とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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夏バテで中々、更新できませんでした。すいません。


標的(ターゲット)286 作戦前夜

 

 

 

 

 

 

 

 操折から頭痛薬を受け取った後、ツナと美琴は美鈴のいる177支部へ戻り薬を渡す。薬を飲んだ後、美鈴は眠りについた。数時間後に目覚めると頭痛薬の効果があったのか、完全にではないが美鈴は体調を戻した。そして

ツナは美鈴が宿泊予定のホテルに送った。

 そして時は一気に進み大覇星祭1日目が終了する。

 

「「「いただきまーす」」」

 

 大覇星祭1日目のプログラムが終了し佐天、ツナ、リボーンは寮に戻って晩御飯を食べる。

 

「今日は大活躍だったね佐天」

 

「いやー。それ程でも……あるかなー?」

 

 全学年対抗のマラソンから佐天は他の競技でめざましい活躍をしていた。その勇姿を見ていたツナは佐天を褒める。想い人(ツナ)に褒められたのが嬉しかったのか佐天は浮かれている様子だった。

 

「随分と余裕があるようだな。その様子ならこの大覇星祭中の7日間もみっちりと修行できそうだな佐天」

 

「ちょっ!? 勘弁してよリボーン君!? 流石にそこまで余裕ないって!!」

 

 大覇星祭で奮闘してもなお余裕のある佐天に向かってリボーンのドSっぷりが容赦なく炸裂する。リボーンならやりかねないと思ったのか佐天は無理だと宣言する。

 

「何、言ってんだ。大覇星祭中の最中に不在金属(シャドウメタル)を捜そうとしてたのはどこのどいつだ」

 

「え!? 何で知ってるの!?」

 

「美鈴の看病してる時に聞こえたんだぞ。お前らが不在金属(シャドウメタル)のことを調べてることをな」

 

「聞こえてたの!?」

 

「まぁな」

 

 佐天と初春は自分たちの競技の出番が来るまで177支部を休憩室に使っていた。その時に美鈴が休んでいることを事情を知っている。理由は美琴が誤魔化したが。それ故に初春と佐天が何を話していたのか医務室から聞こえていた。勿論これはリボーンが人並み外れた聴覚を持っているからであり、同じく医務室にいたノーマル状態のツナには聞こえていない。

 

「シャドウメタル?」

 

「学園都市にある都市伝説ですよ。何十何百という能力が衝突することで、自然界には存在しない新しい金属が生まれることがあるらしいんですよ。しかも希少価値が高くすごい高値で売れるみたいです」

 

「ふーん」

 

 不在金属(シャドウメタル)の概要を佐天から聞いたツナであったが、都市伝説ということもありあまり興味がないという感じであった。

 

「でもその様子じゃ見つからなかったみたいだね」

 

 不在金属(シャドウメタル)が本当に存在するものだとしても、そんな希少価値があるものが見つかる訳がない。仮に見つかったのであれば佐天なら大騒ぎしているはず。このことからツナは佐天が見つけに行ったが見つからなかったのだと確信する。

 

「い、いや……見つからなかったっていうか……見つけに行かなかったんです……」

 

「え? さっきリボーンが見つけに行こうとしたって言ってたのに……」

 

「いやー……言ってはみましたけどなんかこの暑い中を探すのはめんどくさいと思って……」

 

「まぁ。それもそうか」

 

 佐天の言葉に納得したのかツナはお茶を飲んだ。一方で佐天は話が終わってもなおあまり表情が固い様子であった。

 

(学芸都市でも危険な目に遭ったし……それに……)

 

 佐天は初めて(ハイパー)死ぬ気モードになった時のことを思い出していた。恋慕弾を撃たれた際に脳裏に浮かんだ倒れている自分を見て泣くツナの姿であった。いつもなら好奇心に身を任せて行動する佐天であったが、あんなツナの姿を見る可能性があるぐらいなら不在金属(シャドウメタル)のこと諦めた方がマシだと思ったからである。

 

(成長したな佐天)

 

 リボーンは佐天の内心を見透かしていた。それ故に佐天が成長していることが嬉しかったのか少しだけ口角が上がっていた。

 一同は晩御飯を食べ終えると食器を片付けて、入浴を済ませる。佐天は明日からもまだまだ競技に参加しないといけない為、早めに就寝することにした。

 

「いよいよだね」

 

「ああ」

 

 佐天が自室で就寝した後、リビングにて真剣な面持ちで話していた。明日はいよいよ木原幻生との戦いが始まるからである。

 すると2人の携帯に着信音が入る。2人が携帯を取り出とメールには通知が入っていた。メールを送ってきたのは操折だった。2人はメールのアプリを開く。

 

「集合場所か」

 

 届いたメールには9:00にここに来てという文章と学園都市の地図の画像だった。地図の画像では編集で星マークのついていた。

 

「どうやらそっちも同じみてぇだな」

 

 リボーンはツナの携帯の画面を覗き込む。ツナのメールにも自分と同じく文章とメールだけが送られていた。

 

「ツナ。覚悟はできてんだろうな?」

 

「うん」

 

「ならいい」

 

 ここで迷うツナではないということはリボーン自身わかっていたが、念の為にリボーンはツナの意思を確認していた。ツナの返答は一言だけだったが、ツナの眼差しから覚悟と体調も万全だということを理解する。

 

(終わらせるんだ。今度こそ)

 

 ツナの脳裏には涙を流す美琴と傷つき満身創痍になっているミサの姿が浮かんでいたのだった。

 

 




次回から本格的に木原幻生との戦いに話に入っていきます。


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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