キャリーケースを強奪した犯人は残骸を手に入れる為に学園都市にやって外部組織。さらにその外部組織と黒子を倒した女、結標淡希が手を組んでいることが判明。このことからキャリーケース強奪事件と
一方で逃げた結標を追う美琴は。
「クソッ!! どこにいんのよあの女!!」
結標が自分自身を
とあるオフィスビル。
「ふふ。私自身を
結標は見逃げた自分を追い掛けて為に街を走っている美琴をビルの中から見下すように見ていた。結標は自分をテレポートさせることができないと思っている美琴の心理を逆手に取り、自分自身をビルの中テレポートさせて美琴の追跡を撒いたのである。
「うくっ……」
美琴を撒くことには成功したものの、無理やり自分をテレポートさせた反動で体が拒絶反応を起こし吐き気を催した。結標は片膝をつき口元をハンカチで押さえていた。
(その気になればいつだって克服できるのよ……その気になりさえすればトラウマなんて……)
拒絶反応を起こした自分に発破をかける結標であったが、自分の弱さから目を背け強がっているようにしか見えなかった。
その時だった
ドスッ!
「あ…!?」
鈍い音と同時に結標の右肩にコークスクリューが刺さる。結標は何か起こったのかわからず結標は困惑してしまっていた。
「そうそう克服できないからトラウマと言うのではなくて?」
結標が声をする方へと視線を移す。そこには机の上に座り、見下すかのような視線で黒子を見ていた。
「白井黒子!? なぜこの場所!?」
「このコルクはお返ししますわ。それとついでこちらも」
「がっ!?」
動揺する結標に対して、黒子は金属矢をテレポートさせる。テレポートさせた金属矢は容赦なく結標の体を突き刺した。結標は片膝をついてしまう。
「慌てなくても急所は外していますの。ま。やられた場所にお返しただけですけど」
結標にやられたことを余程、根に持っていたのか黒子は皮肉を放った。
「よかったら。それお使いになって」
そう言うと黒子は結標の目の前に止血剤をテレポートさせた。
「せいぜい床に這いつくばって傷の手当てをして下さいな。そこまでしてやっとおあいこですのよ」
「ふふ……こういう子供みたいな仕返しは嫌いじゃないわ」
「そういえば先程の問い。まだ答えておりませんでしたね。なぜこの場所がわかったのか。答えは単純ですの。貴方と私は大変よく似ていますもの。この状況下で同系統の能力。加えて同じ
「そんなハッタリで……!?」
黒子の言葉を否定しようとした結標。しかし黒子が同じ場所に傷を作ったのが自分の行動パターンを読みやすくしようとしたことに気づく。そのことから結標は黒子が自分の位置を割り出したのも偶然ではないということを理解する。
「さてと……提案なんですけど。大人しく降伏してもらえませんか? お互いの為に」
「それはどうかしら? 本当に
結標は笑みを浮かべる。それは黒子がなぜこんな回りくどいやり方をしたのかわかったからである。
「よほどあのお優しい常盤台のエースに心酔しているのね。貴方がそこまで守る価値があるのかしら?
「護りたいですわよ」
黒子を煽ってくる結標。しかし黒子は一切、惑わされることなく答えた。
「護りたいに決まっていますの。お姉様は望んでいますのよ。こんな状況下でさえ私と貴方が争いなどしなくても済む方法を……その気になればコイン1つで全てを粉々に打ち砕くこともできる。だからこそそれをしない。貴方のことまで助けようとしている。全く身勝手ですよね。そんなんだから誰にも言えない苦労を背負い込んで……」
美琴を何よりも敬愛する黒子はわかっていた。美琴の心の内を。
「そんなお姉様の思いを!! この白井黒子が踏みにじるとお思いですの!!」
黒子は叫ぶ。そんな優しい美琴だから、心の底から敬愛し護りたいと黒子は心の底から思っているのである。
「さぁ。これから貴方を私の手で日常に帰して差し上げますわ」
「フ……ならその思いごと貴方を踏みにじってやれば私の勝ちかしらね」
ミサの病室。
『ツナ。黒子の居場所がわかったぞ』
「本当!?」
『ああ。わずかだがオフィスビルのガラス越しにキャリーケースを持った女と黒子が映ってたらしい』
「わかった。今から向かうよ」
そう言うとツナはポケットから27と書かれた手袋を装着するよ目を閉じる。数秒後、ツナの額にオレンジ色の炎が灯り、瞳の色がオレンジ色に変貌する。そして装着していた手袋は赤いグローブへと変貌する。
「場所はわかった。行って来る」
「気をつけて下さい。とミサカは無事を祈ります」
ミサに行って来ることを伝えると、ツナは病室の扉を開ける。そして窓の淵に乗ると、そこからグローブに炎を灯すと炎を逆噴射させて夜の学園都市を飛んでいく。
『しかし今回はお前にしちゃあ、珍しく頭が回ったじゃねぇか』
「聞いてたのか」
『初春に連絡してる間も無線は切ってなかったからな』
「そうか」
リボーンに向けて話しているつもりはなかった為、リボーンは知らないと思っていたツナであったが、理由を聞いて納得する。
「リボーン。佐天のことなんだが」
『初春から連絡を受けて黒子を助けに行ったって言っておいたぞ』
「助かる」
『こっちのことは気にせず、おもいっきり暴れてこい』
「ああ」
リボーンからの激励を聞いてツナは炎を強めてさらに加速していく。
(もうあんな悲劇を繰り返えさせない!! 今度こそ終らせてやる!! 俺の誇りにかけて!!)
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