ツナの一撃が
「ぎぃいいやあああああ!」
そしてツナの一撃が
「う、嘘でしょ……!?」
「本当にこれがたった一人の人間の力なのか……!?」
自分たちの想像を遥かに越える一撃に美琴と木山はその場で立ち尽くすことしかできなかった。
「また何か入って……!?」
「何だこれは……!?」
突如、美琴と木山の頭の中に映像が入ってきた。映像に映っていたのはダメツナと言われいじめられていた頃のツナの姿であった。
(これって……!?)
(沢田君の記憶……!?)
美琴と木山はこれがツナの記憶だということを自覚すると同時に、ツナの暗い過去に悲しい気持ちになっていた。
『ん? 俺は家庭教師のリボーン』
(え!? あの子が沢田の
(赤ん坊……!? なぜ赤ん坊が
ツナとリボーンとの出会いが映し出される。ずっとツナが言っていた
(な、何よこれ……!?)
(一体これは……!?)
あまりにも悲惨過ぎるツナの過去に美琴と木山は頭がどうになかなりそうだった。
『誰がユニを殺したと思っているんだ……お前がこんな世界にしたからユニは……ユニは死んだんだ!! 白蘭!! 俺はお前を許さない!!』
(あんな女の子が……)
(私たちとあまり変わらないじゃない……)
未来での白蘭率いるミルフィオーレファミリーとの戦い。木山と美琴はまだあんなににも若いユニが死んだことに衝撃を隠せないでいた。さらに記憶は続きシモンファミリーとの戦い、シモンファミリーを裏で操っていたボンゴレファミリーの初代霧の守護者、
『チェッカーフェイスを倒したら俺たち現アルコバレーノはどうなるんだ?』
『死ぬね』
『な!? リボーンが死ぬ……?』
(え……!?)
(な……!?)
そしてアルコバレーノの秘密を知ることとなった虹の代理戦争。突然、いきなりリボーンが死ぬという事実に美琴と木山は驚きを隠せないでいた。
『サンキューなツナ』
『え?』
『お前のおかげでまだ生きられるな』
病院の屋上でツナにお礼を言うリボーン。ここでツナの記憶は終わる。
そして
「これで終わりだ……」
ツナは
「「っ!?」」
美琴と木山は驚きを隠せないでいた。なぜならたった一人で本当に
(本当に消滅させた……!? 1万の能力者の集合体であるあの
(私の
ツナの
「ふぅ……」
ひと息つくとツナは
「ありがとう美琴。助かったよ」
「え……? う、うん……」
「美琴?」
ツナは美琴にお礼を言ったが美琴は浮かない顔で返事をした。ツナは美琴の様子がおかしいことに気づく。
「沢田君……君は一体、何者なんだ?」
「木山さん?」
「君があの技を放った後、どういうわけか君の過去が見えたんだ」
「え……?」
自分の過去が見えたと知ってツナは驚きを隠せないでいた。
「それにあのライオン。あれは明らかにオーバーテクノロジー。どうしてそんな技術を君が持っているんだい?」
「それは……」
「無理にとは言わない。答えたくないなら別にいい」
木山の質問にツナは答えるかどうか迷ってしまう。木山はツナの気持ちを察したのかそう言った。少しの間沈黙が続く。
「俺はこの世界の人間じゃないんです。異世界から来た人間です」
ツナは木山に自分が異世界から来たという人間だということを明かしたが、自分がマフィアのボス候補だということは言わなかった。
木山に自分の正体を明かしたツナ。木山の反応は!?
本当は今までのツナの戦いの全ての台詞を書いていくつもりでしたが、原作の大量コピーに引っ掛かりそうなので止めました。本当はやりたかった…
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