とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

88 / 300
標的(ターゲット)88 忍び寄る魔の手

 

 

 

 

 

 

「レ、レオンの尻尾が!?」

 

 突如、レオンの尻尾が何の前ぶりもなく切れた為、佐天は驚きを隠せないでいた。するとレオンは扇風機、本棚、バット、スマホと次々に変形していく。

 

「な、なんか次々に変形してるけど!?」

 

「尻尾が切れて形状記憶の制御ができなくなっちまったんだ」

 

「だ、大丈夫なの……?」

 

「大丈夫じゃねぇな」

 

「大丈夫じゃないって……」

 

「レオンもそうだが、一番大丈夫じゃないのは佐天。お前だぞ」

 

「え!?」

 

 形状記憶の制御を失って色んなものに変形するレオンよりも、自分が一番大丈夫ではないという意味がわからず佐天は驚きを隠せないでいた。

 

「ど、どういうこと……!?」

 

「レオンの尻尾が切れる時。俺の生徒はいつも死にかけるんだ」

 

「えっ……」

 

 リボーンに死にかけると言われて佐天の頭は真っ白になってしまっていた。

 

(まぁツナっていうことも考えられるが……ツナは2年前にレオンの尻尾が切れた上にあれから成長してるからな……)

 

 リボーンは佐天と同じ生徒であるツナが死にかけるのではないかということを考えるが、前に一度レオンの尻尾が切れたこと、あの頃のツナと今のツナの強さは比べものにならないくらい成長しているという点からツナが死にかけるという線は薄いと判断した。

 

「十中八九。死にかけるのはお前だな」

 

「ど、どうしよう! リボーン君!」

 

「どうするも何もねぇだろ。死にかけねぇように死ぬ気で頑張るしかねぇだろ」

 

 自分が死にかけるかもしれないと知って佐天はどうすればいいかわからず慌ててしまう。いつ、どこで、どのような形で佐天が死にかけるのかが全くわからない為、リボーンは佐天の問いにそう答えることしかできなかった。

 その時だった

 

「ん?」

 

「手紙?」

 

 リボーンの目の前に一匹のカラスが止まる。カラスの口には一枚の手紙が咥えられていた。リボーンがカラスが咥えていた手紙を受け取るとカラスは再び空へと飛び立って行く。

 

「こいつは……」

 

 リボーンは手紙を裏返す。そこには差出人の名前がイタリア語で書いてあった。リボーンは差出人の名前を見て、怪訝な表情をしていた。

 

「どうしたの? もしかしてボンゴレの人から?」

 

「9代目からだ」

 

「9代目から?」

 

 手紙の差出人が9代目からと知って佐天は少しだけ驚いてしまっていた。リボーンは折り畳まれていた手紙を開く。そこにはイタリア語の文章、さらに文章の上には大空の死ぬ気の炎が灯っていた。

 

「死ぬ気の炎!?」

 

「死炎印だ」

 

「死炎印?」

 

 手紙に死ぬ気の炎が灯っている炎が死炎印だということをリボーンは確信する。死炎印という聞いたことのない単語に佐天は疑問符を浮かべる。

 

「死ぬ気の炎は指紋や声紋と同じ、個人個人で性質や形が異なるんだ。同じ属性でもな」

 

「え!? そうなの!?」

 

「だからこうして自分の死ぬ気の炎を手紙に灯すことで、本人だということを証明するんだ」

 

「成る程……それで何て書いてあるの?」

 

 リボーンの説明を効いて、佐天は死炎印の役割を理解すると手紙になんて書いてあるかと尋ねる。リボーンは手紙を黙読していく。

 

「成る程な……」

 

「何て書いてあったの?」

 

「なーに。今年の中元の話だ。何がいいかってな?」

 

「中元って……」

 

 自分が死にかけるかもしれないという状況で9代目が中元の話をしてきた為、佐天は気が抜けてしまっていた。

 

「とりあえず先に昼飯、食ってろ佐天」

 

「え? どこに行くのリボーン君?」

 

「俺はエスプレッソ買いに行って来る」

 

「え……ちょっ……!?」

 

 佐天はリボーンを制止しようとするが、リボーンはさっさと山を降りてエスプレッソを買いに行ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ??? 

 

「行ったか……これで奴は一人だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もうリボーン君ってば……人が死にかけるかもしれないって時に……」

 

 おにぎりを食べながら佐天は呟く。自分が死にかけるかもしれないというこの状況でリボーンが呑気にエスプレッソを買いに行った為、少し不機嫌になっていた。

 

「死にかける……私が……」

 

 いきなり死にかけると言われて佐天は不安で不安で仕方なかった。

 

「浮かない表情(かお)してどうしたのかな? お嬢さん?」

 

「え?」

 

 佐天が色々と考え込んでいると知らない男の声が聞こえる。佐天が前を見るとそこには白衣を身に纏い、赤い髪に右頬に紫色の蠍の刺青をいれている男が現れた。

 

「あ、あの……あなたは……?」

 

「なーに。浮かない表情(かお)した女を見たら手を差しのべるというのが男の法則というものだ」

 

「はぁ……」

 

 佐天は男の問いどう答えていいかわからず、困惑してしまっていた。

 

「まぁ捕えるべき対象……となればその法則も変わるんだが」

 

「え!?」

 

 ニコニコしていた男は急に目を開き黒い笑みを浮かべる。

 

 

 

 




とあるのキャラって独特な口調のキャラが多くて面白いですよね。操折とかフレンダとか絹旗とか建宮とかアックアとか。なので僕も挑戦してみたいと思います。


感想、評価、アイディア募集で何かありましたら、遠慮なくどうぞ!

感想→https://syosetu.org/?mode=review&nid=237187&volume=

評価→https://syosetu.org/?mode=rating_input&nid=237187&volume=1

Twitter→https://twitter.com/husuikaduti

アイデア募集→https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=247248&uid=88671

ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。