それと日間ランキングに入りました!これもまた過去最速です!ありがとうございます!これからも「とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)」をよろしくお願いします!
「い、異世界!?」
「何を言ってるのよ黒子!?」
「冗談ですよね……!? 白井さん……!?」
「冗談でも何でもありませんの。沢田さんはこの世界には存在しない人物なんですの」
ツナが異世界の人間だと知って佐天、美琴、衝撃を受ける。しかし黒子が嘘をついているようには見えなかった為、本当なのだと理解した。
「沢田さん。あなたは並盛町にある並盛高校の生徒。それは間違いないですわね?」
「は、はい……」
「ですがこの世界に並盛という地名はありませんの。世界中のどこにも」
「え!? じゃあ本当に……!?」
「ええ。おそらく沢田さんは先程言っていた謎の物体の力によってこの世界に転移したと思われますの」
「私の言った通り、沢田さんは本当に異世界の人だったんだ! 凄いね初春!」
「ちょっと佐天さん! 失礼ですよ! いきなり異世界に来て沢田さんは混乱してるっていうのに!」
「いやそこまで混乱はしてないけど」
「ええ!?」
本当にツナが異世界の人間と聞いて佐天は興奮するが、初春はツナがいきなりここが異世界だと知って不安になっていると思ったのか佐天に注意する。しかしツナはあまり動揺していなかった。
「よくそんなに落ち着いていられるわねアンタ……私だったらもっと取り乱すわよ……」
「別に全く驚いてないわけじゃですよ。前に未来に行ったことがあって、その時の状況に似てて。だから慣れてるだけです」
「「「「み、未来!?」」」」
ツナが異世界の人間だという事実に驚いているのにも関わらず、ここで未来という単語が出てきた為、美琴たちは驚きの声を上げる。
「それに普段からありえないことばかり起きてる生活を送ってるし」
「状況がわかってますの沢田さん!? もしかしたら元の世界に帰れなくなるかもしれないんですのよ!?」
「ああ。それなら大丈夫ですよ。リボーンたちが絶対になんとかしてくれるんで。あっ!」
元の世界に帰れないという不安はツナにはなかった。だがここでツナはあることに気づいた。
「やばっ! 住む場所ないじゃん!? どうしよう!?」
「異世界に来たことには驚かないのに……」
「確かにそっちも死活問題ですけれど……」
「沢田さんって変わってますね……」
リボーンたちが来るまで、住む場所がないことにツナは気づき慌ててしまう。ツナの驚くべきポイントが違うことに美琴、黒子、初春は呆れてしまう。
「あ、あの!! よかったら私の家に来ますか!?」
ここで佐天が顔を赤らめながらも勇気を振り絞り、自分の家に来ないかと誘う。佐天の大胆な行動にツナ以外は口元を両手で抑えて驚いていた。
「ええ!? い、いやそれは迷惑じゃ!」
「わ、私は一人暮しだし……!!」
「で、でも男の俺が女の子の部屋に泊まるのは流石にまずいよ! お、俺は野宿するから大丈夫だから!」
「野宿!?」
「ちょっ!? 何、考えてるのよ!?」
「結論を早まらないで欲しいですの! 他にも方法はあるはずですの!」
「流石にみんなに迷惑はかけられないし……それに無人島で野宿はしたことあるから大丈夫……」
ツナが野宿すると言い出した為、初春、美琴、黒子は慌ててしまう。シモンファミリーと戦った時にてシモンファミリーの住んでいた
「それにお礼がしたいんです……!!」
「お、お礼?」
「はい……!! 私のこと助けてくれたお礼です……!! だから……!!」
「ほ、本当にいいの?」
「は、はい……!!」
「じゃあお言葉に甘えさせてもらうよ。えっと……」
「佐天です……!! 佐天涙子です……!!」
「じゃあお世話になるよ。佐天」
「ね、ねぇ佐天さんって……」
「はい。そういうことです」
ツナは佐天の誘いに乗り、これから佐天の家でお世話になることを決める。佐天がツナのことを好きだということを知らなかったので、美琴は小声で黒子と初春に確認を取った。
「佐天のところにお世話になるのはいいけど、これからどうしよう……戸籍がないから学校に通うのは無理だし……流石に何もしないのは……」
「それなら
「それはいいですわね」
「ジャッジメント?」
「
「風紀委員……」
「どうかされましたの?」
「いや……風紀委員ってアレですよね……群れてる人を一方的に殴ったりするんですよね……?」
「そんなことするわけないですわ!」
「え!? しないんですか……!?」
「だから何で衝撃を受けているのですかあなたは!?」
「え……だってうちの高校の風紀委員長は自分の前で群れたら噛み殺すって言ってトンファーで殴ったり、他校に喧嘩しに行ったりとかしてますけど……」
「さっきから思っていたのですが、あなたはどういう学校生活を送っているのですか!?」
ツナのズレた認識に黒子はツッコミをいれる。ツナの脳裏には並盛高校の風紀委員長であり、ツナの守護者の一人である雲雀恭弥が浮かんでいた。
「とにかく沢田さんには
「
「まぁそういうこともありますが、主には街のパトロール、美化活動、落とし物の捜索などが主ですわ」
「成る程……」
「勿論、タダで協力しろとは言いませんわ。協力していただければそれなりの保証させていただきますわ。沢田さんは無一文なのですし、佐天さんに甘えてばかりではいけないでしょう」
「わかりました。協力させていただきます」
「ありがとうございますの」
ツナは
「改めて。私は常盤台中学1年、
「同じく常盤台中学2年、
「柵川中学1年、
「柵川中学1年、
「よろしく。黒子、美琴、初春、佐天」
ツナは4人が中学生だと知って、敬語を辞めて返事をした。
次はツナと黒子が戦う話をやる予定です!
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