とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)253 試される覚悟

 

 

 

 

 

 

 リボーンがツナを強制的に目覚めた後、元の部屋に戻って作戦会議を続ける。

 

「ま。さっき作戦は話した通りなんだけどぉ。1つ問題があるのよねぇ」

 

「問題?」

 

妹達(シスターズ)を狙ってる組織がいるのよねぇ」

 

「木原幻生の手の奴らか?」

 

「多分ねぇ。問題はそいつらがどんな奴らかわからないってこと」

 

「つーことは奴らの手の内も、どんな手を打ってくるかもわからないってことか」

 

「そういうことよぉ。場合によっては私たちの関係者が狙われる可能性力もあるわぁ」

 

「だったらそいつらは俺に任せろ。全員、1秒とかからずあの世に送ってやる」

 

「そ、そう……? だ、だったら任せるわぁ……」

 

 先程の戦いを見ていた為、操折はリボーンの言葉が頼もし過ぎて困惑してしまっていた。

 

「それより1つ聞いていいか?」

 

「何かしらぁ?」

 

「何でお前が妹達(シスターズ)を助けたいと思ってんだ? 正直、お前にメリットがあるとは思えねぇんだが」

 

「さぁ? そこまで話す義理はないわぁ」

 

「そうか。別に喋りたくねぇならそれでいい。お前にも何かしら事情があるんだろ。そいつを無理に聞くつもりはねぇ」

 

「あら。紳士なのね」

 

 無理に秘密を聞こうとしないリボーンの姿勢に操折はちょっとだけ感心する。

 

「ただし」

 

 そう言うとリボーンは懐から銃を取り出すと、銃口を操折に向けた。

 

「もしお前の隠していることが妹達(シスターズ)に害を成すものだっていうなら俺は容赦なくお前を殺すぞ」

 

「ちょっ!? リボーン何言ってんだよ!?」

 

 リボーンが急に操折に対して殺害予告した為、ツナは驚きを隠せないでいた。

 

「俺は女に手を出さねぇ主義だ。だがそれは自分(てめぇ)の大事な(もん)を蔑ろにしてまで自分(てめぇ)の矜持を貫き通す気つもりはねぇ。そのことを忘れるんじゃねぇぞ」

 

「おいリボーン!! 待てって!!」

 

「気にしなくていいわよぉ。このくらい当然の反応だもの」

 

 リボーンの言葉を聞いてツナは制止する。しかしリボーンの言葉を聞いてもなお操折は動揺することなく淡々とした表情でそう答えた。

 

「お生憎様。私はあんなイカれた計画に加担する程、墜ちてはいないわぁ」

 

「それで信用しろとでも?」

 

「信用しなくてもいいわぁ。ただあなたの言う通り、私が道を踏み外すようなら容赦なく殺しなさい。それくらいの覚悟はできてるわ」

 

「そうか」

 

 操折の返答を聞いてリボーン不適な笑みを浮かべた。そして持っていた銃を懐にしまった。

 

「悪かったな。試すような真似しちまってな」

 

「試してたの?」

 

「まぁな。だがこいつでわかった。お前が悪人じゃねぇってことがな」

 

「随分と物わかりがいいのねぇ」

 

「俺は超一流の家庭教師(かてきょー)だ。今まで数多の生徒を見てきたからな。そのくらいわかるぞ」

 

(それって家庭教師に必要なのかしらぁ……?)

 

 悪人か全員かどうかを見極める技術が家庭教師に必要だとは操折にはどうしても思えなかった。

 

「最後に1つ質問だ。美琴にはこのことを話さねぇのか? あいつが加わればかなりの戦力になるはずだぞ」

 

「生憎と私と御坂さんは犬猿の仲なのよねぇ。そんな協調性がない相手と協力すれば作戦に支障力をきたすわぁ。それに御坂さんがこの計画を知れば冷静な判断力を失う。そうなれば幻生の思う壺になって私たちの計画が狂いかねない。違うかしらぁ?」

 

「確かにな」

 

 操折が美琴の力を頼らない理由を聞いてリボーンはそう答えた。

 

(どうやらただ仲が悪いってだけじゃなさそうだな)

 

 いくら犬猿の仲とはいえ美琴の強さを操折は知っているはず。それでもなお美琴に頼る気のない操折の態度を見てリボーンは何かがあることに気づいたが、それについて追及することはなかった。

 

「ツナ。お前はそれでいいのか?」

 

「うん。美琴がすでに巻き込まれてるんだったら話した方がいいと思うけど。でも美琴が巻き込まれた訳じゃないし。それに美琴には笑ってて欲しいから」

 

 未来の戦いではハルと京子を自分たちの戦いに巻き込んでしまった。ツナは禍々しい世界を見せたくないという想いから2人には何も話さなかった。だがすでに戦いに巻き込んでいるのにも関わらず話さないのは身勝手であると理解し2人に全てを話した。

 しかし今回は木原幻生が暗躍しようとしていることに関しては美琴は全く知らない。だからツナは美琴にこのことを話さない方がいいと判断した。

 

「そうか」

 

 リボーンはツナが美琴に隠し事をしていることに対して罪悪感を感じていることを悟った。しかしツナ自身が自分で考えて決めたことなのでそれ以上、何も言うことはしなかった。

 

「それじゃ最後に連絡先を交換するわよぉ。今日ここで話したことは絶対に他言無用。作戦当日にはいつでも連絡が取れるようにおきなさい。この作戦に失敗すれば多くの妹達(シスターズ)が犠牲になるかもしれない。心してかかるわよ」

 

「うん!」

 

「了解だぞ」

 

 




本当はこの話を書かない方がいいと思ったんですが、どうしても書きたかったので書きました。という訳で次回から大覇星祭篇……ではなく残骸(レムナント)篇がスタートです。ようやく黒子にフラグが建てることが……長かった……


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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