とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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久しぶりの3日連続投稿です。


標的(ターゲット)67 プレゼント

 

 

 見事、第2段階をクリアした佐天。そしてツナたちは今、

 

「もうお腹ペコペコだよー!」

 

 ラーメン屋の前に来ていた。修行でお腹ペコペコになっていた佐天は楽しみで仕方なかった。

 

「本当に何でも食べていいのリボーン君!?」

 

「ああ。俺の奢りだ。今日は修行、頑張ったからな。好きなだけ食え」

 

「やったー!」

 

(俺の時はこんなことなかったのに……本当に女の子に甘いな……)

 

 好きなだけ食べれると知って佐天は喜びの声を上げる。一方でツナはいつも修行を頑張っているのにも関わらずこのようなご褒美はなかったことを思い出す。

 

(いや……よくよく考えたらあったな……あったけど……)

 

 ツナは普段頑張っているからと言われてリボーンに寿司屋に連れて行かれたことを思い出す。だがリボーンは食い逃げし、挙げ句の果てにバイトする羽目になってしまったのである。

 

「どうしたんですかツナさん? なんか浮かない顔してますけど?」

 

「いや……本当にリボーンの奢りなのかどうか疑ってて……」

 

「何、言ってんだ。生徒が頑張ったんぞ。これぐらいしてやんのは教師として当たり前のことだろ」

 

「食い逃げして、俺にバイトさせた奴がよくそんな言葉を吐けるな!」

 

「食い逃げって……」

 

 まさかリボーンが食い逃げをするとは思ってもみなかった為、佐天は驚きを隠せないでいた。

 

「いいかツナ、佐天。食い逃げなんてのは序の口。マフィアは口では言えねぇようなことを腐る程やるんだ。これくらいビビってんじゃねぇぞ。おもいっきりやれ」

 

「やるわけないだろ! というか佐天をマフィアにするな!」

 

「本当に奢りなんだよね!?」

 

 リボーンの言葉を聞いてツナはいつものようにツッコミをいれ、佐天は本当に食い逃げをするのではないかと不安になってしまっていた。

 ともあれ3人は店内へと入る。

 

「おや?」

 

「え!?」

 

「お前は……」

 

 カウンターに座ろうとしたツナたち。ツナたちは座ろうとした席の隣に緑色の着物に丸眼鏡をかけた白髪の中年のおじさんが座っていた。目の前の男を見てツナとリボーンは驚きを隠せないでいた。

 

「ツナさんの知り合いですか?」

 

「いや……まぁ……知り合いっていうか……」

 

 ツナはどう答えていいのかわからず困惑してしまう。この男の名はチェッカーフェイス。(トゥリニセッテ)を作った人物である。(トゥリニセッテ)とはボンゴレリング、マーレリング、最強の赤ん坊(アルコバレーノ)のおしゃぶりの各7つのリングのことをいう。(トゥリニセッテ)はツナたちの世界の礎でありチェッカーフェイスは(トゥリニセッテ)の管理者であった。その正体は人類が生まれる前から生きている特別な種族の生き残りであり、リボーンを赤ん坊の姿にし(トゥリニセッテ)の一角である最強の赤ん坊(アルコバレーノ)のおしゃぶりを護る為の人柱にした人物である。

 

「初めて見る子もいるね。僕は川平。ただのラーメン好きのおじさんだよ」

 

「佐天涙子です」

 

 互いに自己紹介するチェッカーフェイスと佐天。チェッカーフェイスはいくつもの姿を持っている。チェッカーフェイスという名前も川平の名前も本当の名前なのかどうかすら不明。彼の本当の正体を知っているのはチェッカーフェイス本人だけである。

 ツナはチェッカーフェイスの横に座り、ツナの横に佐天が座り、佐天の横にリボーンが座る。ツナたちは自分の食べたい物を注文した。

 

「あの……何でここに?」

 

「ラーメンを食べに来ただけだよ。今日は楽々軒が定休日なんでね」

 

「え……?」

 

「ラーメンは好物でね。僕だって君たちと同じ人間なんだ。そこまで驚くことはないだろう」

 

(そういや10年後のイーピンがいっつも川平のおじさんにラーメン届けてたっけ……10年後の世界で会った時もラーメン食べたし……)

 

 ツナは10年バズーカで登場した10年後のイーピンが川平のおじさんにラーメンを届けないといけないのにといつも言っていたこと、10年後の世界でもラーメンを食べていたことを思い出していた。

 

(かなりの疲労にあのリング……成る程。修行しているのか……)

 

 チェッカーフェイスはラーメンを食べながら横目で佐天のことを見る。そして佐天が修行しているということを推測する。

 

「私、お手洗いに行ってきます」

 

 そう言うと佐天は、お手洗いに行く為にこの場から去ってしまう。

 

「彼女は君の生徒か?」

 

「まぁな」

 

「そうか」

 

「にしてもまさかお前とまた会うことになるとはな」

 

「私に復讐でもするか?」

 

「せっかく呪いが解けて長生きできるようになったのにそんな真似するわけねぇだろ。俺がお前に勝てねぇことぐらいお前だってわかってんだろ」

 

 佐天がいなくなってチェッカーフェイスは少しだけ口調を変えながらリボーンと話す。

 

「それに呪いが解けようと俺がやることは変わらねぇ」

 

「君らしいね」

 

 そう言うとチェッカーフェイスは懐に手を入れると、懐から2つのリングを取り出した。

 

「プレゼントだ。これを彼女に渡しておいてくれるかな?」

 

「こ、これって……!?」

 

「私がかつて作ったリングだ。といっても失敗作だがね」

 

「失敗作って……」

 

「失敗作といっても使えないわけじゃない。おしゃぶりに代わるものを作れないかと試行錯誤した時にできた副産物だよ。ランクでいえばAランクのリングとSランクのボンゴレリングの中間に位置する代物だよ」

 

「代わるものって……」

 

「私とて色々と考えてたのだよ。おしゃぶり以外に(トゥリニセッテ)を維持する方法がないかとね。だがこのリングは何の意味のない物となってしまった」

 

「でも何でそんなリングを佐天に?」

 

「君のお陰で誰も犠牲にすることなく(トゥリニセッテ)を維持する方法を見つけられたからね。そのお礼だよ」

 

 そう言うとチェッカーフェイスは席を立ち上がる。

 

「ご馳走様。彼女によろしくと伝えておいてくれ」

 

 チェッカーフェイスはリングをテーブルの上に置いて、そのまま会計を済ませて店を後にした。

 

「あれ? 川平さんは?」

 

「食べ終わったから帰ったぞ」

 

「え? そうなの?」

 

「うん。それと佐天。これ」

 

「へっ……!? ///」

 

 ツナはチェッカーフェイスが置いていった2つのリングを掌に乗せて佐天に見せた。リングを見た瞬間、佐天は顔を赤くする。

 

(え、えええええ!? ///これってこれって……!? ///)

 

 ツナがいきなりリングを見せて来た為、佐天はプロポーズだと勝手に勘違いしてしまう。

 

「これチェ……川平のおじさんが……って佐天!?」

 

「ツ、ツナさんが……ツナさんが……ツナさんが……!? ///」

 

「ちょっと! 佐天!? 大丈夫!?」

 

「本当にダメツナだな……」

 

 顔を真っ赤にし頭から煙を出している佐天を見て、ツナは慌ててしまう。リボーンはこの光景を見て、そう呟くだけであった。

 

 この後、誤解は解けました。

 

 

 




私事ではありますがとある魔術のボンゴレⅩ世のツナとアクセラレータの戦いが激熱でした。でもいずれレベル6篇は書かないといけないんだよなー…メンマ46号さんの後に書くとかマジで恐れ多いです…

それと薮椿さんが主催するラブライブ!の企画小説が2/7から始まります。僕も参加しているので是非、見て下さい。


次回も新キャラも出しまーす。


高評価を下さった川川さん、ASTRYさん。ありがとうございます!


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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