Re:ゼロから始める異世界万事屋生活   作:伊吹恋

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ここまで書いて思ったこと。
2人とも芸人魂すげえw


「葬式って初めて行くと意外とみんな明るくてビックリする」その3

あらすじ

アーラム村の定食屋のオヤジが亡くなり、葬儀に出席する事になったナツキ・スバルとエミリア陣営の皆。しかし何故か死んでもなお地獄の底から戻ってきた定食屋のオヤジは幽霊としてその場に留まっていた。

姿が見えているのはスバルとラムのみ。あれやこれやと正しい葬儀を執り行おうとしていたのだが、アホ達のせいで葬式はカオス状態。見限ったスバルとラムの逃走は4人と1匹の魂らしき物をお手玉のように転がしているオヤジにより阻止されてしまった。

 

葬式は既に終盤。後は裏で待たせている竜車に棺桶を運べばお終いである。だが、魂質を取られているスバル達からすれば油断は出来ない。現にオットー、レム、エミリア、ロズワールは白目を向いて無気力に部屋の隅に置かれているのだから。

 

「あのぉ、お連れの方々大丈夫ですか?」

 

白目を向いている4人に心配をかけるアーラム村の住人。しかし、今どうにも出来ないスバル達は言い訳を言うしかない。

 

「あっいえ、ちょっと正座で足が痺れちゃったみたいで」

 

「足が痺れた…というか白目を向いてますけど…」

 

「元々四六時中白目向いてるお茶目な連中なんで休んだら元に戻ると思うんでぇお構いなく…」

 

そんな苦しい言い訳を口にしたあと、2人はゆっくりと親父の方を向く。

オヤジは未だに魂をお手玉のように手で転がしながらこちらを見ている。

 

「まさか魂まで抜いちまうなんて…元〇玉で来るかと思ったら人魂取りやがった…!」

 

「上手くないわよ、というか本当にロズワール様達の魂なの?」

 

「間違いねえよ!1匹帽子を被った魂(オットー)がいるだろうが!」

 

「なんで魂にまで帽子被ってるのよ」

 

「魂が帽子というか帽子が魂なんだよオットーは!」

 

「…とにかく何とか魂を取り戻さないと」

 

「取り戻すったってどうやって!?」

 

「逃げ出そうとしたのが気に食わなかったみたいだし、最後まで葬儀に参加するしかないわよ。きっちり葬儀を行って成仏すれば問題はないハズよ…もうすぐ葬儀は終わるわ。後は目立たずじっとして居れば良いだけこれ以上オヤジさんの怒りを買わないように動かずじっとしていましょう…」

 

そうこうしているうちに既に出棺の儀に入った葬式場。アナウンスで男性の方は前でお手伝いをと言われても動かない2人。そこでオヤジの奥さんが声をかける。

 

「スバル様、ラム様、すいませんが手伝って頂けませんか?棺桶運ぶの」

 

その言葉を聞いた瞬間に2人の顔は真っ青に変わり、2人は荒業を繰り出す。

ラムは自分の左肩を思いっきりチョップして肩を外し、方言うスバルは自分の左腕を右手で持ち、右側に思いっきり引っ張り骨を折った。

 

「も、申し訳ございませんがラムは左肩外れてて…」

 

「ボクもこの通り骨折してるんで申し訳いないっスおばちゃん」

 

「ああ、そうでしたか、無理言ってすいません」

 

と謝罪をしている奥さんの後ろでオヤジは先程取った魂達をまな板のような物に叩きつけ、麺棒で生地を伸ばすように転がしていた。それを見たスバル達はすぐに棺桶の前に左肩腕をペラペラと揺らしながら駆けつける。

 

「と思ったら気の所為だったァァァ!!やります!是非やらせれいただきます!なあラムちー!!」

 

「はい、実は一度棺桶を運んでみたいと思いまして、ねえバルス…!」

 

とここまで勢いで来てしまったが、2人は問題を抱えている。それは、左腕が使えないことだ。

 

「(ま、不味いわ…やれるかしら、行けるのかしら…ラム左肩外しちゃったわ…!)」

 

「(俺なんて骨飛び出てるんだけどォォ!超痛えんだけど!つーかあいつらこそ大丈夫か!?めちゃくちゃ魂こねられてたぞ!?小麦粉並に練り回されてたぞ!?)」

 

しかしここまで来てしまえば後は進むのみ、親族の方々が頭の方を持っていると、質全的に2人は足の方を持つことになる。

 

「(ここまで来たら片腕でもやるしかねえ!覚悟を決めろ!)」

 

「せーので行きますね」

 

「(絶対しくじるんじゃないわよ落としたら終わりだと思いなさい!全ての力を右腕に集中させなさい!)」

 

意を決して、2人は棺桶を手にした。

 

「はい、せーのーーーーー」

 

ガタァァァァン!!!!!

 

正に火事場の馬鹿力という言葉が似合うであろう。2人は思いっきり力を入れたことにより棺桶は頭から地面に向かって真っ逆さま。頭部を持っていたおじさんを巻き添えにし、棺桶を床に突き刺し落とした。

 

「ちょっとォォォ!どんだけ馬鹿力出してんですかァァ!!」

 

棺桶の小窓を開けるとオヤジの顔から足が見えてしまっている。

 

「中でオヤジさんエラいことになってる!エラい所から足生えてるゥゥゥ!!!」

 

「戻してぇぇー!早く戻してあげてェェ!!」

 

やらかした。その言葉だけがスバルとラムの頭に駆け回る。2人の目は焦って焦点があっていない。慌てふためいていると、2人はまず棺桶を戻そうとさっきの力で足元の棺桶を押し込んだ。

しかし気づくであろう、棺桶は2人の力でこうなった。であれば、さっきまでの力で足元を押し込んでしまえば、棺桶は再び床を貫き立ち上がる。

 

ガタァァァァン!!!!!

 

次は小窓からオヤジさんの身体が飛び出てくる。

 

「オヤジさん飛び出てきたァァァ!!!」

 

「ま、不味いわ!戻しなさい!詰め直すのよ!」

 

2人は棺桶に乗り出しオヤジの身体を棺桶の中に詰め直そうと頭を押し込む。しかし死後硬直しているのか、オヤジの身体は硬く、なかなか棺桶の中に収まらない。

 

「か、硬くて戻らねえ…!!」

 

遂に2人は足を使いオヤジの顔を踏みつけ、無理矢理にでも棺桶の中に押し込もうとする。

 

「踏んでるからァァァ!すんごい罰当たりな事してるからァァァ!!」

 

遂に2人の努力が実ったのか、親父の顔は棺桶の中に吸い込まれるように入っていく。

 

「入った!!」

 

スバルの声と共にバキィッ!と後ろから木を割る音が聞こえる。2人が後ろを見ると次はオヤジの足が棺桶から飛び出てきた。

 

「今度は足が出てきたぞォォォ!!何!?三途の川でシンクロでもやってるのオヤジさァァァん!!!」

 

次は足を腕で押さえ込みこちらは難なく棺桶の中に入っていくオヤジの足。しかしバキィッ!と又もや木の割れる音が聞こえる。

次に飛び出てきたのは、

 

 

チ〇コだ。

 

 

 

「なんかとんでもないモン飛び出してきたァァァ!どういう事だァァァ!?」

 

「し、死後硬直じゃないかな?多分…」

 

「いぃや、死後硬直ってあんなとこまで硬くなんのォォォ!?」

 

「っつーか有り得ない位置から飛び出出してきてるけど中どうなってんだァァァ!!!」

 

そう、そのオヤジのアレが飛び出ているのはオヤジの肩とほぼ同位置の所だった。そんな有り得ない所からスティックが出ていると、先程まで魂をこねくり回していたオヤジは出刃包丁を使いその生地を慣れた手つきで蕎麦のように切り出していた。

 

「バルス見なさい!蕎麦作ってるわ!魂で蕎麦作り出してるわ!」

 

「あ゛あ゛あ゛!!モタモタしてらんねえ!さっさと棺桶外に運び出すぞォォォ!」

 

2人で棺桶を片腕運び出し始めると、出口を出ようと曲がり角を曲がろうとした瞬間、ガタッという音と共に2人の足が止まる。

 

「ま、まて!進まねえぞ…!?」

 

それはオヤジのアレが曲がり角で引っかかり止まっていたのだ。

 

「引っかかってる!エラいモノが引っかかってるゥゥゥ!」

 

アーラム村の住人が叫ぶも焦っている2人には聞こえていない。

 

「ぬおおおおお!!負けてたまるかァァァ!!」

 

さらに力を入れて強行突破しようとする2人に対し、曲がり角で引っかかっているアレはメキメキメキメキ!と嫌な音を立てている。

 

「まてェェ!!折れるゥゥゥ!折れちゃうゥゥゥ!!!」

 

2人はこのままオヤジのアレを折ってしまうのか!?そして魂達の運命は!?

 

次回、決着!!




次回は汚いですけどやりますね✩
先に言っておきますね。

ラムちーファンごめんなさい!

次のお話

  • スバル&エキドナ「ベア子に彼氏?」
  • レム「お前の後ろだァァァ!」怪談話
  • ラム「…眠れないわ…」
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