ある日、幼女がうちに来た。借金のかたで。   作:黒川鈴鹿

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元ネタ様とネタが被ってしまったので急いで仕上げました()
いや、まさか扱うネタが同じになるとは
ネタの提供も随時受け付けています。


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さて、一週間。

その間は確実にきりたんの面倒を見なければいけないらしい。

ま、まぁ?私はやさしいやさしいゆかりさんですから?こんな幼女は優しく面倒を見ますけど?

仕送り止められるのが辛いなんてそんな理由はない。ない。

しっかし、面倒を見るって言ったって……こんな奴のところに放り込むとは本当にあのジジィは何を考えてるんだかなぁ……

といっても私は殆ど外に出ないからそれでいいのかな?なーんだ、楽だな。

 

「ゆかりさん、買い物に行きましょう」

 

「あぁ?なんだって?」

 

「ですから、買い物に行きましょう。キッチンを見ましたがこんな状態じゃ健康に悪いです。」

 

「えっ、いや……これで大丈夫だったし。」

 

「ダメです!今は良くてもそのうち酷いことになりますよ。料理はやってあげるので買い物に行きましょう。」

 

いきなりのきりたんの主張。私としては絶対に外に出たくない。出たくないが……「じゃあ勝手に行きます」なんて言われると流石について行かざるを得なかった。仕送りに頼っているという私の立場をよくわかってるなぁ。

いや、多分解ってないけど。

だってきりたん、ぶつぶつとレシピと思わしき文言(私は料理をしないので確信は無いんだけど)呟いている。

正直怖い。一体私をどうするつもりなのか。

 

「ゆかりさん、これとこれ。あとあれも持ってくるのでここに居てください。」

 

どうしてこうなった。

 

「ちゃんと栄養バランスを考えなきゃダメですよ。はい、これも入れてください。あ、戻しちゃダメです。」

 

「インスタントばかりかごに入れないで下さい。料理の大切さを思い知らせてやりますよ。」

 

「……あぁー、でもハンバーガー美味しかっただろ?」

 

「そ、それとこれとは話が別です。」

 

と、動揺を見せるも主張は変えなかった。ちっ。

そうして永い買い物はきりたんが満足したのかようやく終わり、もう暫く見ていない野菜やらが入った袋は持たされることになった。辛いなぁ……

帰宅。連日外出したので私の体は既に悲鳴をあげている。

重い袋を持たされていた腕ももう棒のようだ。

しかしきりたんの方はまだまだ元気だ。これが若さ、か……

いつもなら起きだしてゲームでもやっている時間だけど今はもう寝たい。

きりたんがキッチン周りでてきぱきと動いているのを見ながら、「お休み」と一言だけ伝えて寝落ちた。

 

 

何か良いにおいが鼻腔をくすぐり、目が覚めた。

時計を見る。午後6時。どうやら3時間ほども眠ってしまったらしい。

机の上には久しく使っていない食器類が並んでいる。目を疑う光景だ。

 

「ゆかりさん、お夕飯作ったので食べて下さい。」

 

「えっ、これきりたんが作ったの。ていうか作れたのか。」

 

()()()じゃないですか」

 

「……ソウデスカ。」

 

「ではいただきます。ほらゆかりさんも。」

 

「……いただきます。」

 

というと、目の前にある久しぶりの料理を食べてみる。

……悔しいけど美味しい。そんな顔を見咎められたのか、「美味しいですか?」と少し口をゆがめて聞いてくるきりたんにチョップを食らわすと、そのまま食べ進める。

 

「いや、うん。美味いわ。毎日作ってもらってもいいかもしれない。」

なんてことをこぼしたら、「毎日だなんてそんな……」と私の顔を見て少し冷めたような顔になった。何かしただろうか。

 

「ごちそうさま。」

 

「お粗末さまでした。ふふーん、どうです。料理もいいものでしょう。」

 

それには無言を返し、またスマブラを始めたのはせめてもの抵抗だった。

 




とはいっても展開まで同じとは言っていないんですけどね
今回は流石に特例で、以降は不定期になるはずです
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