ミカが起きない為、ツナはミカをおんぶしてケーキ屋へと向かって行く。
「えっと次はこっちでいいの? ってミサ?」
ツナはケーキ屋の道へ尋ねようと後ろにいる振り向いた。だがミサはツナの数メートル後方にある店の前にいた。ミサはショーウィンドウに置いてある商品をジーッと見ていた。ツナはミサの元へ向かう。
「どうしたのミサ?」
「とても綺麗だったのでつい見惚れてしまいました。とミサカはこの商品の感想を述べます」
「これって……」
ツナはミサが見ていた商品を見る。ショーウィンドウの中にあったのは綺麗な宝石がついた指輪であった。
(で、でも……)
ミサが興味を持っていたのでミサの為に買ってあげようと思ったツナであったが、ショーウィンドウに置いてある指輪はどれも十万円から数百万もするものでツナが到底、手が出せる代物ではなかった。
「ごめんねミサ。買ってあげたいのは山々なんだけど……」
「わかっています。とミサカはツナの心情を察します。先を急ぎましょう。とミサカは本来の目的を思い出します」
ジュエリーショップを後にしたツナたち。歩くこと15分。ミサの来たかったケーキ屋へと辿り着いた。
「う、う~ん……?」
「あ。起きた」
タイミングがいいのかケーキ屋に辿りつくと同時に眠っていたミカが目を覚ました。
「何でミサカはツナにおぶられているの? ってミサカはミサカは状況がわからず困惑してみる」
「じゃあここはどこ? ってミサカはミサカは尋ねてみたり」
「さっきの鬼ごっこでミカは遊び疲れて寝ちゃったんだよ。何度も起こしたんだけどミカが全然起きないからおぶって来たんだ」
「ケーキ屋!? ってミサカはミサカは魅惑の単語を聞いて興奮してみる!」
ツナから自分が寝た後のことをミカに伝える。ケーキ屋に着いたことを知ったミカの眠気は完全に覚める。ツナはミカを下ろす。
「どれも美味しそうってミサカはミサカは悩んでみる!」
ミカはケーキが並べられているショーウィンドウに両手を当て、どれにしようか悩んでいた。
「なんていうか……同じ
「
「そういう意味じゃなくてさ。ミサはすごくクールな感じだけど、ミカは感情豊かなんだなって思ったんだ」
「ミサカは大人ですからあのようにみっともなくはしゃぐような真似はしません。とミサカは大人宣言してみます」
(いや……さっきおもいっきりはしゃいでたよね……)
自分が大人だと言うミサ。しかし先程、ミカの挑発に簡単に乗って鬼ごっこをしていた。その光景を見ていたツナはミサが本当に大人なのか疑ってしまっていた。
「まだミサやミカが笑える世界を完全に作れた訳じゃないけど、それでもミカが笑ってる姿を見てると安心するよ」
「ツナは笑顔が素敵な女性が好きなのですか? とミサカは尋ねます」
「そりゃ……まぁ……」
「……」
ツナが笑顔が素敵な女性が好きだということを知ってミサは何かを考えていた。
ケーキを買い終えて、目的を達成したツナたちは第7学区にあるカエル医者の病院へと戻る。
「今日はありがとうってミサカはミサカはお礼を言ってみる!」
「また出かけたくなったらあのお医者さんに言ってね。俺の電話番号を教えてるから俺に連絡できるよ」
「わかったってミサカはミサカは理解してみる!」
「……」
病院の入り口前にて楽しく会話をするツナとミカ。その一方でミサは黙ったままであった。
「どうしたのミサ? どこか具合が悪いの?」
「ちょっと考え事をしていただけです。とミサカは体調不良ではないということを伝えます」
「そっか。じゃあ俺はそろそろ帰るから。また遊ぼうね」
ミサが体調不良ではないとわかると、ツナは病院を後にしていく。
「ふぅ」
佐天の寮がある方角に向かって歩き始めるツナ。一緒に遊ぶという目的を果たせて安堵していた。
「ん? あれって……」
カエル医者の病院。ミサが生活している病室。
「笑顔……」
ミサは病室にある鏡で笑顔の練習をしていた。しかし笑顔を作ってみようと思ってもミカのように笑うことができなかった。
「簡単そうなことなのにミサカには難し過ぎます。とミサカは挫折しそうです」
笑顔を作りたくともいつもと変わらない表情を浮かべている自分を見てミサは落ち込んでしまっていた。
すると病室にノックする音が聞こえる。
「ミサ。いる?」
「ツナですか? とミサカは声から扉越しにいる人物を推測します」
「うん。ちょっとミサに渡したい物があるんだけど入ってもいい?」
「いいですよ。とミサカは入室を許可します」
ミサの許可が出るとツナ病室の扉を開けて、中へと入る。
「ごめんね。さっき別れたばっかりなのに」
「それで渡したい物とは一体、何でしょうか? とミサカは尋ねます」
「うん。これなんだ」
「これは……!? とミサカはツナの持っている物を見て衝撃を隠せないでいます」
ツナはズボンのポケットからある物を取り出した。ミサはツナの見せた物を見て驚いていた。それは先程、自分が興味を持っていた指輪だったのだから。
「まさかあの指輪を買ったのですか……!? とミサカはツナの行動に驚きを隠せないでいます」
「ううん。実は帰る途中で路上販売でさっきの指輪と似たようなのを売ってるのを見つけたんだ。だから値段は大したことはないんだ」
「そうでしたか。とミサカは納得します」
「あの指輪に比べたら大したことはないけどいいかな?」
「勿論です。とミサカはツナの好意を受け取ります」
ミサはツナから指輪を受け取る。そして指輪を右手の人差し指に装着する。
「どうかな?」
「とてもいいです。とミサカは感想を述べてみます」
「よかった……」
安価な代物であったがミサが気に入ってくれた為、ツナは安堵する。
「これはプロポーズと受け取っていいのですね。とミサカは解釈します」
「何でそうなるの!?」
「プロポーズ際には男性が女性に指輪を渡すのが通例だと聞いたのですが。とミサカは雑誌で読んだ知識を披露してみます」
「そう言う意味で渡したんじゃないから!!」
「冗談です。とミサカはツナからかってみます」
「え!?」
慌てるツナを見て面白かったのかミサは自然と笑みをこぼしていた。ツナは笑顔のミサを見て顔を赤らめてしまっていた。
「どうしたのですか? とミサカは尋ねます」
「い、いや……ミサが笑ったところ初めて見たかドキってしちゃったっていうか……!?」
「え……!?」
今、自分が笑顔になっていたということを知ってミサは驚きを隠せないでいた。
(笑顔になれるだけでこんなにもツナがミサカのことを意識してくれるなんて。とミサカは笑顔の効果が絶大だということを理解します)
何だかんだあったが最後にツナを意識させることができて嬉しくなったミサだった。
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