とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)226 家光

 

 

 

 

 

「次は家光のことだが……家光は確かにボンゴレの正当後継者だ。だが家光にはボンゴレの血(ブラッド・オブ・ボンゴレ)に継承される力。超直感が発現してねぇんだ」

 

「そっか……ボンゴレの血を引いているだけじゃダメだったのよね……」

 

(父さんって超直感がないんだ……)

 

 美琴は前にリボーンが言っていたボンゴレファミリーのボスになる為の条件のことを思い出した。息子であるツナは家光に超直感がないということを初めて知り驚いていた。

 

「1回だけ9代目の影武者に騙されて弾丸を喰らっちまったことがあってな。しかもその影武者は幻覚すら使っていない、ただの変装技術で変装しただけの影武者。超直感があれば変装ぐらい簡単に見破れるはずだからな」

 

「超直感がなくても……強すぎるわよ……」

 

 美琴は思い出す。XANXUSの一撃の軌道を変え、野球のボールを投げるくらいの感覚で駆動鎧(パワードスーツ)を数十先にいるXANXUSに100キロ以上のスピードで投げてるところを。正直、超直感がなくてもボンゴレのボスとして充分にやっていけるのではないかと思っていた。

 

「それに家光が仮にボンゴレのボス10代目になることができたとしても、他にCHDEFのボスを任せられる奴がいねぇからな」

 

「CHDEFって……白蘭が言ってたわね。確か普段はボンゴレとは別の組織だけど非常時においてはボスの次に権限を発動できるって。それでCHDEFのボスの沢田のお父さんはボンゴレのNo.2だって」

 

「その通りだ。CHDEFは表向きは一般企業を装ってる。故にボンゴレの仕事だけでなく、一般企業の業務もボンゴレの仕事も両立させつつ組織を完璧に運営させなくちゃならねぇ。そしてボスを何者からも護れる程の戦闘力を有し非常時においてファミリーを導いていかなきゃならねぇ。そんな資格を兼ね備えてる奴は今のボンゴレには家光ぐらいしかいねぇからな」

 

「凄いわね」

 

(信じられねぇー……)

 

 家光の能力を知って美琴は感心するがツナは家光がそんな能力を有しているとは思えない為、信じられないでいた。

 

「あのXANXUSでさえ家光と戦うのを避けたぐらいだからな」

 

「あいつが……!?」

 

「自分がボンゴレ10代目になる為にXANXUSは家光がイタリアへ向かうように仕向けたんだ。家光に勝てるのならそんな小細工する必要なんてねぇからな。家光が自分の目的に一番の障害になると思ったんだろ」

 

「ただの暴れん坊じゃないって訳ね……」

 

 決して相手を見誤ることなく勝つ為に最良の選択し実行する。美琴は誰もがボンゴレのボスがXANXUSだと云わしめた理由を理解する。

 

「それにツナですら家光に勝ったことはないからな」

 

「う、嘘……!?」

 

「うん……2回だけ戦ったけど、1回目は一撃でやられたし。2回目は決着がつかなかったよ」

 

「つ、強すぎでしょ……!?」

 

 まさか家光がそこまでの戦闘力を有しているとは思っていなかったのか美琴は衝撃を隠せないでいた。

 

「当たり前だろ。家光はツナの100倍修羅場をかいくぐりツナよりも家族の為に100倍戦ってきた超がつく程の強者だ。ま。俺には劣るがな」

 

「結局、自分の自慢……」

 

(あれ? あのスーツの男の人と同じことを……)

 

 家光のことを話していたのにも関わらず、最終的に自分の自慢をしているリボーンに美琴は呆れてしまっていた。ツナは虹の代理戦争にて黒いスーツを身に纏った男が言っていた言葉をリボーンが言ったので違和感を感じる。虹の代理戦争にてツナに家光のことを教えたのは呪解したリボーンなのであるがツナは呪解したのがリボーンなのだとわかっていない。超直感が開花しているのにも関わらず。単にツナが鈍感なのだが。

 

「つってもそれは2年前の時点での戦闘力だ。今のお前ならもしかしたらもしかするかもしれねぇぞ」

 

 リボーンの見立ててでは今のツナで死ぬ気の到達点を使わずとも家光に勝てると確信していた。

 

「あんたの父さん……とんでもない人ね……」

 

「そんなことないよ。家じゃあ1日中アホ面浮かべながら寝てるだけだよ……」

 

 今までの話を聞いて家光がとんでもない人物だということを認識する。ツナの脳裏には下着姿でいびきをかきながら寝ている家光の姿が浮かぶだけだった。

 

「小さい頃、父さんに何の仕事をしているのかって尋ねたら世界中を飛び回って交通整理しているって言ったからね……」

 

「世界中って……」

 

 自分がマフィアだということを隠したかったというのは理解できたのだが、あまりの強引な誤魔化し方に驚いていた。

 

「2年前に帰って来て最初に話しかけてきた言葉が朝4時に俺の部屋に入って来て、飯取りに行かないか? だからね」

 

「か、変わってるわね……」

 

 ミサたちを引き取っている手間、あまり家光のことを悪く言うことができない為、美琴はそう言うのが精一杯だった。

 

「そして前に佐天に酒も飲ませたしな。つっても水の入ったコップと日本酒の入ったコップを間違えたらしいがな」

 

「な、何やってんのよ!?」

 

 いくら間違ったとはいえ友達(佐天)に酒を飲ませたと聞いて流石の美琴も落ち着いていられなかった。

 

「その後、酔った佐天に抱きつかれて挙げ句の果てにキスされる寸前まで言ってもな」

 

「っ!?」

 

「キ、キス!?」

 

 ツナはその時の光景を思い出したのかツナは顔を真っ赤にしていた。酔った勢いで実際にしていないとはいえこのことを知った美琴の心中は穏やかではなく顔を赤くしながら動揺していた。

 

「そういや家光も佐天のことを絶賛してたっけな。佐天にならツナのことを任せてもいいってな」

 

(お、親からも了承されてるの!? ど、どうしよう……)

 

 リボーンはさらに追い討ちをかける。美琴はまさかそこまでの展開になっているとは思っていなかった為、慌ててしまっていた。

 

(落ち着きなさい! 今日は千載一遇のチャンスが舞い降りたのよ! これを機に私も形勢逆転してやるわ!)

 

 

 

 

 

 




家光がボスになれない理由を書きましたがこれはタダの想像です。それと途中で矛盾してしまっていますがご了承下さい。


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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