黒子の前に現れた黒子と同系統の能力を持つ謎の女。
「どんな目的は知りませんけど……私が
黒子は太ももにホルスターを巻いて忍ばせた金属矢を謎の女に向かってテレポートさせる。
一方で謎の女は一切、動揺することなく懐中電灯を上へ薙ぎ払った。その瞬間、黒子が倒した窃盗犯たちが謎の女の前に現れる。
(仲間を盾にする気ですの!?)
黒子は謎の女が能力を使って男たちをテレポートさせたことを驚く。
さらに
(人の壁で目標をズラされた!? この男たちは盾ではなく目隠しの為に!?)
黒子のテレポートで飛ばした金属矢は謎の女の前に落ちる。男たちが謎の女の前に現れたことによって謎の女の位置が黙視で正確にわからなくなり、金属矢が当たらなかったのである。
すると謎の女は落ちた金属矢をテレポートで手元に移動させると金属矢を黒子に向かって投げ飛ばす。
「甘いですわよ!!」
黒子はテレポートで謎の女の目の前まで一気に距離を詰めると同時に金属矢を躱す。
が、
「がはっ……!?」
だが黒子は謎の女の前で這いつくばるような姿勢で倒れてしまう。なぜなら黒子の横腹に金属矢、そして胸部にはコークスクリューが刺さっていたのだから。
「言ったでしょう。私の
そう言うと謎の女は黒子の落とした金属矢をテレポートで手元に移動させる。
「残念ね。切羽詰まってるとはいえ私事に後輩を巻き込むような人間には思えなかったんだけど。御坂美琴のやつ」
「なぜ……そこで……お姉様の名前が!?」
「あら? 知らなかったの?」
何のことかわからなくて困惑する黒子を見て、謎の少女面白そうなものを見つけたかのような笑みを浮かべていた。
「知らないで利用されてるっていう線はなさそうね……常盤台の
謎の女は黒子を見ながら勝手にぶつぶつと呟き始め、自分で勝手に結論を出していた。
「都合がいいとは思わなかった? ウチの使えない連中がタイミングを計ったかのように渋滞に巻き込れたこととか。あの常盤台のエースが何を司る能力者か」
「さっきから……?」
「レムナントって言っても分からないわよね。シリコランダムでも難しいかな……」
学園都市が誇る世界最高のスーパーコンピュータ。別名
「
「馬鹿な……!? あれは今も軌道衛星上に浮かんでいるはずでしょう……?」
信じられない
「撃墜に関するレポートの添付資料ってやつよ。レアでしょう?
写真には地球の上にバラバラになった巨大な機械が写っていた。
「御坂美琴も大変ねぇ。何者かが
「実験……?」
「うふふ……完全に蚊帳の外って感じね」
実験という単語を聞いてもなお黒子は何のことわからずにいた。そんな黒子を見て謎の女は笑みを浮かべていた。
「8月21日。貴方がここまで辿り着ければお友達になってあげてもよかったのだけどね」
そう言うと謎の女は持っていた金属矢を空中に放った。黒子は金属矢を持って一子報いる為に謎の女は特攻する。
が
「お、おねぇ…さま……」
謎の女がテレポートさせた金属矢が黒子の全身に刺さり黒子は倒れてしまう。そして現場には謎の女は窃盗犯と共にキャリーケース消えていた。
一方、ツナは。
「よし。醤油ゲット」
第7学区にあるスーパーの前にいた。佐天が醤油を買い忘れた為、ツナが買いに行くことになったのである。
「さてと。早く帰らないとな」
もう完全下校時刻が近いのであまり遅くならない内に帰ろうと決めたツナは佐天の寮へと戻っていく。
「はぁ……はぁ……」
「え……?」
帰る途中、路地裏から奇妙な声がする。ツナは奇妙な声を聞いて咄嗟に路地裏の方に注目する。
「許さない……許さない……」
「え……!?」
先の見えない暗い路上裏。そこから心の底から恨んでいる相手に向かって放つ単純にして恐ろしい言葉が聞こえてきた。ツナは瞬時に路地裏の方を見る。
「絶対に許さない……」
「ひぃ!!」
そこから現れたたのは全身ボロボロで茶髪で髪で顔が隠れた女だった。ツナは恐怖のあまり腰を抜かしてしまっていた。
「次会ったら容赦はいたしませんわ……」
「く、黒子……?」
暗闇の路地裏から現れたのはいつものリボンが外れてツインテールではなくロングヘアーになってしまった黒子であった。突然のことにツナの思考は止まってしまっていた。
「よかった……黒子か……」
「沢田さん……」
数秒後。止まっていた思考が動き出し幽霊か何かと勘違いしていたツナであったが相手が黒子であった為、ツナは安堵する。
安堵するツナとは正反対に謎の女に対しての怒りが覚えていた黒子。しかしツナと出会ったこと怒りの感情ががフツフツと込み上げツナへの怒りが頂点に達する。
「って黒子!? どうしたのその怪我!? 大丈夫!?」
まともに働いていなかった思考が動き出したことでツナは黒子がボロボロになっていたことにようやく気づく。
「と、とにかく病院……いや!! リボーンに連絡して来て貰えれば」
黒子がこんなにもボロボロになった理由よりもまずは黒子の治療が先決だと判断したツナは立ち上がると、携帯を取り出してリボーンに連絡することを決める。
「必要ありませんの……」
「な、何を言ってるの!? どう見たって治療が必要だよ!!」
「必要ないと言っているんですの!!」
「っ!?」
ついにツナへの怒りが爆発し、黒子の叫び声が学園都市に木霊する。黒子の叫び声にツナは気圧されてしまう。
「全部あなたのせいですの!!」
「黒子……?」
「あなたは何も知らず人の大切なものを奪う!! 奪われた者の気持ちを知らずに!!」
「奪う……? 俺が……?」
黒子が言ってる意味がわからずツナは困惑してしまっていた。
「あなたのせいで私はもう何もかも滅茶苦茶なのですの!! あなたのせいでお姉様はあんな言葉を!!」
黒子は思い出す。美琴に気を遣われ、何も悪いことをしていないのに謝罪されたことを。
「あなたは疫病神ですの!! もう私の前に現れないで下さいまし!!」
そう言うと黒子はテレポートを使ってどこかへ消えてしまった。黒子のあまりの圧力にツナは追うことすらできなかった。
しかし追うことはできなかったのは黒子が怒りをぶつけてきたからではなかった。
(黒子が……泣いてた……)
怒りだけをぶつけていた黒子。しかし黒子のには涙が浮かんでいたのだった。
(黒子……)
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