とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)50 ツナの正体

 

 

 

 

 

「何だ言ってなかったのかお前」

 

「沢田さんがマフィアのボス!? どういうことですの!?」

 

「ツナはイタリアにあるボンゴレファミリーっていうマフィアの次期ボス候補なんだぞ」

 

(マフィアのボス……)

 

(あの戦いって……そういうことだったの……)

 

 佐天と美琴は自分たちの見たツナの過去のことを思い出す。そしてどういうものなのかということを理解する。

 

「イタリアって……沢田さんはどう見ても日本人ですよね……」

 

「ボンゴレファミリーの初代ボス。ボンゴレⅠ世(プリーモ)は早々にボスを辞めてから日本に隠居したんだ。その子孫がツナなんだぞ」

 

 ボンゴレがイタリアにあるのにも関わらず、なぜ日本人のツナがボンゴレの十代目なのか初春はわからなかった。リボーンは懐から家系図を取り出し、ツナがボンゴレファミリーの十代目だということを証明する。

 

「そして俺はボンゴレ9代目。ボンゴレⅨ世(ノーノ)の命令でツナを立派なマフィアに教育する為にやって来た、家庭教師(かてきょー)殺し屋(ヒットマン)ってわけだ」

 

「そんな話、信じられるわけありませんの……」

 

「そうですよ……」

 

 リボーンの話が本当だということを黒子と初春は信じられないでいた。

 

「ツナのしているそのリングがボンゴレのボスの証なんだぞ」

 

「リングって……あのナッツちゃんの顔が掘られた?」

 

「ああ。そのリングはボンゴレリング。今はボンゴレギアっていうんだが。ボンゴレの歴史上このリングを護る為にどれだけ血が流れたかわかんねぇっていう曰く付きのリングなんだ」

 

 リボーンはツナの指にはめているボンゴレギアについて説明する。リボーンの説明に信じていない黒子と初春、信じている美琴と佐天も恐怖する。

 

「そのリングと沢田さんがマフィアのボスという話がどう繋がりますの?」

 

「ボンゴレギアはボンゴレの正統後継者以外を認めねぇリングなんだ」

 

「認めない? どういうことですの?」

 

「ボンゴレの正統後継者でない者がリングをはめればリングをはめた本人に害をもたらすんだ。過去に正統後継者でない奴がはめたんだが、はめた途端に血を吐いてぶっ倒れた」

 

 リボーンの脳裏にはボンゴレが誇る最強の暗殺部隊ヴァリアーのボス、XANXASの姿が脳裏に浮かんでいた。

 

「なんなら本当かどうか試してみるか?」

 

「リボーン!」

 

「冗談だぞ」

 

 信じていなかった黒子と初春も今のツナの反応から、リボーンの言っていたことが本当だということを理解する。

 

「沢田以外に後継者はいないの?」

 

「今、ボンゴレを継げるのはツナだけだ」

 

「でもそんなに血の繋がりって大事なの? 血は繋ってなくてもボスに相応しい人が継げばいいんじゃ……」

 

「ボンゴレは血の繋がりを何より重んじるからな。そしてそれが掟なんだ」

 

「掟って……でも沢田は継ぎたくないんでしょ……」

 

「ボンゴレは世界最強のマフィア。その頂点に君臨するということは裏社会を支配することを意味するんだ」

 

「世界最強……!?」

 

 世界最強と聞いて美琴は衝撃を隠せないでいた。黒子たちもまさかそこまで凄いマフィアだとは思っていなかったのか、開いた口が塞がらない状態だった。

 

「そんなマフィアの頂点に君臨するんだ。普通の人間じゃ務まらねぇんだ」

 

「普通の人間じゃないってどういう……」

 

「ボンゴレのボスになるには二つの条件があるんだ。一つはボンゴレの血を引いていること。二つ目にボンゴレの血(ブラッド・オブ・ボンゴレ)に継承される能力。超直感を開花していることだ」

 

「「「「超直感?」」」」

 

「ボンゴレファミリーの初代ボス。ボンゴレⅠ世(プリーモ)が持っていたとされる全てを見透かす力のことだ。お前らの言い方で言う原石ってやつだ」

 

「「「「っ!?」」」」

 

 全てを見透かす、原石という単語を聞いて、美琴たちは驚きを隠せないでいた。

 

(全てを見透かす力……じゃあ木山のこともその能力が……)

 

 木山の心を見透かしたこと、幻想猛獣(AIMビースト)の出現を予測したことがわかったのは超直感によるものだということを美琴は理解する。

 

「原石……前に操折が言ってたような……?」

 

「操折って……まさか食蜂操折!? あいつに会ったことがあるの!?」

 

「え? うん……前に美琴と戦った後に……」

 

「なんか変なことされなかった!?」

 

「変なこと? そういえば能力を見せるって言われたけど、リモコンの調子が悪くて能力が見せられないって言われて結局、能力がわからなかったんだよね……」

 

「それ洗脳されそうになったのよ!」

 

「洗脳!?」

 

 まさかそんなことをしようとしていたとは思ってもみなかった為、ツナは驚きの声を上げた。

 

「あいつは学園都市第5位! 学園都市最高の精神系能力者なの!」

 

「ええ!? じゃあ超能力者(レベル5)なの!?」

 

(でも何でリモコンの調子が悪いって……そうか! 沢田の炎は調和だから能力が通じなかったのね)

 

 まさか操折が超能力者(レベル5)だとは思ってみなかったのか、ツナは再び驚きの声を上げた。美琴は操折の言ったことに引っ掛かりを覚えるがすぐに解決した。

 

「それで結局、原石って何?」

 

「原石っていうのは学園都市の技術を使うことなく能力を開花した奴のことをいうんだ。世界に50人しかいねぇらしいぞ。だろ?」

 

「ええ……よく知ってますわね……」

 

「ここに来る前に情報収集はしたからな」

 

「ていうか! お前どうやってこっちの世界に来たんだよ!」

 

 ツナはリボーンが自分の正体についての話をしていて忘れていたが、ここでずっと気になっていたことを尋ねる。

 

「こいつを使ったんだ」

 

「あっ! それってあの時見た!」

 

 リボーンは懐から黒い三角形の物体を取り出した。ツナはリボーンの持っている物体に見覚えがあった。それはこの世界に来る前に見たものだった。

 

 

 今、ツナがこの世界に来た理由が明かされる! 

 

 




ツナの超直感が原石なら

ビアンキ、ランボ、ユニ、アリア、ルーチェ、白蘭、フゥ太、骸、クローム、マーモン、D・スペード、モレッティも原石?

骸、クローム、マーモン、D・スペードは死ぬ気の炎を使う前から幻術が使えたので原石扱いです。


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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