とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

225 / 300
標的(ターゲット)225 XANXUS

 

 

 

 

 

「元々、ボンゴレの後継者候補はツナとXANXUS以外に3人いたんだ」

 

「え!? そうなの!?」

 

「ああ。だがエリンコは抗争の中で撃たれ死亡」

 

「何で写真があんのよ!」

 

 リボーンは懐から銃を持ったまま倒れているエリンコの写真を見せた。美琴はその時の写真があることにツッコミをいれた。

 

「マッシーモは海に沈められ」

 

「だから何で写真があんのよ!」

 

 今回は海に沈められた小太りの男の写真を見せる。美琴は再びツッコミをいれる。

 

「フェデリコはいつの間にか骨に」

 

「いやああああああ!!」

 

 最後にリボーンは頭蓋骨だけとなったフェデリコの写真を見せる。美琴は両手で両面を隠しながら悲鳴を上げた。

 

「この3人が生きていたとしてもXANXUSへの支持は圧倒的だった。ボンゴレの次期ボスはXANXUSだと誰もが疑わなかった。だがある時、XANXUSは上層部を敵に回すことになった。その後XANXUSはファミリーを抜けた」

 

 機密である揺りかごを話す訳にはいかないのでリボーンは嘘をついた。

 

「XANXUSがファミリーを抜けてから8年後。奴は再び表舞台へ現れた。XANXUSの目的は10代目候補であるツナを消して自分が次期10代目になること。そこで次期ボンゴレ10代目を決める為の戦い、リング争奪戦が行われることになった。勝負の内容は互いのボス候補とボスを護る守護者のガチンコバトル。そして最後の戦い。ツナとXANXUSとの戦い。その決着が決まると思われた目前に驚愕の事実が明かされた」

 

「驚愕の事実……?」

 

「XANXUSが9代目の本当の息子じゃないということが判明したんだ」

 

「え……!? どういうこと……!?」

 

 ツナはXANXUSが9代目の息子だと言った。しかしリボーンは今、XANXUSが9代目の息子ではないと断言した。

矛盾する2人の言葉に美琴は困惑していた。

 

「XANXUSは9代目の義理の息子。つまり養子だったんだ」

 

「そういうこと……」

 

 養子という言葉でツナとリボーンの食い違っていないということを美琴は理解する。

 

「でも何あいつが正当後継者じゃないってことがわからなかったの?」

 

「全ては9代目の優しさが原因だったんだ」

 

「9代目の?」

 

「元々、XANXUSはイタリアの下町生まれの子供だった。そして生まれながらにXANXUSは死ぬ気の炎を灯していた。それを見た母親はXANXUSがボンゴレの後継者だと確信したんだ」

 

「何で死ぬ気の炎を持っているだけでボンゴレの後継者だと思ったのよ? 死ぬ気の炎はみんなが持っている力でしょ?」

 

「元々、死ぬ気の炎はボンゴレの象徴。そして死ぬ気の炎を使えるのはボンゴレの正当後継者のみと思われていたんだ。だから死ぬ気の炎に属性があるということも知られていなかった。だが未来の世界で死ぬ気の炎は覚悟とそれに応えるリングがあれば誰でも使え、死ぬ気の炎には7つの属性があるということがわかったんだ。そんな中でXANXUSは今で言う大空の死ぬ気の炎を持っていたんだ。ボンゴレの正当後継者は皆、大空の炎を持っていたからな」

 

「だから……」

 

 美琴はXANXUSがなぜ後継者じゃないとわかってないことがわからなかった理由を理解する。

 

「XANXUSの母親はXANXUSを9代目に会わせた。そして9代目はXANXUSの死ぬ気の炎を見てXANXUSをボンゴレに迎えることにした。XANXUSがボンゴレの後継者でないことをわかっていながらな」

 

「わかってた……!? じゃあ何で……!?」

 

「XANXUSたちは貧困な暮らしを送っていた。それ故にXANXUSの母親はXANXUSが自分と9代目の息子との間に生まれた子供だという妄想に取り憑かれてたんだ。2人の暮らしぶりと、何も知らずただ母親の言葉を信じているXANXUSを見た9代目は母親の言葉を否定できなかったんだ。だからXANXUSを息子だと言ったんだ」

 

「本当に凄いのね……9代目は……」

 

 絶望させないと嘘をついてまで2人を救った9代目の行動に美琴は感動していた。

 

「ボンゴレに迎えられたXANXUSだったがある時、知っちまったんだ。自分が9代目の息子ではないこと。ボンゴレの血(ブラッド・オブ・ボンゴレ)なくしてボンゴレのボスになれないことを。そこからXANXUSは怒りに燃え暴走し始めた。俺たちですら口にすることすら恐ろしいことも次々に起こした」

 

「な、何やったのよあいつ……!?」

 

 リボーンに口にすることすら恐ろしいと言わせる程のことを起こしたと知って美琴は衝撃と恐怖隠せないでいた。

 

「詳細は言えねぇが別件の調査で諜報活動をしていたモレッティがXANXUSの虐殺行為に巻き込まれ重症を負わされたことがあってな。その後、モレッティは怪我から回復したがあまりの出来事にXANXUSの恐怖に捕らえ続けまともな報告すらできない程、精神的に追い詰められていたらしいぞ」

 

「……」

 

「そんなことが……」

 

 モレッティの身に起きたことを知って美琴はもう恐怖以外の感情は何もなく言葉を発することすらできなくなってしまっていた。ツナもそのことは知らなった為、驚きを隠せないでいた。

 

「XANXUSのことはこんなところだ。次は家光のことだな」

 

 

 

 

 

 

 




暗い話ばかりですいません。次回は明るくする予定です。

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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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