黒子によって気絶させられたツナは
一方で黒子は自分が重たい女だということを知ったショックが大きかったのか、大覇星祭の期間中に常盤台中学が泊まってホテルで休むことになった。
(黒子? 大丈夫かな?)
ツナが目を覚ました後、黒子の姿はなかった。目覚めた後、初春から黒子が貧血になり別に大したことはないのだが大事を取ってホテルで休むと聞かされた。勿論、これは黒子から事情を聞いた初春が黒子の為を思って嘘をついたのである。ちなみにツナが倒れた理由は黒子の能力が暴走してしまったということで片付けられた。
「無視しないでよー! ってミサカはミサカは抗議してみる!」
「ん?」
黒子のことを考えているとツナのズボンの裾を引っ張りながら話しかけてる声が聞こえる。ツナは後方を振り返ると同時に視線を下に落とす。
「ようやく気づいてくれたってミサカはミサカは憤慨してみる!」
「ミカ!」
視線の先にいたのはなんとミカであった。ミカが現れたことにツナは驚きを隠せないでいた。
「ミカも来てたんだ」
「こんなお祭りに参加しない訳がないよってミサカはミサカはここに来た理由を説明してみたり!」
その場でおもいっきりはしゃぎながら大覇星祭に参加した理由を説明するミカ。
が、
「で、でも……迷子になって絶賛、ピンチ中だってミサカはミサカは現在の状況の語ってみる……」
「えー……」
おもいっきりはしゃいでいたミカであったが、急に大人しくなり視線をキョロキョロさせながら語った。ミカが迷子だと知ってツナは困惑してしまっていた。
「もしかして……病院、抜け出したのミカ……?」
「違うもん!! ってミサカはミサカは憤慨してみる!! ちゃんと許可をもらって来たんだもんってミサカはミサカは抜け出してきたんじゃないって証明してみる!!」
「ご、ごめん……」
頬を可愛らしく膨らませながら抗議してくるミカ。勝手な解釈でミカを疑ったことに対してツナは謝罪する。
「許可をもらったていうことは誰かと一緒に来たってこと?」
いくら外出許可をもらったと言っても、カエル医者がミカ1人で外出を許可をするとは思えない。おそらく誰かがミカと付き添っているのだとツナは推測する。
「そうだよってミサカはミサカはツナの推測が当たってるってことを伝えてみる」
「わかった。とりあえず捜そっか。その人」
「おおっ! 話が早くて助かるってってミサカはミサカはツナの頼もしさに感激してみる!」
ツナが自分の同伴者を一緒に捜してくれると知ってミカはパァっと表情を明るくさせる。
(早く見つけないと……)
ツナが同伴者を見つけようと言ったのはただミカが困ってるからだけではない。木原幻生がミカのことを狙う可能性があったからである。
「それじゃあ肩車してってミサカはミサカは懇願してみる!」
「え?」
「ミサカが高い所が見ればすぐに捜せるってミサカはミサカは効率的な方法を提示してみたり!」
「成る程……」
ツナはミカの同伴者の顔を知らない。それなら同伴者のことを知っているミカに捜してもらう方が効率的だと思い、ミカの考えに乗ることにした。
ツナはミカを肩車すると人混みの中を歩いて行く。
「ねぇミカ。今日、誰と一緒に来たの?」
ミサの名前が出なかった以上、ミサではないということはわかっている。しかしミサ以外にミカの同伴してくれる人がツナの中では心当たりがなかった。
「それは見つけてからのお楽しみだってミサカはミサカは焦らしてみたり!」
しかしミカはツナの問いに素直に答えることはなかった。
「でもミサカを助けてくれたとっても優しい人だってミサカはミサカは自慢してみる」
とても嬉しそうな笑みを浮かべながらミカはその人物の語っていた。
「あっ! たい焼き屋さんを発見ってミサカはミサカはツナにゴーサインを出してみる!」
「ええ!?」
一方、その頃。
(ちッ。人が多くて仕方ねェ)
人混みの中、松葉杖をつき、周囲を見渡しがら
(ッたくあのガキ! ちョッと目を離した隙にどッか行きやがって! 捜さなきャいけねェこッちの身にもなりやがれッてンだクソッたれが!)
現在、
(頭を冷やすか……)
イライラしていた
幸いにも誰も並んでいなかった為、
「「おい。コーヒー1つくれ」」
店員にコーヒーを注文する
「ん?」
「てめェは……!?」
色々と言いたいことはあったが店の前にずっといれば迷惑になる為、コーヒーができると店から離れる。
「まさかこんな所で会うとは。
「それはこッちの台詞だ」
少し離れた場所へと移動すると2人はカップに入ったコーヒーを少しずつ飲みながら会話を始める。
「少し見ねぇ間に姿が変わったじゃねぇか。イメチェンか?」
「これがイメチェンに見えてンのかてめェは?」
「冗談だぞ。大方、能力を補助する機械ってところだろ」
「っ!?」
何も言っていないのにも関わらず自分のつけているチョーカーの機能を見抜いたことに驚きを隠せないでいた。
「図星か」
「何でわかッった?」
「あらゆるものを反射するお前が汗をかく訳ないからな」
リボーンは見逃さなかった
「みたところ大きな外傷もねぇ。なのに松葉杖をついてる。おそらく脳に何かしらダメージを負ったんだろ。その影響で演算能力と歩行能力を失った。違うか?」
「惜しいな。失ったのは演算と歩行能力と言語能力だ」
「そうか。愉快な体になっちまったもんだな」
「ほざきやがれ」
「にしても学園都市最強の能力者がそんな風になっちまうとはな。これじゃあもうどう足掻いても学園都市最強を名乗れそうにはないな」
「学園都市最強だァ? それなら俺なんかよりお前やあの茶髪みたいな化け物の方がふさしいだろうが」
学園都市最強と唱われた自分を戦意喪失させるようなツナとリボーンに出会ってから
「そういやツナから聞いたぞ。お前、誰も傷つけたくないから
(あの野郎……余計なことを喋りやがって……)
リボーンの言葉を聞いて
「ツナは苦手か?」
「当たり前だ。俺のような悪党からしたらあんなヒーロー野郎はむず痒くて仕方ねェ」
「ヒーロー? あいつがヒーローな訳ねぇだろ。あいつ程、ヒーローに向いてねぇ人間を俺は知らねぇ」
「何?」
「ま。そんなこと言ってお前にはわかんねぇだろうがな」
不敵な笑みを浮かべながら語るリボーン。しかし
「それとお前が悪党を名乗るは100万年早ぇ。自慢じゃねぇが俺の殺した人間の数はお前が殺した人間の非じゃねぇぞ。まぁ
「それに関しちャ同意だな」
先程の発言はわからなかった
「それと安心しろ。お前の望みなら俺が叶えてやれるぞ。なんせ銃の引き金を引いてお前の脳をぶち抜くだけでいいんだからな。もし自分の望みを叶えてぇなら俺に依頼すりゃあいい。なんせ俺は殺し屋だからな」
「冗談でも笑えねェ冗談だな……」
リボーンの発言は
「話しすぎちまッたな。俺はそろそろ行くぞ。生憎と探し物の途中なンでな」
「探し物?」
その時だった
「今度はかき氷屋さんを発見ってミサカはミサカは再びツナにゴーサインを出してみる!」
「ちょっとミカ! 人を探すんじゃなかったの!?」
「あの野郎……」
ミカを肩車しているツナの姿が
「あれがお前の探し物か?」
「ああ……探す手間が省けたぜ……最悪な形でな……」
「そういやツナが言ってたっけな。
「
「だがそんな手のかかるガキ……それも自分が殺したクローンと一緒にいるなんてな。ツナに負けたショックでロリコンにでも目覚めたか?」
「何でそうなンだよ!?」
ミカと
リボーンが聞いてきたので
(クソ……あの野郎とこいつの前だといつものペースが乱される……)
「冗談だぞ。それで? 何があった?」
「何もねェよ」
リボーンに聞かれた後、
「学園都市最強の座は失ッたが、それでも俺はあのガキの前じャ最強を名乗るって決めた。そンだけだ」
「どうやら道は決まったようだな」
以前に会った時とは違う
この後、ミカの同伴者が
今回の話は12巻をイメージして書きました。思ったより長くなった……中々、話が進まなくてすいません……
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