ここで皆様に謝らなければならない事が一つ。てっきり夢魔とのハーフ、とのことなのでそういうエルフ耳みたいなの生えてるんだろうな、耳みたいなのあるし。とか思ってたらとんがった耳に見えるものは実は花飾りということが発覚?しました。ハッキリとした事実かは分かりません、ですがこのままですとプロトマーリンと同一の容姿であるのにも関わらずエルフ耳が生えている自分のことをプロトマーリンだと思い込んでいる精神異常者になるか、限りなくプロトマーリンに近いだけのただのエルフということになります。設定をそこらへんどうするかは決めていませんが、皆さんの反応を見てまた組み立てて行こうと思います。
仮面ライダーディエンド。ディエンド、はともかくとして。仮面ライダー、という単語は聞いたことがある。前世において子供から大人まで幅広い世代に人気のあった特撮シリーズのうちの一つ。
けど、なんでそんな存在がよりにもよってこの異世界に?
「君は、現状君という存在がどんなものか分かっているかい?」
「...いきなりなんです?」
「いやなに、君がおかれている状況を説明されているかなって。ほらいただろう?転生してくる時に、神様っぽいのがさ」
仮面ライダー、という存在を名乗る仮面の男がそんな事を聞いて来る。
転生という言葉を用いてくるということは、この男も転生者なのだろうか?そもそもおかれている状況とは?この異世界では哲学について考えなきゃいけないのか?
「貴方も転生者なんですか?」
仮面の男改め海東大樹、を名乗る男が手に持つ銃をくるくると回転させ、手元で遊んでいる。
「うん。僕も転生者のうちの1人さ。それで、君はどうなんだい?そんな事を聞いてくるってことは、君もそうなんだろう。さっきの話なんだけど、異世界での転生者について、何も話を聞いていないのかな?」
僕は、海東さんに死んでから今までの過程と、聞いた事を全て話す事にした。
————-全て話し終えて
こんな所にずっといるのもなんだろうから、と言われて僕達は、海東さんに先導されて近くにあるという街に歩きながら話をする事にした。
僕からの話を聞いて、どうやら危険性は無いようだから、と海東さんは持っていた銃をスライドさせ、中に入っていたカードらしきものを抜き取った。その時、残像のようなものが四方八方に飛び散ったように見えた。
すると変身が解け、代わりに長身の男が出てきた。白いコートのようなものを着て、十字のキーネックレスをしている、金髪の男。これがあの仮面ライダーの本体らしい。
僕が最後に仮面ライダーを視聴した時は黒髪だった気がするが、記憶違いなのだろう。あまり覚えていないし。というか銃というには色が派手すぎやしないだろうか?
「ふーん、なるほどね。あまりこちらの世界の状況は説明されてないようだ。良いだろう、ちょっと聴きたまえ。」
海東さんはそういうと、この異世界の現状について話し出した。
この世界は今、転生者というものをどのように扱うか、という事に関して敏感になっているらしい。
僕が転生してくるおよそ半年前、1人の転生者が自身が転生特典として得た力に溺れ、それは盛大に暴れたそうだ。異世界にある国家のうちの一つの王都、その一区画を破壊し壊滅状態にした。同じ転生者達によって暴走は止められ、幸いな事に死者は出なかったものの。重軽傷者多数、建物破壊によって住めなくなった人々大勢、転生者へと複雑な感情持つものたくさん。といった感じになった、らしい。
「なんでそんな事をしたかって本人に聞いたら、飲み屋の女性店員が自分の相手をしなかったから、だってさ。笑ってしまうだろう?」
「それは...なんともふざけた話ですね。」
おそらく力を得た事で、自尊心が暴走し、自分の思い通りに事が運ばなくなった事に不満を抱いたのだろう。ゲームのように、異世界というものを自分の好きなように出来るとでも思ったのだろう。
そんなくだらない理由で僕達に被害が出るのは勘弁してほしいがね、と海東さんは苦笑いで付け足した。
「兎にも角にも、僕達、以前から異世界にいる転生者は、これ以上『転生者』という存在が異世界の人々に悪い印象を与えるのを止める必要があるんだ。」
だからわざわざ僕の事を確認しにきたのか。危険性がないか、確認する為に。
「どうやら、転生の神側でも対策はしてくれているようだね。もしかしたら以前のように無作為に転生するものを選ぶ、というのも辞めて選別とかもしているのかもしれない。」
少し安心した様子でそんな事を言う海東さん。この世界でも長く生活しているのだろう、それなのに1人のバカによって安寧が崩れたとしたら、たまったものではないだろう。それに、転生者も複数いるらしい。異世界というもとの世界の常識が通用しない世界で、仲間がいるというのは、これほど頼もしいものはないだろう。
side.海東大樹
やぁ、僕の名前は海東大樹、通りすがりの仮面ライダー、それを追うものさ。...なんて名乗ってるけど、僕はその実本編の海東からは乖離した存在でね。お宝への興味も無いし、男の尻を追いかける趣味もない。
最初僕が転生する事になった時、転生特典を選べ、なんて言われてね。どうしたものかと考えたんだ。そこで思いついたのが、仮面ライダーディエンドさ。昔から仮面ライダーが好きだったのもあるけど、仲間を召喚出来るんだぜ?これ程頼もしいことはないだろう。異世界という慣れない環境ならば、自身の身を守る存在は多いに越したことはないさ。
遅れて申し訳ない
ジャック・オー・ランタン氏、誤字報告ありがとう