわよ!!」
「え? 何で?」
「何でじゃないわよ!! ここでまたあんたと別れたら私があの男にしつこく付きまとわれるじゃない!!」
「いや……俺を恋人役にしたんだし……もう付きまとわれることもないんじゃ……」
「あいつにあんたが私の……こ、こ、恋人って言った訳じゃないわ!! しかも勝手に逃げ出したんだから不審に思われてるわ!!」
「確かに……」
美琴の言葉を聞いてツナは海原に自分が美琴の恋人であるということを認識させられていないということを理解する。
「というか断ればいいだけじゃないの?」
ツナは今さらながら気づく。そんなに嫌なのであれば本心を言って断ればいいのではないかと。
「あいつ
「あー……それはなかなか言えないよね……」
「そ、そうなのよ!! だ、だから……い、今から……わ、私と……その…デ、デ……デートしなさい!!」
美琴は恥辱に耐えて顔を真っ赤にしながらも勇気を振り絞ってツナにデートするように命じる。
「わ、私とあんたが付き合ってるっていうのがあいつに伝われば私があいつに付きまとわれることもなくなるわ!! どう!? 完璧でしょ!?」
「え……でも……俺、
「困ってる人を助けるのは
「それはそうなんだけどさ……」
美琴の言う通り
「もしこれで事件が起きたどうすんのよ! 何かあってからじゃ遅いのよ!」
「いくらしつこく付きまとわれてるって言ってもあの人はナンパして来てるだけであって美琴に何かしてきた訳じゃないんでしょ?」
いくらしつこくてもナンパをしているだけの青年を悪者認定するのはどうかとツナは思っていた。
「確かに今まであいつが何かしてきたことはないけど、もしかしたら私に手を出してくるかもしれないのよ!! あいつは
「それを言ったら美琴は
青年が
「私だって穏便に済ませたいのよ!」
「というかむしろ恋人がいるって思われた方が事件になると思うんだけど……」
「あーーー!! もう!! 面倒くさいわね!!」
むしろ偽の恋人を演じて自分が美琴の恋人だと思われて、そのショックによって青年が何か事件を起こす可能性の方が高いのではないかとツナは思っていた。しかしツナの言葉を聞いた途端、美琴が怒りが爆発した。
「いいからとっとと着いてきなさい!!」
「え!? ちょっと美琴!?」
このままでは埒が明かないと判断した美琴はツナの意志を無視して右手首を掴んで強制的に連行していくのであった。
この話もやりたかったんですよねー。それに魔術サイドの話ができるし。
という訳で今回からとある魔術の大空と
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