ツナと美琴は固法から借りたバイクに乗って木山の元へと向かって行く。
「ねぇ沢田。さっき言ってたことってどういうこと?」
「え?」
「さっき自分で言ってたじゃない。木山に会って確認したいことがあるって」
美琴は先程、ツナが言っていたことがどういう意味なのか尋ねる。
「木山さんが本当に悪い人なのか確認したいんだ」
「な、何言ってるのよ!? 木山が何をやったのかわかってんの!? 佐天さんだって……」
「わかってるよ」
木山のせいで佐天が倒れたというのにも関わらず、木山が悪い人間なのかどうか確認したいと言い出したことに美琴は驚きを隠せなかった。
「本当に悪い人だったらもっと冷たい感じやすっごい嫌な感じがするんだけど、でも木山さんからは悪い感じがしなかったんだ」
「悪い感じって……」
あまりに抽象的な根拠に美琴は意味がわからずにいた。
さらにバイクを走らせること15分。
「爆発!」
「あそこよ!」
何度も何度も爆発音がする地点へと到着するとツナはバイクを止める。
「先に行って状況を見てくる」
ツナは
現場に着いたツナ
「これは……」
ツナの視界にはボロボロになった道路と車両と倒れて動く様子のない
「初春は……?」
ツナは辺りを見渡し初春がどこにいるのか確認する。
「あそこか」
ツナは一つだけ無事な車を発見し、それが木山の車だと判断し車の側に移動する。そこには助手席に横たわっている初春の姿があった。
「彼女なら無事だよ。戦闘の余波で気絶はしているが」
「っ!?」
前方の硝煙の中から女性の声がする。ツナは聞き覚えのある声を聞いて、戦闘態勢に入る。
「それにしても驚いたよ。君は能力者だったとは」
硝煙が晴れるとそこには白衣のポケットの能力を不敵な笑みを浮かべる木山の姿があった。
(あの目……前と同じ……いや前よりも……)
だがツナは木山の姿を見た途端、ツナは何かを感じとっていた。
「さ、沢田……」
「黄泉川!」
木山の後ろからか細い女性の声がする。声の主は黄泉川だった。だがすでにボロボロであり、とても戦える状況ではなかった。
「逃げろ……そいつは……複数の能力を……使う……」
「複数の能力!? 確か能力者は一個しか使えないはずじゃないのか!?」
ツナはどういう意味なのか黄泉川に尋ねる。だが黄泉川はすでに意識を失ってしまっていた。
「
「美琴」
黄泉川の問いに追いついて来た美琴がやってくる。
「初春さんは?」
「気絶はしているが無事だ」
ツナから初春が無事だと聞くと美琴は安堵する。
「それよりさっきのはどういう意味だ? どうして複数の能力が使えることと
「黒子の予想だと
「まさか……
「ええ。つまり木山は
ここに来る前に黒子と連絡を取りながら出した結論を美琴は話す。
「その呼称は適切ではないな。私の能力は理論上不可能とされるアレとは方式が違う。言うなれば
「この際、呼び方はどうでもいいわ。こっちはやることに変わりはないんだから」
「ああ。お前を捕えて佐天を……昏睡状態になった学生たちを助ける」
「
1万の能力を使える木山。ツナと美琴に勝ち目はあるのか!?
とあるマフィアの平行移動(パラレルシフト)と同じタイトルに…というか展開が同じにならないようにしないと…僕の作品が好きな方はとあるマフィアの平行移動(パラレルシフト)とある魔術のボンゴレX世をおすすめします。是非、見て下さい。
感想、評価、アイディア募集で何かありましたら、遠慮なくどうぞ!
感想→https://syosetu.org/?mode=review&nid=237187&volume=
評価→https://syosetu.org/?mode=rating_input&nid=237187&volume=1
Twitter→https://twitter.com/husuikaduti
アイデア募集→https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=247248&uid=88671
ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?
-
1対1の一騎討ち
-
ツナと天草十字正教が協力して戦う