謎の夢に導かれてノリのみを燃料に突っ走る所存
年末までにはそれなりに進めたいと思うのでよろしければお付き合い下さい
ここは紅魔の里。ここには世間から『頭おかしい』と呼ばれている紅魔族が生活していた
紅魔族。それは生まれついた魔力を行使し、ありとあらゆる魔法を使いこなす魔法のエキスパート
例え戦闘を生業としていなくとも、里にいる一定以上の年齢に達している人間は皆上級職のアークウィザードであり、戦力的にも『頭おかしい』里である
何せ魔王軍幹部の一人が幾度にも渡って軍勢を差し向けていながらも、一向に攻略出来る気配がないのだからその異質さは際立っていた
尚、紅魔の里が『頭おかしい』と言われている理由だが、何も戦力的な意味のみでは無かったりする
「ハハハハハ
我が名はぷっちん!アークウィザードにして上級魔法を操る者
紅魔族随一の担任教師にして、やがて校長の椅子に座る者!!」
「おお、やってるやってる。相変わらずだねぇ」
とある広場にて楽しそうに名乗りを上げる男性を見て、のんびりと感想をもらすモノがいた
そう、紅魔族は独特のセンスを持ち、戦闘においても『格好よさ』を追求する人種なのだ
「相変わらずと言うならば、貴方もそうではありませんか?」
感想をもらしていたモノに一人の少女が話しかける
少女は三角帽子を被り、桃色の制服に黒いローブを身に纏っていた
少し小柄であり、何故か太ももの片方に包帯を巻いていた。小柄であるが故にスタイルは余り良くはないが、その手の趣向の者には堪らないだろう魅力に満ち溢れている
「おや、めぐみんくんじゃないか。いいのかい?体育の授業中だろうに?」
話しかけられたモノはめぐみんと呼んだ少女に疑問を投げ掛ける
「授業中と言いながらも気にせずに居る貴方が言えた事ですか?」
「こりゃ、手厳しいね」
「まぁ、今更でしょうが」
「ねぇ、めぐみん。あ、長さん。こ、こ、こんにちは」
めぐみんと話し込んでいると別の少女がめぐみんに声をかけた
「こんにちは、ゆんゆんくん。お日柄も良い?様で」
「さっき先生が護符をつかったから曇り空なんだけど」
ボケにも素直な反応をする少女ゆんゆん
彼女はめぐみんと異なり、帽子は被っていない。めぐみんと同じ制服にローブを纏っているが、一番の差異はスタイルであろう。めぐみんが嫉妬する程発育は良い
尤も、それを指摘したが最後。間違いなくめぐみんが暴走するのだが
「というよりも何時まで立っても慣れませんね」
「そうよね」
めぐみんとゆんゆんが嘆息した
「おや、慣れないとは?
君達紅魔族の独特のセンスの事かな?」
「違いますよ。幾ら私達紅魔族でも貴方程ではないでしょうに」
「う、うん。めぐみんの言う通りだと思うけど」
「酷い物言いだなぁ、散々そちらで調べただろうに
流石に解剖は勘弁してもらったけどね」
めぐみんとゆんゆんは彼を改めて見た
白い細長いボディに緑色の頭頂部?
どう見ても長ネギでした。本当にありがとうございます
長ネギこと長さん
彼が紅魔の里に来たのは少し前の事であった
突然ではあるが、めぐみんには妹がいた。こめっこという好奇心と行動力溢れる少女だ
ある日こめっこがいつもの様に食料を求めて散歩していると、目の前に手をついた長ネギがいたらしい(この時長ネギがorzの様な格好をしていたとめぐみんは後に聞いた)
好奇心を刺激されたこめっこは長ネギに話しかけて、長ネギとこめっこは意気投合(めぐみん達からすれば一方的にこめっこが引っ張っていたようにしか見えなかったが)
その後紆余曲折あったが、紅魔の里にて長ネギこと長は居場所を確保し今に至る
長ネギは転生者だった
彼は一度死んだ以上は全てノリのままに行動しようと考え、転生担当の女神アクアに自分を長ネギに転生させてくれと頼み込んだ
何故に人外?それも野菜?しかも長ネギ?
対応した女神アクアは困り果てる事になった
以下アクアと長ネギのやり取りの一部である
「私は女神アクア。○○○○さん。貴方は不幸にも亡くなりました」
「あ、そっすか」
「・・・えっと、死んだのだけど」
「?そうですよね」
「悲しいとか思わないの?」
思わず疑問が口に出たアクアであったが
「え、ああ。いやロスタイムが終わっただけだし、気にする程ではないかなって」
「は?ロスタイムって」
「ええ、ロスタイム。予定では二十歳で死ぬ予定だったから、その後は完全に蛇足だと思うのですけども」
(え、何それ怖い)
死生観などは人それぞれとアクアも理解していたが、明らかにマトモでない目の前の人物に戦慄した
「で、死んだなら地獄行きでしょ?」
「え、えっと、一応転生してもらおうと思っているのだけど」
「転生?セカンドライフ?
・・・・・・・・・・ほほぅ」
アクアが転生と口にすると目の色が変わった
(やっぱり嬉しいのかしら)
「転生、中々に厨二心を擽られますねぇ」
「転生特典のカタログがあるのだけど、見る?」
「うっす」
アクアは段取りを色々と飛ばしているのは自覚していたが、気にせず進める事にした
目の前の男は食い入る様にカタログを見ていたが
「えっと、アクア様?カタログの中だけですかね?特典は」
「そうね。でもそんなに無茶でないなら、相談も出来るわよ?」
「んじゃ、長ネギで」
男は事も無げに断言した
「え?」
アクアはフリーズした
「え、だから長ネギ」
「確認するけど、長ネギってアレよね?」
「ですです」
「長ネギを武器にするのはどうかと思うけど」
「いやいや、武器チガウ。長ネギに転生したい」
「え゛」
アクアは何とか再起動して長ネギを武器にするのだと思ったのだが、何をトチ狂ったのか長ネギに転生したいと言ってきた
「ありゃ、何でそんなに動揺するんだか」
「いや、『最強の武器』とか『最強のスキル』とかなら解るんだけど、何で長ネギなの?」
「寧ろ、なして長ネギを武器にしようと思ったのか、コレガワカラナイ」
「でもほら、あるじゃない。○ケ○ンとか初○ミ○とか」
「メメタァ!」
アクアの発言を受けて男は奇声を上げるとほぼ同時に
クワァァァーン!!
「痛っ!ちょっと、何?
・・・・金ダライ?」
アクアの頭上から金ダライが落下してアクアの頭に直撃した
「メタ発言禁止!だってさ」
タライに書いてあるメッセージを読む男
「え、えぇー」
アクアは理不尽にも思えるコレに不満そうな声を上げた
「・・・コホン。本当に長ネギに転生してもよろしいのですか?
今なら考え直せますが」
「いや、今更取り繕っても、ねぇ(笑)」
「ちょっと!」
気を取り直したアクアをからかう男だった
「でぇーじょーぶだ。長ネギでファイナルアンサー」
「わかりました。色々と不都合はあるでしょうが
因みに異世界になりますので、言語体系を頭にインストールしますが、もしかしたら頭がパーになるかも知れません」
「おい!!!」
「その時には、諦めてね⭐️」
「ぬぅわんじゃ、そりゃー!!!」
最後の最後に特大の爆弾を投下したアクアに男はツッコミを入れるも既に手遅れ
あわれ?男は異世界へと転生したのであった
「お、おぅ。異世界かぁ
で、俺の容貌はっと」
異世界に降り立った男?は自身の姿を確認しようと水溜まりを見た
「見事な長ネギ、ヨシ!
じゃねぇよ、何だあのポンコツ女神は?最悪頭パーになるとか最初に言えや」
その最初を自分で思いっきりめちゃくちゃにしたのには、一切気にしないようであった
「ま、人類皆自己中ですし、おすし」
等と後に供述しているが
「しかし、長ネギなのに手はあんのか、たまげたなぁ」
なお、足は無いが何故か動ける。何処ぞのMSの様にホバー移動の様である
なお、心優しい素敵な某女神が後付けであるが、手とホバー移動を急いで付け足したのはここだけの話だったりもする
「ふむ、しかし指差呼称できるのは有難い事だ」
そっちかよ!と言うツッコミが聞こえてきそうなボケっぷりを早速発揮する男改め長ネギ
傍目にはブツブツ呟く長ネギという明らかにヤバい絵面なのだが、不幸にもこの長ネギには客観的な物事を考える事は出来ても、自身の容貌等には頓着しないので問題にならなかった
こんな危ないモノに声をかける人間などいよう筈もなかった
「どーしたの?」
筈なのだ(震え声)
何故か始まったお話
というか、スーファミ、Vita全損て何コレ?
資料が!資料がぁ!!
と言うわけでのんびりと行きますので頭空っぽにして下さると有難いです
それでは失礼します