とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)283 相性抜群

 

 

 

 

 

 

「美琴ちゃんのママをやってまーす! ()(さか)()(すず)でーす!」

 

「ええ!?」

 

 目の前にいる女性が美琴の母親だと知ってツナ驚きを隠せないでいた。ツナが驚くのも無理もない。なぜなら学生だと勘違いされてもおかしくない見た目だったのだから。

 

「ちょっとママ! 変な挨拶しないでよ!」

 

「えー。いいじゃない~」

 

 自分の母親がキャピキャピした自己紹介をしたのが恥ずかしかったのか美琴は顔を赤くし美鈴に止めるように進言する。だが当の本人は気にしていなかった。

 

「そうか。美琴は母親のことをママって呼ぶのか」

 

「ち、違うの!! こ、これは昔の名残で呼んじゃっただけよ!!」

 

 美琴が美鈴のことをママと呼ぶという子供っぽい一面を知ってリボーンはニヤニヤしながらそう言った。美琴はリボーンの言葉を聞いて慌てて弁解するが、普段から母親のことをママと呼んでいることがバレてしまう。

 

「あら? この子も美琴ちゃんの知り合い?」

 

 時間差でリボーンに気づく。現在は大勢の人がいる為、背丈小さなリボーンの存在に今まで気づかなかったのである。

 

「ちゃおっす。俺はリボーンだぞ」

 

「あ、沢田綱吉です」

 

 リボーンが自己紹介したのでツナも同じく自己紹介する。

 

「それで美鈴。お前ボンゴレに入らねぇか?」

 

「え?」

 

「「だから勧誘するな!!」」

 

 いつものごとくリボーンはボンゴレに勧誘する。美鈴は何のころかわからず疑問符を浮かべ、ツナと美琴はツッコミをいれる。

 

「ヴォンゴレってパスタのことかしら?」

 

「違ぇぞ。ボンゴレはマフィアのことだぞ。ちなみに俺は超一流の家庭教師(かてきょー)にして世界最強の殺し屋だぞ」

 

「あら。小さいのに難しいこと知ってるのね」

 

 リボーンの言葉を聞いても美鈴は本気にしてはおらず、子供目線で喋っていた。

 

「凄いわね学園都市って。こんな小さいな子供が喋れる科学力があるんだもの」

 

「いや……」

 

 リボーンが流暢に喋れるのが学園都市の科学力の賜物だと勘違いする美鈴。美琴は美鈴の誤解を解こうと思ったが説明したところで信じてもらえないのが関の山なので説明することを断念した。

 

「にしても若いなお前の母親。本当にお前の母親なのか? 姉とかってオチじゃねぇだろうな」

 

「あら。嬉しいこと言ってくれるのねリボーン君。でも私は正真正銘、美琴ちゃんの母親よ」

 

「そうか。つーことは学生時代に旦那とできちゃった婚しちゃったって感じか」

 

「そうなのよ~。若気の至りっていうかー。私ったらつい勢い余ってできちゃったのよね~。あの時のあの人ったらそりゃ激しくって! でもそんなワイルドなところに惚れたっていうか~」

 

「悪ノリでとんでもないないこと言ってんじゃないわよ!!」

 

 リボーンの言葉を聞いて顔を赤らめた頬に両手に当てながら、体をクネクネしながら悪ノリする美鈴。悪ノリでとんでもない発言をする美鈴に対して美琴ツッコミを入れた。

 

「もうっ美琴ちゃんったら。冗談に決まってるじゃない。ノリが悪いんだからー。ねぇあなた」

 

「そうだぞ。ったく。どうしてこんな風に育っちまったんだ。父さんは悲しいよ」

 

「何、父親ぶってんのよ!! あんたに育てられた覚えなんてないわよ!!」

 

(美琴のお母さんノリが良すぎる……)

 

 会って間もないのにも関わらずリボーンと美鈴が息ピッタリのボケに対して美琴のツッコミがいれる。ツナは2人にいじられる美琴の姿を見て同情してしまっていた。

 

「そんな調子だと惚れた男に振り向いてもらえないぞ美琴」

 

「そ、それは関係ないでしょ!!」

 

「え? もしかして美琴ちゃん好きな人できちゃったの?」

 

「い、いや……!!」

 

 美琴()に好きな人ができたと知って母として放っておけない話題。美鈴は興味津々な様子で問い詰めるが美琴は何も言い返せず顔を赤くしたまましおらしくなってしまう。だがツナの方をチラチラと見ていた。

 

(成る程ねー。沢田君ねー)

 

 美鈴が美琴がツナの方を見ていることを見逃さずニタニタした表情を浮かべていた。

 

「え!? 美琴って好きな人いるの!?」

 

「ち、違うわよ!! こいつが勝手に言ってるだけよ!!」

 

「だ、だよね……あーびっくりした……」

 

(こ、これは前途多難ね……)

 

 美琴に好きな人がいると知ってツナは驚きのあまり固まってしまっていた。ニタニタした表情を浮かべていた美鈴であったが、ツナの発言を聞いてニタニタした表情が消え頭を抱えてしまっていた。

 

「この通りツナは鈍感でな。他にもツナのことを好きな女がいるんだが美琴はあの通り素直になれずあの調子なんだぞ」

 

「それは困ったわねぇ……」

 

 リボーンは美鈴の右肩に乗ると美鈴の耳元に向かって小声で話す。ツナの鈍感と美琴が素直になれない性格が相まって関係が進まないと知って美鈴は困った表情をしていた。

 

「そうだわ!!」

 

 どうしたもんだと迷っていた美鈴であったが、何か良案を思いついたのか両手をパンッと叩いた。

 

「沢田君。もうお昼は食べたの?」

 

「まだです。今から食べに行こうかと思ってたところです」

 

「丁度よかったわ。今から一緒にお昼を食べない?」

 

「え?」

 

「なっ!?」

 

 突然の美鈴からのお昼を一緒に食べないかという誘いに対してツナはキョトンとし、美琴は美鈴の意図に気づいて動揺する。

 

「せっかく美琴ちゃんのボーイフレンドに出会えたんだし。美琴ちゃんの普段の様子とか聞きたいし。どうかしら?」

 

「俺はいいですよ」

 

「俺もいいぞ」

 

「じゃあ決まりね。さっそく行きましょう」

 

「ちょ、ちょっと!! 何で勝手に決めてるのよ!!」

 

 自分の合意を聞かずにツナとリボーンの合意だけで話を進める美鈴に対して美琴は納得がいかない様子であった。

 

「いいじゃない。せっかくならみんなで食べる方が美味しいし」

 

「そ、それはそうだけど……」

 

「どうした? 何か食べたくない理由でもあんのか?」

 

「何かあったの美琴ちゃん?」

 

(こ、こいつら……!!)

 

 一件、美琴を心配しているようなリボーンと美鈴の発言。しかし2人はニタニタ表情を浮かべており心配などしておらずからかっているだけであった。2人の表情を見て美琴は怒りを覚える。

 

「わかったわよ!! 一緒に食べればいいんでしょ!! 食べれば!!」

 

「もう美琴ちゃんってばさっきから怒ってばかりじゃない」

 

「カルシウムが足りてねぇみたいだな。牛乳飲むか?」

 

「あんたらのせいよ!!」

 

 

 




まさか連続投稿できるとは思わなんだ……


高評価を下さったグレイシャルけんちゃん【雪民】さん、チムヲさん。ありがとうございます!





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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
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