とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)236 臨時教師2

 

 

 

 

 

 

恐怖の数学の授業が終わった後の授業はリボーンは出て来ず普通に終わり昼休みを迎える。

 

「はぁ……」

 

 佐天は廊下を歩いていた。2時間目以降からはまたリボーンがやって来て何かするのではないかと思ってしまいずっと警戒していた為、いつもより余計に疲れてしまっていた。

 

「まだ2日なんだよなー……」

 

 学園都市へ戻って来てから2日。たった2日なのであるがリボーンに振り回されたせいで数十日分疲れているような気がしてしまっていた。

 

(まさかとは思うけど……)

 

 佐天は嫌な予感がしていた。明日からの広域社会見学にリボーンもやって来るのではないかと。そして広域社会見学に行く他の生徒たち、広域社会見学の行き先である学芸都市の人たちをボンゴレに勧誘したり、何か変なことをするのではないかと。佐天は心配で心配でたまらなかった。

 

「何、湿気た(ツラ)してやがんだ。そんなんじゃ

惚れた男は振り向いてくんねぇぞ」

 

 すると佐天の廊下に設置してある消火栓の扉が開いた。そこには椅子に座って優雅にコーヒーを飲んでいるリボーンがいた。

 

「ちゃおっす佐天」

 

「ちゃおっすじゃないよ!! 何で当たり前のようにウチの学校に教師やってるの!?」

 

 1時間目の出来事があったのにも関わらず、何事もなかったかのように挨拶するリボーンに佐天はツッコミをいれる。

 

「俺の超高度な変装に気づいているとはな。成長したな佐天」

 

「わかるよ!!」

 

 リボーンの変装はどういう訳かはわからないが普通の人には見破ることができない。リボーンの生徒を除いて。

 

「それより俺の授業はどうだった? 楽しかっただろ?」

 

「楽しい訳ないでしょ!! 恐怖しかなかったよ!!」

 

「おかしいな。死地であればある程、スリリングなもんなんだがな」

 

「それはリボーン君だけでしょ!!」

 

 殺し屋(ヒットマン)として幾千もの死地を乗り越えて来たリボーンと、柵川中学の生徒たちの感覚が同じな訳もなかった。

 

「というか生徒を気絶させるなんていくら何でもやり過ぎだよ!!」

 

「生徒の分際で教師である俺の悪口を言ったんだ。あれぐらいの制裁は当然だ」

 

「いきなりあんなこと言ったら誰だってそう思うよ!!」

 

 いきなりいいマフィアの就職口を紹介してやるなどと言われたら気絶させられた男子生徒のような反応をするとは当然。佐天の主張は間違いななく正しいと言っていい。

 

「というかこの学校に来る為だけに数学の教師を食中毒にさせたでしょ!!」

 

「食中毒は本当の話だぞ」

 

「え……そうなの……?」

 

「ああ。何でもボンゴレピザっていうピザ屋のピザを食べて食中毒になったらしいぞ」

 

「やっぱりリボーン君のせいじゃん!!」

 

 一度は無関係と思っていたが、結局リボーンが関係していたと知って佐天はツッコミを入れざる得なくなってしまった。

 

「それはそうと今日はお前に新兵器ができてるぞ」

 

「新兵器?」

 

 新兵器が何なのかわからず疑問符を浮かべる佐天。リボーンはアジトの奥に置いてあるアタッシュケースを取り出して佐天に見せた。

 

「何が入ってるのこれ?」

 

「バトル用のマフィアスーツだぞ」

 

「マフィアスーツ!?」

 

「そうだぞ」

 

「い、いいよ! そんなの渡されても着ることないって!」

 

「安心しろ。見た目は柵川中学の体操服と一緒だ」

 

「あ。本当だ」

 

 リボーンがアタッシュケースを開けて見せた。そこには柵川中学の体操着が入っていた。見た目が普通の体操着だと知って佐天は安堵した。

 

「こいつは俺のスーツと同じレオンの体内で生成された糸でできた特別製でな。死ぬ気の炎でも簡単には燃えねぇんだ」

 

「そんなことまでできるんだレオンって……」

 

「ちなみに死ぬ気弾はレオンがいなきゃ作れねぇんだぞ」

 

「どういうこと?」

 

「死ぬ気弾はボンゴレ伝統の素弾を形状記憶カメレオンの体内に3日間埋め込むことでできるんだ。貝で真珠を作るみてぇにな」

 

「え!? 死ぬ気弾ってそんな作り方だったの!?」

 

 あらゆる物に変形したり、生徒の危機を予測したり、生徒専用のアイテムを吐き出したりするだけでも驚きだというのに、ここにきてさらに知られざる能力を持っていることを知った為、佐天は驚きを声を上げる。

 

「そのスーツは通常の10倍の厚さにしてあるからな。だから美琴の超電磁砲(レールガン)が直撃しても耐えられる仕様になってる。つっても3、4発ぐらいが限度だがな」

 

「すご過ぎるでしょ……」

 

 このスーツの強度に佐天は驚きを隠せないでいた。リボーンはリング争奪戦の際にレオンの糸で作ったスーツをツナに与えた。ツナはXANXUSの攻撃をモロに喰らったがこのスーツのお陰で命拾いした。

 

「これからそいつを着るようにしとけ」

 

「ありがとうリボーン君。次の時間は体育だからさっそく使ってみるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして昼休みが終わり体育の時間になる。佐天たちはグラウンドに集合していた。予鈴が鳴っても先生が来ていなかった為、準備運動を始めていた。

 

(全然、違和感がない。それどころかめちゃくちゃ動きやすい……)

 

 準備運動をしながら佐天はリボーンが用意してくれた着心地を実感する。厚さを10倍にしていたとはいえ全然、動きにくいどころかむしろ柵川中学の体操着よりも動きやすいぐらいであった。

 

「待たせたわね」

 

(え……!?)

 

 すると先生がやって来る。だがその先生を見て驚愕する。なぜならそこには青いジャージを来て黒髪のポニーテールのカツラを被っているリボーンいたのだから。

 

「臨時教師のリボ川よ。よろしくね」

 

(また変なの来たーーーーー!!)

 

 

 

 




高評価を下さった将司さん、realizeさん。ありがとうございます!


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