リボーンが起きた後もスパーリングは続いた。だがツナはリボーンに一撃を見舞うことはできなかった。そして時刻は昼になり、修行は一旦中止となる。
「んじゃ。今から歓迎会に行くぞ」
「歓迎会?」
「佐天の歓迎会だぞ」
「え!? 私の!?」
自分の歓迎会と知って、佐天は驚きの声を上げた。
「佐天が筋肉痛で修行が無理だとわかった後に俺が色んな奴に声を掛けといたんだ。佐天の修行も中止になったから丁度いいと思ってな」
「え? じゃあみんな集まるってこと?」
「そうだぞ。ついでにお前が学園都市から帰ってきた記念も兼ねてな」
「俺はついでかよ……」
「とにかく行くぞ。もうみんな待ってるはずだからな」
ツナたちは山を降りてツナの家へと向かって行く。
「お久しぶりです! 十代目!」
「ようツナ」
「獄寺君! 山本!」
(あっ! この人たちも見たことある)
ツナの家の前に銀髪の青年と、黒髪で背の高い青年が立っていた。この二人はツナの友達であり、ツナの守護者である獄寺隼人と山本武である。3人は久しぶりに会えて嬉しかったのか、パァッと
「お? もしかしてそっちの奴が異世界から来たって奴か?」
「うん。佐天って言うんだ」
「さ、佐天涙子です! よろしくお願いします!」
「俺は山本武だ。よろしくな佐天」
「それでこっちが獄寺君」
「獄寺隼人だ。最初に言っとくぞ。もし十代目に妙な真似してみろ。その時は十代目の右腕である俺が果たすからな」
「ダ、ダイナマイト!?」
獄寺はダイナマイトを取り出すと、両手の指と指の間に挟んだ。急に獄寺がダイナマイトが出したことに佐天は驚きを隠せないでいた。
「獄寺は体中の至るところにダイナマイトを隠し持っててな。裏社会ではスモーキングボムの異名で呼ばれるんだ」
「何それ!?」
リボーンが獄寺のことについて説明すると、佐天は驚きの声を上げた。
「まぁ落ち着けって獄寺。せっかくの歓迎会なんだしよ」
「るせぇ! てめぇは黙ってろ野球馬鹿!」
「大丈夫だよ獄寺君。佐天は悪い子じゃないから」
「十代目がそう仰るなら……」
(何この温度差!? ツナさんと山本さんで全然、態度が違うんだけどこの人!?)
ツナに言われて獄寺はダイナマイトを懐にしまった。佐天は獄寺の山本に対しての態度とツナに対しての態度があまりに違うことに驚いていた。
「それと佐天は新しくファミリーに入ることになったからな」
「ええ!? 私、ボンゴレに入った覚えはないよ!」
「佐天を勝手にボンゴレにいれるなって!」
自分がボンゴレの一員としてカウントされていたことに佐天は驚きの声を上げる。ツナはいつものリボーンの悪癖にツッコミをいれた。
「こいつをボンゴレに!? 本気ですかリボーンさん!?」
「ああ。
「なっ!?」
「お。すげぇな」
佐天が死ぬ気の炎を灯せると知って獄寺は驚きの声を上げ、山本は普通に感心していた。
「やってみろ佐天」
「へっ!? う、うん!」
急に死ぬ気の炎を灯せと言われて戸惑う佐天だったが、佐天は右手を握り締めて集中する。すると数秒後、佐天のリングに晴と雨の炎が灯る。
「晴と雨……どうやら本当みたいだな……」
「しかもお前と同じで複数の属性を持ってるのな」
「お前と同じって……」
「獄寺は嵐、晴、雨、雷、雲の5つの属性が使えるんだぞ」
「そ、そんなに!?」
7つある属性の内、5つの属性が使えると知って佐天は驚きを隠せないでいた。
「ちなみに俺は雨だぜ。俺はお前と違ってメインが雨だけどな。雨の炎の使い方でわからないことがあったら俺が教えてやるぜ」
「ありがとうございます」
山本は自分と同じく雨の炎を持つ佐天に雨の炎の使い方を教えることを約束し、佐天は山本にお礼を言った。
「佐天はまだ死ぬ気の炎を使えるだけで、戦闘技術はこれから俺が叩き込んでいく予定だ」
「リボーンさんが!?」
「ああ。この夏休みをフルに使って立派な
「
「何、考えてるんだよ! リボーン!」
リボーンの言葉を聞いて佐天は驚きの声を上げ、ツナはツッコミをいれる。
「ん? 沢田ではないか!」
「お兄さん!」
(あっ! この人も!)
ツナたちの前に白い髪の長身の男が現れた。この男の名は笹川了平。ツナの同級生である笹川京子の兄であり、ツナの守護者の一人である。佐天は了平もツナの過去に出てきていたことを思い出した。
「む? 沢田の隣にいるのは誰だ?」
「えっと。この子は佐天といって。異世界から来たんです」
「佐天涙子です。しばらくこの町でお世話になります」
「おおっ! 聞いているぞ! 確か……ボクシング都市から来たという奴だな!」
「学園都市だ! 馬鹿!」
(相変わらずだよお兄さん……)
(ボクシング都市って何!? どうやったらそんな間違い方するの!?)
学園都市ではなくボクシング都市と言った了平に獄寺はツッコミをいれる。了平の発言にツナは相変わらず了平は変わってないということを実感していた。佐天は学園都市とボクシング都市を間違えた了平に驚く。
「おおっ! 俺としたことが自己紹介をするのを忘れてしまっていたな! 俺の名は笹川了平! 並盛高校ボクシング部主将だ! 座右の銘は極限だ!」
「よ、よろしく……お願いします……」
あまりに熱い了平の自己紹介に佐天はどう対応したらいいかわからないでいた。
「佐天といったな! ボクシング部に入らんか!?」
「はい!?」
(出た! いつものお兄さんボクシング部への勧誘!)
自己紹介して早々に了平にボクシング部に勧誘されて佐天は驚きの声を上げてしまう。ツナはいつものボクシング部への勧誘を聞いて不安になってしまう。
「い、いや……私、中学生ですし……」
「だったらボクシングをやってみんか!? 安心しろ! 俺が一から教えてやる!」
(ど、どうしよう……断りづらい……)
ボクシングをもの凄く勧めてくる了平に佐天は戸惑ってしまっていた。
「ボクシングボクシングってうるせぇんだよ芝生!」
「何だとタコヘッド!? ボクシングこそ聖なるスポーツ! ボクシングこそ極限なのだ! 貴様の軟弱な花火とは違うのだ!」
「んだと!? 上等だ! てめぇのボクシングと俺のダイナマイト。どっちが強いか
「望むところだ!」
「ちょっ! 獄寺君! お兄さん!」
「果てろ!」
「極限!」
ドンドンドンドンドンドン!
「ええええええ!?」
ツナの制止も聞かず獄寺と了平は戦いを始めてしまう。佐天はこんな町中で戦いを始めたことに驚きを隠せないでいた。
「ハハッ! 相変わらず仲がいいよなあいつら」
「どこがですか!? おもいっきり爆発してるじゃないですか!」
(山本も変わってねぇ……)
獄寺と了平が戦っているのを見ても山本は動揺するどころか笑ってしまっていた。そんな山本に佐天はツッコミをいれ、ツナは山本も変わっていないことを実感する。
「ちなみに了平はお前と同じ晴だぞ」
「性格とぴったりだよ……」
了平と自分が同じ属性と知って納得はできたが、佐天は少し複雑な気持ちになっていた。
「安心しろ。晴の炎の使い方は俺が教えてやる。俺も同じ晴属性だからな」
「う、うん……ていうか止めなくていいの……?」
「いつものことだ。気にすんな」
「これもいつものことなの!?」
更新が遅れて本当にすいません…
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