黒子と別れた後、ツナは佐天の寮に戻った。戻った後、黒子に連絡したが連絡はつかなかった。そこで黒子に何があった知る為に初春に連絡し詳しい詳細を求めた。
『ということがあったらしいんです』
「そっか……」
初春から事件の詳細を聞いたツナ。事件の概要と顛末を知ったツナは複雑な気分になってしまっていた。
「それで黒子は?」
『わかりません。例の学生のことと事件の関係者を調べてくれと電話で頼まれて……今、そのことについて調べてる最中なんです』
「わかった。何かわかったら俺にも教えて」
『わかりました』
初春から黒子のことを聞くとツナは通話終了のボタンをタップした。
「黒子の様子はどうだ?」
「わかんないって」
「そうか……」
「とりあえず今は初春からの情報を待つしかねぇな。敵がどこにいるかわからねぇ以上、どうすることもできねぇしな」
「うん……」
リボーンは冷静に状況を判断する。リボーンの言葉は正しいとはわかっているがツナは落ち着いてはいられなかった。
その時だった
「ん?」
リボーンのスマホかに連絡が入る。リボーンは即座に電話を出る。
「俺だ」
リボーンは電話に出ると誰かと話し始める。黙って相手の会話を聞き始める。
「わかった。すぐに向かわせる」
そう一言だけ相手に伝えるとリボーンは電話を切ってツナの方を向いた。
「ツナ。緊急事態だ」
「緊急事態?」
「ミサから連絡だ」
「ミサから? 何かあったの?」
リボーンに何があったのか尋ねるがすぐには答えなかった。
10秒程、黙っていたリボーンがようやく口を開いた。
「あの実験が再開される可能性が出てきたらしい」
「え……!?」
リボーンから伝えられた内容にツナは驚愕のあまり固まってしまう。
「正確に言うなら新たにあの実験を再開させるようとしてる勢力が学園都市で暗躍しようとしてるらしい」
「い、一体……誰が……!?」
「それは今、ミサたちがミサカネットワークを使って調べているらしい。とにかくお前は今から病院に向かえ」
「うんっ!」
ツナは
「あれ? ツナさん帰ってないんですか? ツナさんの声が聞こえたと思ったんですけど」
「帰ってねぇぞ。お前の気のせいだろ」
風呂から上がった佐天がリボーンに尋ねる。リボーンは顔を佐天の方を向けつつも、視線は寮の扉の方を向けていた。
(油断すんじゃねぇぞツナ)
一方。その頃黒子は。
「とりあえず応急手当は完了しましたわね……」
現在、黒子は自分の寮に戻ると風呂場にこもり、謎の女から受けた傷を応急処置を行っていた。
(まだリタイアする訳にはいきませんの……お姉様の身の周りで何かが起こりつつあるんですから……)
通常であれば入院する必要性がある程の負傷。しかし美琴に危機が迫っていると知った黒子はいても立ってもいられない状態にあった。
そして初春から連絡が入る。
『白井さん! 大丈夫ですか!』
「私の方は問題ありませんの。応急処置は今しがた終えたところですの」
『応急処置って……』
「それよりも私が頼んでいた件の方は?」
『は、はい……』
初春が心配するよりも黒子は初春に依頼していた内容を求めた。電話越しからでも圧力を感じた初春は調査結果を話し始める。
白井が戦った相手の名は
「そしてキャリーケースの方なんですが……」
初春はキャリーケースを運んでいた被害者たちのことを語る。彼らは運び屋であったことが判明。しかしキャリーケースの中身のことを知らずに運んでいたらしく事件が解決の為の糸口にはなりそうになかった。
一方でキャリーケースの強奪犯は確定ではないがおそらく学園都市と敵対するの外部勢力の可能性が出てきたらしい。
(一体、結標は何者なんですの……)
『それと未確認情報なんですけど。結標は案内人だそうです……』
「何ですの?」
『実は結標が窓のないビルの案内人ないかという噂があるんです』
「っ!?」
窓も扉もないビルと聞いて黒子は驚きの表情を見せる。なぜならその場所は学園都市の統括理事長がいるとされる場所だからである。
「それは本当なんですの? それは都市伝説や噂レベルの話ですわよ」
『そ、そうですけど。現に結標は霧ヶ丘女学院を頻繁に欠席しているんです。しかも特別公欠で。
(その噂が事実なら……)
結標が窓も扉のないビルに入れる存在であれば普通の人が知らない情報を知っててもおかしくないと黒子は考えた。
「とにかく早く捕まえないと。初春。結標の逃走ルートを」
『ええ!? まさか1人で行く気ですか白井さん!?』
「当然ですの。このままやられっぱなしでいられませんの」
『無茶ですよ!!』
結標の元に向かおうとする黒子を止める初春。それもそうだろう。全快状態で全く歯が立たなかった上に相手に一矢報いることすらできなかった。今の状態の黒子が結標の元に向かっても勝算はほとんどないのだから。
「今度は遅れは取りませんわ」
『もしものことがあったらどうするんですか!! 冷静になって下さい!!』
「私は冷静ですの。とにかく結標の逃走ルートを」
『1人でなんて無茶です!! 沢田さんに協力を要請しましょう!!』
「その名を口にするなと言ったはずですの!! あの男の力だけは絶対に借りませんわ!! それにこれは学園都市の問題!! いつまであの男の力に頼っているんですの!!」
『理屈はわかりますけど、今はそんなことを言ってる場合じゃないでしょ!!』
「もういいですの。なら私1人で行きますの」
『ちょっ!? 白井さん!! 白井さん!!』
黒子は一方的に電話を切る。初春は黒子の名前を何度も呼ぶが黒子からの応答なかった。
「こうしちゃいられない! 沢田さんに連絡しないと!」
黒子が出て行ってから数分後。
「黒子……」
美琴が寮を帰ると風呂場には包帯と応答キッドがそのまま置かれたままになっていた。それを見美琴は拳を強く握り締めて怒りに震えていた。
そしてツナは。
「ミサ」
ツナは第7学区にあるカエル医者の病院。ミサの入院している病室に辿り着いていた。
「実験が再開される可能性があるって本当?」
「本当です。とミサカは事実を伝えます」
「そんな……」
「だからミサカのことを助けて下さい。とミサカお願いします」
「ミサ……」
ミサは頭を下げてツナにお願いする。そんなミサを見てツナは少し驚いていたがすぐに真剣な眼差しとなった。
「わかった。情報を教えて」
大分、原作と変えましたがご了承下さい。
感想、評価、アイディア募集で何かありましたら、遠慮なくどうぞ!
感想→https://syosetu.org/?mode=review&nid=237187&volume=
評価→https://syosetu.org/?mode=rating_input&nid=237187&volume=1
Twitter→https://twitter.com/husuikaduti
アイデア募集→https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=247248&uid=88671
ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?
-
1対1の一騎討ち
-
ツナと天草十字正教が協力して戦う