とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)239 迷い人

 

 

 

 

 

 

 

 侵入した不審者の男を撃破した佐天。男は逮捕されたが不審者が入ったことで授業は中断。柵川中学の生徒は全員、下校することとなった。

 

 

 

 

 

風紀委員(ジャッジメント)177支部

 

「ええ!? 不審者を佐天が倒した!?」

 

 ツナは初春から今日、柵川中学にて起きた出来事を話した。佐天は事件の終了後、警備員(アンチスキル)に連れて行かれて事情聴取を受けている。故に寮には戻っていない。なのでツナは佐天からの事件のことを聞いていない。故に初耳なのである。

 

「どうやら少年院から脱獄して来たみたいで。しかも相手は大能力者(レベル4)の能力者なんです」

 

大能力者(レベル4)……!?」

 

 不審者の能力者が自分と同じレベルの能力者だったという事実を知って黒子は驚きを隠せないでいた。

 

「佐天は!? 佐天は大丈夫なの!? 怪我とかしてない!?」

 

「大丈夫ですよ。佐天さんは不審者を圧倒。他の誰にも被害を及ぼすことなく事件を収めました」

 

「ど、どれだけ強くなっていますの……!?」

 

 佐天のあまりの成長ぶりに黒子は驚きを隠せないでいた。STUDYの起こしたテロ。革命未明(サイレントパーティー)において佐天が活躍したということは黒子も耳にしている。しかしそこまでの成長を遂げているとは露程にも思っていなかった。

 

「これで白井さんも佐天さんを護る立場から佐天さんに護られる立場になっちゃいましたね」

 

「な、何を言っていますの初春! 私に勝とうなどそう簡単な話ではありませんわよ!」

 

 初春の言葉を聞いて黒子は動揺しながら答えた。しかし佐天はツナと同じくリボーンの修行を受けている。故に本当に自分を超えている可能性が十二分にあるということがわかっていた。だが事実認めたくない自分がいる為、初春の言っていることを素直に認めることができないのである。

 

「あ。パトロールの時間だから俺、行って来るね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パトロールの為に街へと出たツナ。

 

「まさか佐天がそこまで強くなってるなんてなー」

 

 初春の話を思い出すツナ。ツナも黒子と同じく佐天が美琴と戦ったことを知っている。しかしその時ツナはミサとデートしていた為、一部始終を見てはおらず佐天が負けたという結果しか知らないのである。

 

「あ。常盤台の生徒だ」

 

 少し歩いているとツナの前方に常盤台中学の制服を身に纏い、後頭部の髪を結んで紅葉の形のようにしている黒髪の生徒の後ろ姿を視界に捕える。

 

「あ」

 

 すると女性のスカートのポケットからハンカチが落ちる。そのことに気づいたツナは咄嗟に落ちたハンカチを拾い、女性の元へ向かう。

 

「あ、あの! すいません!」

 

「何でしょうか?」

 

「これ。落としましたよ」

 

「あら。私としたことが」

 

 女性はスカートのポケットの中を探る。そしてハンカチがないということを認識した。

 

「これはこれは。ご丁寧にありがとうございます」

 

「い、いえ! 当然のことをしただけですから!」

 

 女性は笑顔でお礼を言った。ツナは女性の笑顔を見て顔を赤くしてしまっていた。女性はお礼を言うとその場から去り、ツナもパトロールに戻る。

 

「なんか緊張しちゃうんだよなー……」

 

 相手は中学生(年下)であるのにも関わらずつい敬語になってしまったことを思い出す。常盤台中学の生徒は大人っぽく見えてしまう為、どうしても敬語になってしまうのである。そのせいか最初は美琴と黒子、そして湾内と泡浮にも敬語になってしまっていた。

 何事もなくパトロールを続けるツナ。

 

「あ」

 

「あら。先程はどうも」

 

 すると先程の女性がツナの前方から現れる。女性は軽く会釈をするそのまま歩みを止めることなくそのまますれ違う。

 

「え?」

 

「あら。また会いましたね」

 

 また先程の女性と出会うツナ。こんな短期間で再び会ったことにツナは違和感を覚えていたが、女性は何も違和感を覚えていなかった。

 

「え……?」

 

「またまた会うなんて。こんな偶然があるのですね」

 

 またまた女性と出会うツナ。こんな短期間に3回も会った為、流石にどうなっているのかとツナは思ってしまっていた。だが女性は何の違和感もなく通り過ぎ行った。

 そしてそこからツナは何度も何度も女性と出会う。

 

(あ、あれ……? 道、合ってるよな……?)

 

 何度も何度も女性と出会っていく中でツナは自分がパトロールのコースを間違えてしまったのではないかと錯覚してしまっていた。

 

「あ、あの~……」

 

「え!?」

 

 すると今度は後ろの方から声がする。ツナが後ろを振り返ると顔を赤くし、とても申し訳なさそうな顔をしていた女性がいた。ツナはいつも前方から現れていた女性が後方から現れたことに驚いてしまっていた。

 

「ど、どうかしましたか?」

 

「い、今……お時間の方ははございますでしょうか……?」

 

「大丈夫ですけど……どうかされたんですか……?」

 

 女性が道に迷っているので教えて欲しいと言おうとしていることは容易に想像することはできたツナであったが、敢えてそこに触れないようにした。

 

「た、大変恐縮なのですが……実は道を教えてもらいたくて……」

 

「いいですけど……どこに行きたいんですか?」

 

「ま、学舎の園です……」

 

「え……?」

 

 女性の行きたい場所が学舎の園だということを知ってツナは聞き間違いではないのかと思ってしまい、つい驚きの声を上げてしまった。

 

「えっと……常盤台中学の人ですよね……?」

 

「そ、それは……!!」

 

「わ、わかります! 常盤台中学の場所ならわかります!」

 

 ツナが聞き返した瞬間、女性が恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にしてしまった。それを見たツナは気を遣って知っているということを伝えた。

 

「とりあえず案内します! えっと……」

 

()王院(おういん)(つかさ)と申します……」

 

「沢田綱吉です。それじゃあ俺について来て下さい」

 

「お、お手数をおかけします……」

 

 

 

 




という訳でとあるキャラから雅王院司の登場です。え?誰と言う方もいるでしょうが、とある科学の心理掌握(メンタルアウト)に出て来るキャラのなので見てない人はわからないと思います。わからない人は書店へ行って是非ともご購入下さい。あれ?宣伝?

何で出しかというと普通に僕が推してるからです。それ以上でもそれ以下でもありません。後、水鏡先輩を出したいです。誰?と思う方はとある科学の超電磁砲(レールガン)の17巻を書店に行ってご購入下さい。あれ?営業部の回し者みたいになってる?




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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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