とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)98 遊びに

 

 

 

 

 

 

 シェンツの脅威を退けた次の日

 

「調子はどうだ? 佐天?」

 

「うん。大丈夫」

 

「よかった……」

 

 リボーンの晴の炎の力で傷は完璧に完治し、ぐっすり寝たことで体力は完全に完全に回復していた。佐天の怪我が無事だと知ってツナはホッとする。

 

「それに思ったより痛みもない……」

 

「シェンツは最初、お前を完全に格下だと思い込んでたのと、お前を捕える為にどうしても加減せざるをえなかったからな。まぁ修行してなかったらこんなもんじゃ済まなかっただろうな。鍛えたお陰でお前の体は以前よりも頑丈になったからこれぐらいで済んだんだぞ」

 

 いくらリボーンが傷を完璧を完治させたとはいえシェンツから受けたダメージまでは回復しない。にも関わらずあまり体が痛くないことに佐天は気づく。リボーンは佐天の疑問について補足する。

 

「んじゃ。今日の修行なんだが……今日は修行を止めて遊びに行くぞ」

 

「「え!?」」

 

 今日も修行だと思っていたツナと佐天であったが、まさか遊びに行くと言い始めた為、驚きの声を上げる。

 

「佐天も頑張ったしな。そのご褒美だ。つー訳で行くぞ。マフィアランドにな」

 

「マフィアランド!?」

 

「マ、マフィアランド……?」

 

 マフィアランドと聞いてツナは驚きの声を上げ、佐天はマフィアランドという奇妙な言葉を聞いて疑問符を浮かべる。

 

「マフィアランドはマフィアが警察の目を気にせずゆっくりとくつろぐ為に各ファミリーが莫大な資金を出し合って建造したスーパードリームリゾートアイランドだ」

 

「リゾート!? マフィアが!?」

 

 マフィアが金を出し合ってリゾートを作ったと知って、佐天は驚きの声を上げる。

 

「というかマフィアが作ったリゾートって……本当に大丈夫なの……?」

 

「大丈夫だぞ。マフィアランドは島自体が移動できる上に強力な妨害電波で誰からも察知されねぇようになってんだ」

 

「無駄に大掛かり……」

 

「なんせマフィアがまっさらな気持ちで休めるようにドス黒い金を注ぎ込んでるからな」

 

「すっごく行く気が失せるんだけど……」

 

 マフィアランドの詳細を聞けば聞く程、佐天はマフィアランドに行こうと思えなくなってしまっていた。

 

「そういやお前。マフィアランドを入国審査で不合格になって遊ぶどころじゃなかったっけな」

 

「あれはお前のせいだろ! お前の策略のせいで裏マフィアランドに行くことになったんだろ!」

 

「お前をボンゴレの10代目にする為に必要なことだからな」

 

「だから! 俺はマフィアのボスにならないって言ってるだろ!」

 

「裏マフィアランド……?」

 

 リボーンが薄ら笑いを浮かべながらそう言うとツナはツッコミをいれる。裏マフィアランドというまた不可解な単語が出てきた為、佐天は疑問符を浮かべる。

 

「裏マフィアランドは入国審査で不法侵入が決定された奴が行く訓練場のことだ。マフィアランドの入国審査に失敗して不法侵入が決定した奴はもう1度だけ入国審査を受けるチャンスを貰えるんだ。その為に鍛える場所が裏マフィアランドって訳だ」

 

「え!? 入国審査に失敗したら修行なの!?」

 

 せっかく遊びに行くというのに修行させられるかもしれないと知らされて佐天は嫌な表情(かお)をしてしまっていた。

 

「安心しろ。入国審査を受けんのは代表の1名だ。それに今回は俺が代表で入国審査をする。だからお前ら2人は入国審査せず遊んでろ」

 

「気持ち悪いな……何、企んでんだよ……」

 

 いつもこんな気前の良いことなどするはずのないリボーンがこんなことを言う為、ツナはリボーンが何か良からぬことを企んでいるのではないかとツナは疑っていた。

 

「さっきも言っただろうが。佐天が頑張ったそのご褒美だってな。第一、生徒が頑張ったのことに対してご褒美を与えるのは教師として当たり前のことだろ」

 

「嘘くせぇ……」

 

 教師の鏡とも言えるような発言をするリボーンであるが、当のツナはリボーンの発言を一ミリを信じてはいなかった。

 

「つー訳だ。準備しろお前ら」

 

「いや……行く気がしないんだけど……」

 

 佐天はマフィアランドの詳細とツナの反応から、正直言って行く気がなかった。というよりも行きたくないと言う方が正しい。するとリボーンは佐天の右肩に乗る。

 

「せっかくチャンスを作ってやったのにそれでいいのか? ツナとデートできるチャンスなんだぞ」

 

「え!?」

 

 リボーンは佐天の耳元でツナに聞こえないぐらいの小さな声で囁いた。リボーンの言葉を聞いて佐天は顔を赤くする。

 

「今回、お前ら以外誰も連れて行きはしねぇ。それにマフィアランドはデートスポットもたくさんあるぞ」

 

「デ、デートスポット……!?」

 

「そうだ。何なら告白したっていい。昨日も聞いた通り、お前は全く脈無しじゃねぇんだからな。可能性は零じゃねぇ」

 

「っ!?」

 

『そ、そりゃ……佐天と付き合えるなら幸せだと思うよ。というかあんな可愛い女の子と付き合えるなら誰だって幸せだろ』

 

 リボーンの言葉を聞いて佐天は顔を真っ赤にしながら昨日、ツナが言っていたことを思い出す。

 

「何、話してんだよリボーン?」

 

「行きます……マフィアランド」

 

「ええ!? 何で!?」

 

 リボーンが佐天にコソコソと何かを話している為、ツナは気になり何を話しているのか尋ねようとしたが、佐天が急にマフィアランドに行くと言い始めた為、驚きの声を上げる。

 

「せっかくリボーン君が用意してくれたし。私も息抜きしたいと思ったので」

 

(な、何でにやけてるんだろ佐天……?)

 

(本当に単純だな。こいつ)

 

 リボーンの悪魔のささやきに魅了されてしまった佐天を見て、ツナとリボーンはそんなことを思っていた。

 

 

 結局、マフィアランドに行くことになりました

 

 

 




今さらですが補足です。シェンツがクイエーテの狂嵐殺人術を使えるのはクイエーテの記憶を見てそれを再現しただけです。


高評価を下さった朝倉凛さん。ありがとうございます!


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
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