馬場に絶望を与えたリボーン。
「んん……?」
リボーンに殺されたと思っていた馬場であったが、どういう訳か生きていた。どうやら馬場は意識を失っていたのである。
(し、縛られてる!?)
現在、馬場は椅子に座らされた状態で上半身をカーボンファイバー製のロープと共に柱を縛られていた。馬場は自分が縛られていることに気づいて動揺する。
(ぼ、僕は一体!?)
馬場は自分の身に何が起きたかわからず困惑してしまっていた。
「よう。起きたか」
「あああ……!!」
ここでリボーンが馬場に挨拶する。馬場はリボーンの姿を見た瞬間、全てを思い出す。
「うわぁああああああああ!!」
全てを思い出した馬場はあまりのトラウマに絶叫してしまう。
「うるせぇぞ」
ズガァン!!
絶叫する馬場が耳障りだったのかリボーンは馬場に向かって弾丸を放った。弾丸は馬場の頬を掠る。
「っ!?」
トラウマを思い出して絶叫していた馬場であったが、今起こった出来事に強制的に黙らさざる得なかった。
「次喚いたらお前の額に
リボーンが銃口を向けながらそう言うと、馬場は黙ったまま首を高速で縦に振る。リボーンは銃を懐に仕舞った。
「お前を殺さず治療して、わざわざここまで来たのはお前に聞きたいことがあるからだ」
(そ、そういえば傷が……)
リボーンの言葉を聞いて馬場は気づく。自分の受けた傷が完全に塞がっていることに。リボーンは晴の炎の活性の力で馬場の傷を治療したのである。
(この場所は……!?)
馬場は今いるこの場所を知っていた。なぜならここは馬場が使う兵器を格納している倉庫だったからである。
「お前のスマホをハッキングしてこの場所を割り出した。ここなら邪魔が入らねぇだろうからな」
馬場の携帯を見せながら場所の思っていることの疑問に答える。リボーンは馬場が隠れ家を持っていると踏んで、携帯を破壊せず弾き飛ばすに留めたのである。
「俺の質問に正直に答えろ。嘘をつければどうなるかわかってんだろうな?」
「わ、わかった!」
リボーンは銃口を向けてドスの効いた馬場に脅迫する。馬場も死にたくないので洗いざらい全て話すという意思を見せた。
「お前の目的は
「ち、違う!! 僕は
(成る程な。婚后がミサを捜してることを掴めたのはそういう訳か)
この人が大覇星祭の中で自分の知りたい情報を持っている人間を普通に見つけるなど不可能。そのカラクリがわかってリボーンは自分で納得する。
「依頼されてやったって言ったな。誰の依頼で
「し、知らない!! ただ僕は博士……僕たちの組織のメンバーのリーダーから
「本当か? 嘘言ってんじゃねぇだろうな?」
「ち、違う!! 嘘じゃない!!」
(嘘はついてねぇようだな……まぁおそらく幻生だろうが)
馬場の態度からリボーンは馬場が嘘をついていないことを理解する。
「お前の他に今回の件に関係してる人物のことを教えろ」
「
「そいつらの詳細を教えろ」
「警策は依頼人と僕たちの仲介者だ!! 能力は
「ショチトルって奴は?」
「あいつは今回から新入り!! 能力はわからない!! ただわかってるのは、あいつの能力は学園都市の技術から外れているらしいってことだけだ!!」
「今回の件に関係してることで他に依頼されたことは?」
「御坂美琴の無力化だ!!」
「どういうことだ?」
「理由は知らない!! 僕は昨日、御坂美琴にウイルスを撃ち込むように命令されてを御坂美琴を無力化した!!」
「ふざけんじゃねぇ。美琴ならピンピンしてるぞ。嘘をついてんじゃねぇぞてめぇ」
「ほ、本当だ!! 画面越しだが確かに確認した!!」
(嘘は言ってねぇ……どういうことだ?)
自分の知ってる情報と馬場の言っている情報に食い違いがあることにリボーンは違和感を覚える。
(昨日?)
昨日という言葉を思い出してリボーンは何かが引っ掛かってしまう。
「昨日って言ったな。一体、昨日のいつのタイミングでウイルスを撃ち込んだ?」
「バルーンハンターっていう競技が終わった後だ!! 僕は常盤台の対戦していた学校に選手として潜入していたんだ!! 御坂美琴を無力化する為に!!」
(そういうことか……)
引っ掛かりを覚えたリボーンであったが、すぐにその引っ掛かった理由を理解する。
(美琴とミサが入れ替わった時か)
リボーンは全て理解した。ミサがウイルスによって無力化されたのは馬場の勘違いによるものだと。美琴とミサが入れ替わったのは美琴にとってもハプニング。いくら頭のキレる者でも予想できない展開である。
(本来だったら美琴が狙われていたってことか……だったら幻生の目的は美琴か? 自分の目的の為に美琴が必要だったのか? だが現にこいつはミサの奴を捜すように依頼されていた……つまり幻生の目的は美琴とミサの両方だってことか?)
本来の
「お、おい!! もういいだろ!! 早く僕を自由してくれ!!」
「そうだな。もうお前に用はねぇ。自由にしてやるよ」
これ以上、馬場に問い詰めても何も情報は得られないと判断したリボーンは馬場を解放することに決める。
「死という形でな」
だがリボーンは馬場を生きて帰すつもりなど毛頭なく、銃口を馬場に向ける。
「な、何の真似だ!? 全て話したはずだろ!!」
「何を勘違いしてんだ。情報を吐けば助けてやるだなんて言った覚えはねぇぞ。脳味噌まで腐ってんのか?」
「ま、待て!! 僕を殺せば他の奴らも黙ってないぞ!!」
「だからどうした? その時はそいつら全員、皆殺しにするだけだ。それに今回、俺は
リボーンは今回の作戦にあたって9代目に許可を得ていた。ミサたちに害を及ぼす者への抹殺許可を。こちらの世界にいる者もいるとはいえ今はミサたちはボンゴレの一員。ボンゴレの人間に手を出した馬場は抹殺対象として見なされたのである。
「お前は俺たちの仲間である
「ま、待て!! ぼ、僕が悪かった!! だから許してくれ!!」
「許す? どの口が言ってんだ。てめぇ。お前、自分が何をやったことを忘れたのか?」
ミサをウイルスで苦しめただけでなく婚后をズタズタにしそれを嘲笑った。冷静を装っているリボーンではあるが、内心では怒りの感情が渦巻いていた。
「そ、そうだ!! 僕を君の仲間にしてくれ!! きっと君の役に立つはずだ!!」
「言ったはずだぞ。情報がなきゃ何もできねぇような奴は足手まといだってな。何よりお前は簡単に仲間のこと吐いた。自分が助かりたいだけにな。そんな奴がいたら仲間を危機に晒すだけ。お前のような奴は
馬場は必死に命乞いするがリボーンの意思は変わることはなかった。
「さて。話は終わりだ。もうお前の薄汚い声は聞くのはうんざりだ。今度は外さねぇ。覚悟しろ」
「い、嫌だ!! た、助けてくれ!! 僕は死にたくない!! 死にたくないんだ!!」
ズガァン!!
馬場の命乞いを無視してリボーンは容赦なく弾丸を放った。
「がぁああああああ!!」
馬場の左足にリボーンの弾丸が被弾する。馬場の絶叫が倉庫内に響き渡る。
ズガァン!!
馬場が絶叫を上げてもなおリボーンは続けて弾丸を放った。
「っ……!?」
だが馬場の体に弾丸は貫通していなかった。それどころか馬場の貫通した傷は完全に治っていた。
(ど、どういうことだ!? 傷が治って……!?)
馬場は傷が完全に治っている理屈がわからず困惑していた。
「今放った弾丸じゃねぇ。俺の炎を銃弾に込めて放ったもんだ。そしてこの炎には傷を治癒する活性の力が備わってる」
困惑している馬場に対してリボーンは自分の炎の詳細を語る。
「今から俺は弾丸と炎を交互にお前に放つ。弾丸で体を貫いて、治して、貫いて、治してを繰り返すって具合にな」
「あああ……!!」
リボーンこれからやろうとすることを説明する。馬場はリボーンのやろうとすることを理解し、顔は真っ青にして恐怖する。
「言ったはずだぞ。楽には死ねると思うなよって。1発で楽にするなんてことはしねぇ。死にたいと思っても死ねない苦しみ与えてからお前を殺す。せいぜい自分の仕出かしたことを後悔するんだな」
「た、頼む……!! た、助け……ああああああああああああああああああああああああ!!」
リボーンの言葉を聞いて、かつてない程の馬場の絶叫が倉庫内に響き渡った。
この後、馬場はこの世とは思えない地獄を味わったのだった。
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