どこまでやれるかわかりませんが、これからもとある科学の大空と超電磁砲(レールガン)をよろしくお願いします。
操折が佐天たちの記憶を消去し終えた後、操折とカイツはミサが療養している施設へと戻っていく。
「今、戻ったわぁ」
施設に戻った操折とカイツはミサの護衛をしているツナと共に戻って来る。
「お帰り操折」
「護衛力、お疲れ様。さっそくだけどあなたたちに見せておきたいものがあるの」
「リボーンから聞いてるよ」
「そ。だったら着いて来て。
そう言うと操折はツナとリボーンを連れて部屋の外に出る。カイツは操折の命令でミサの護衛をすることになり部屋に残った。
ツナとリボーンが操折に連れて行かれたのは部屋を出て真っ直ぐ行ってすぐの場所にあったガラス張りの空間だった。
「ここよぉ」
「え……? ここ……?」
ガラス張りの向こうには、ただ広いだけの何もない空間があった。何もない空間に案内されてツナは困惑してしまっていた。
「何もねぇじゃねぇか。とうとう頭までイカれちまったか?」
「イカれてないわよぉ!! 私のことを何だと思ってる訳ぇ!!」
「運動音痴の似非お嬢様だろ」
「何ですってぇ!?」
「お、落ち着いて操折!!」
リボーンの言葉に操折目くじらを立て怒りを露にする。今にも襲いかかりそうな操折をツナはなんとか落ち着かせる。
「光学迷彩で見えないようにしてるのよ。誰にも見られたくないものがあるから」
「見られたくないもの?」
「ええ。本当はあなたたちにも見せるつもりはなかったんだけどぉ。協力してもらってる以上、見せておかないといけないし。それに言っておかないといけないことがあるからねぇ」
そう言うと操折はショルダーバッグの中からリモコンを取り出した。操折は目の前の何もない空間に向かってリモコンのスイッチを押した。すると何もなかった空間にある物が出現する。
「こいつは……」
「な、何これ……!?」
リボーンとツナは目の前に現れた物を見て衝撃を隠せないでいた。なぜなら2人の前に現れたのは巨大な円柱状の2つの容器に、複数のコードに繋げられた巨大な2つの脳があったからである。
「私の大脳皮質の一部を切り取って培養、肥大化させた巨大脳。その名も
「エクステリア……?」
「私の能力を強化するブースト装置ってとこかしら」
「そいつはすげぇな……と言いてぇところだが、わざわざ光学迷彩で隠してたんだ。それだけじゃねぇな。何か裏があるんだろ?」
「ええ。確かにこの
使えるようにすること」
「そ、そんなことできるの!?」
ツナには信じられなかった。能力を使えるようになるには才能によるものが多い。それが
「
「とんでもねぇもんを作ったもんだな。学園都市のロクでもねぇ奴ら作ったのか?」
「ええ。これを作ったのは
「「クローンドリー?」」
「
「え!?」
まさかこの場所が
「けど短絡な研究者が偉人を産み出すよりも、偉人を洗脳した方がてっとり早いって考え始めた。その結果、生まれたのがこの
「ロクでもねぇ計画だな」
「でも何で今は誰もいないの? この装置はまだ使えるのに……」
「なんてことはないわ。私が
「操折が!?」
「私もこの
「常盤台に入る前って……」
ツナは操折のあまりに壮絶な過去に同情すると同時に、小学校の時に組織を1つ壊滅させるということをやってのけたことに驚きを隠せないでいた。
「それとこの装置を幻生は狙ってる可能性力が高いわ。おそらく
「つまりこいつが幻生の手に渡ったら終わりってことか。だから幻生がこいつを乗っ取る前に幻生を捕まえなくちゃならねぇって訳か」
「そういうこと」
「壊せねぇのか?」
「観測史上最大の5倍は地震に耐えられえる仕様になってるから壊すのは無理ね。仮に壊せたとしても
「そうか。そのデメリットがなきゃツナにぶっ壊させるんだが、そうなってくると壊せねぇな」
「一応、自壊コードを入れればダメージは回避できるんだけどねぇ。だけど相手が相手だからこれを使わざる得ないこともあるから壊せない。それに
「めんどくさいったらねぇな」
「本当よねぇ」
壊したくても壊すことができないという状況にリボーンと操折は嘆息する。
「とにかく。もしここで戦闘になっても暴れ過ぎて
「わかった」
操折が
(動けない……)
現在、美琴は操折の派閥に囲まれ監視されていた。操折の思惑通り、美琴は派閥員には手が出せず動けずにいた。美琴の実力ならやろうと思えば監視を振り切って逃げ出すこともできる。だがその場合、周囲の人間を巻き込む程の戦闘になる為、強行手段に出ることはできなかった。
(
美琴はすでに
昨日、ミサが美琴と間違われて競技に出場することになった際にミサは湾内から体操着を借りていた。しかし競技が終わって次の日になっても体操着が返してもらえなかった湾内は今日の朝、美琴に体操着に返して欲しいと懇願。その時、美琴はミサが湾内に体操着を返していないことを把握。なんとか湾内を誤魔化した美琴はミサを捜し出して、直接会って湾内の体操着を返してもらおうことを決意。
(まさかあの子があんなことになってるなんて……)
美琴は監視カメラをハッキングしてミサを捜し出すことに成功。しかしそこに映っていたのは救急隊員に担架で運ばれるミサの姿だった。ミサがクローンだということがバレることを恐れた美琴はミサを運んだ救急隊員にミサが運ばれた病院について尋ねた。不幸中の幸いかミサは第7学区にあるカエル医者の病院に運ばれたと説明を受けた。美琴はすぐにカエル医者の病院に向かったが受付にてミサが運ばれていないことが判明した。
(あの子が救急車でが運ばれたのにも関わらず、学校側に何も連絡が入っていないことに早く気づいていれば……)
病院を後にした美琴は救急隊員に再び会いに行き、ミサが運ばれミサが運び込まれた時の状況を問い詰めた。しかしどういう訳か救急隊員はミサが運び込まれた時の記憶が無くなっていた。このままでは拉致が明かないと判断した美琴は強引に救急車のカーナビをハッキングした救急車の移動ルートを特定。救急車は病院に向かっていないことが判明した。しかしこの時に顔がバレないように被っていた帽子が落ちて美琴が昨日、病院に運ばれたミサだと勘違いされてしまい
(あんなことをしたばっかりに身動き取れない状況に……)
美琴は救急隊員に必死に弁解するも救急隊員は信じてもらえなかった。ついには救急隊員の胸ぐらを掴むという暴挙に出てしまう。しかし運悪くその瞬間を
その後、美琴は学校の車でそのまま送られた。そして降りた後で操折の派閥に監視され動けない状況になってしまったのである。
(救急隊員は食蜂に操られてたのは間違いない……)
救急隊員が病院に運んだというのに実際に運ばれていなかったのは操折が能力を使って、救急隊員の記憶を改竄したということは美琴は理解していた。そしてミサを拐ったのが操折だということも。
(そうだ!! 沢田に!!)
美琴はミサのことを知るツナに助けを求めることを思いつき、さっそくツナに連絡することを決めた。現在、美琴は操折の派閥の監視下に置かれているものの、全ての行動を制限されている訳ではない。あくまで美琴を逃がさないようにという命令の元、動いているだけ。しかも何で逃がさないようにしないといけないのかまでは知らない為、遠回しであればミサのことを言っても問題ないのである。
(ちゃ、着信拒否!?)
しかし自分の関係者を巻き込まないよう着信拒否してるツナに連絡できるはずもなかった。美琴は着信拒否されていることに驚きを隠せないでいた。
美琴は次にリボーンに連絡する。しかしツナと同じでリボーンに電話が繋がることはなかった。
(何で!? 何で着信拒否になってるのよ!?)
ミサに危機が迫っているかもしれないという危機的状況で、2人に連絡が取れないことに美琴は苛立ちを覚える。
(あいつら……まさかあの子のピンチを知ってる……!?)
電話が繋がらないことに苛立ちを覚えた美琴だったが、すぐに気づく。ツナとリボーンはすでにミサが危機的状況にあることを知って動いていて、自分を巻き込ない為に連絡手段を断ったということに。
(どういうこと!? まさか
美琴は操折がミサがを拐って何か良からぬことを企んでいると考えている。故にツナとリボーンが協力しているとは露程にも思っていなかった。故にツナとリボーンが操折と敵対していると思っているにである。
(わからない……まずはこの状況をどうにかしないと……)
ここで考えても何の状況が変わらない。そう思った美琴はなんとかこの包囲網から抜け出すことを考える。
(あれは……!?)
どうしようと思考を張り巡らしていると、美琴の視界に佐天、初春、黒子の姿を捕える。
「ちょ、ちょっと知り合いと話してきていいかしら? 逃げたりしないから」
近くにいた派閥員にそう告げる許可をもらった美琴は、3人の元へと向かう。
(まだ情報が確定していない状況で巻き込みたくないけど……そうも言ってられない!!)
情報を集める為に身動きが取れない。なら動きの封じられていない仲間に情報を集めてもらうことを決意する。
「黒子!! ちょっと頼みたいことが!!」
黒子が自分に気づかずそのまま行ってしまわないよう、走りながら黒子の名を呼ぶ。
「何ですの? 私の名を気安く呼ばないでいただけますか?」
「白井さんのお知り合いですか?」
「いえ。うちの学校の御坂美琴という先輩ですわ」
「わー。有名人じゃん。確か
「え……」
しかし黒子、初春、佐天は初対面の人間と会ったかのような返答だった。3人の返答に美琴は衝撃のあまりその場で固まってしまっていた。
「く、黒子……みんなで私をからかってる訳じゃないわよね……」
「何を言っていますの?」
自分のことをからかっているにだと思ったが、黒子の不審者を見るような冷たい目は変わることもなかった。
「初春さん……佐天さんも……」
「え……」
「何で私たちの名前……」
初春と佐天の名を呼ぶ美琴。しかし2人は美琴がなぜ自分たちの名前を知っているのかわからず困惑している様子であった。
「どこで私たちのことを知ったかは知りませんが、お悩みなら話ぐらい聞いて差し上げますわよ。
「いや……いいわ……」
黒子の言葉に対して美琴は顔を俯かせ、低い声で返答した。そして3人は美琴の元から去って行く。
(やってくれたわね……食蜂!!)
操折が黒子たちの記憶を消去したということを知った美琴の怒りは頂点に達する。
(私の友達に手を出して……もうこれはイタズラじゃ済まされないわよ!!)
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