里の片隅にて   作:くらうす

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何故か続いた



ま、まぁそういう事もあるさ。ある、よね?


の、もとい野菜と幼女

 

 

異世界へと転生した男は変人だった!

 

何と長ネギに転生すると言い出す始末!

担当の美しくも優しい偉大な女神アクアに降りかかる数々の困難!!

 

謂れのない上司のパワハラ!

美しい肢体を妬む後輩系女神からのセクハラ!

 

頑張れ!アクア!!負けるなアクア!!!

 

 

アクアの偉大さが世界に広まるその日まで!(偽予告風)

 

 

 

 

 

 

長ネギに転生した男、便宜上長ネギと呼称するが彼は今凄く困っていた。どれくらい困っていたかと言えば、面接会場へと向かう電車が人身事故の影響で止まってしまったくらいである

 

 

「あーん」

 

「ヘイ、ちょっと落ち着こうか、レディ?

そのキュートな口で何を食べようというのかね?(震え声)」

 

 

現在、長ネギは生命の危機に瀕していた

 

初めての異世界故に注意力散漫であったのか、幼女の接近を許してしまった。のみならず、幼女に捕食されようとしている

 

 

確かに長ネギは生前、倒錯した趣味を持っていた事は否定しない。二十歳を過ぎてからは勢いのみで駆け抜けてきた自覚もある

 

故に自重しないし、自粛もしない。他者に迷惑をかけない様に心がけながらも我が道を邁進してきた自覚もあるだろう

 

 

しかし、しかしである。知人達をして『変人』だの『常識人(笑)』だの言われてきた長ネギとて幼女に捕食される事を是とするまでのレベルには達していない

 

長ネギとしては甚だ遺憾ながらも彼は遂にその境地へと至れなかったのだ

 

 

「ん?野菜が喋った?

・・:ま、いいや」

 

「ヘイ、ガール落ち着こう。私と君は話が出来る。出来るならば話し合う余地があると思うのだが

お願いします、出来る限りの事はしますから食べないで下さい。いや、本当に真面目な話

だから涎を垂らさないで、口をチャックして、ね?」

 

明らかに身の危険を感じた長ネギは必死に幼女を説得する

 

 

長ネギとてセカンドライフだから、死ぬのは構わない。構わないのだが、流石に幼女に食べられて死ぬのは許容しかねた

 

もう少し異世界ライフを堪能したくもあるというのが、長ネギの本音であった

 

 

 

「む、仕方ないの」

 

「そう、こんなナマモノを食べたらお腹を壊すかも知れないからね。とはいってもお腹をすかせているのかな?」

 

「ご飯が足りない」

 

ようやく諦めてくれた幼女と長ネギはマトモに会話出来た。涎を垂らす程にお腹を空かせているならどうにかしたいと思う程度の思いやりは長ネギとて持ち合わせていた

 

「そうだよなぁ、お腹を空かせているのは耐えられないよなぁ」

 

前世で遊び半分に一週間自転車で走り回りながらも水道水とうまい棒一本で生活し、危うく死にかけた長ネギは心底同意した

 

「ん」

 

「うし、おじちゃんが何か探してこよう」

 

勢いで安請け合いする長ネギである

 

前世で痛い目にあったことなど忘れているかの様な行動であった

 

 

 

 

幼女より少し離れた森の中で

 

「右ヨシ、左ヨシ!!

石ヨシ!投石準備ヨシ!」

 

何やら妙なテンションの長ネギだったが、武器はないので古来より伝わる伝統技術『投石』を試みた

 

 

 

 

「ええい、ここの動物は化け物か!」

 

だが、長ネギは知らないがここは紅魔の里。投石ごときで倒せる動物は小動物くらいである

 

「まだだ、まだ終わらんよ!」

 

何処ぞの赤いロリコンの台詞を吐きながら、長ネギは投石での狩りを断念した

 

 

 

 

 

「ならば、これよ!」

 

即席の釣竿擬きでザリガニを何とか死闘(笑)の末に捕獲した

 

 

 

 

 

 

「長ネギすごーい!」

 

幼女は長ネギがザリガニを持ってきたのを視て喜びの声を上げた

 

「どもども(ん?よく考えるとこの幼女ザリガニ食べんのか?とりあえず勢いで持ってきたけどさ)」

 

「バリバリ」

 

「(゚д゚)」

 

食べてました。いや幼女すげえな

 

内心で長ネギは感心した

 

 

 

彼とて五円チョコで凌いだ時期もあったが、中々に目の前の幼女もやるものだと心底感心してしまう

 

まぁ幼女は兎も角、長ネギは現代人としてどうなの?と言いたくもなるが

 

 

「ふー、お腹いっぱい」

 

「満足した?」

 

「うん、満足。ありがとー、長ネギさん」

 

満面の笑みを浮かべる幼女を見て長ネギは満足した

 

「いやいや、気にせんでいいよお(やっぱり子供は笑顔が一番だね)」

 

長ネギも前世では姪がいた。恐らく長ネギが死んでいなければこの位の年頃になっていただろう

そう思えばこそ、彼は態々食料調達をしたとも言えなくはない

 

 

生前?では「他人には冷たいけど、身内には優しい」との周囲より評価を得ていた彼である。姪と重なる目の前の幼女には複雑な思いがあったのだろう

 

 

 

 

「ではお嬢、無理はせんようにな。サラダバー」

 

「お嬢じゃなくて、こめっこだよ

あ、お姉ちゃんだ」

 

立ち去ろうとする長ネギに自己紹介する幼女改めこめっこ。そして

 

 

 

「こ、これはどういう状況なのでしょうか? 」

 

 

 

 

 

こめっこの姉、めぐみんは困惑した

 

 

自分の可愛い妹がザリガニを食べている。まあいいとしよう

 

その傍に長ネギ?の様なモノが立っている。いいでしょう

 

 

 

 

 

??長ネギが立っている?

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

「こめっこ!離れて下さい、その長ネギ?はモンスターです!」

 

一瞬忘我しためぐみんだったが、その違和感に気付き慌てて妹を助けようとする

 

「お姉ちゃん、この長ネギは良い人?だよ」

 

「何を言っているのです!長ネギのふりをしたモンスターではないですか!」

 

 

 

 

めぐみんの推測もあながち間違いとは言い切れない

 

 

モンスターの中には疑似餌と呼ばれる手法を用いて冒険者や他のモンスター等を捕食する者もいるのは事実

 

 

特に有名なのは『安楽少女』などと呼ばれるモンスターで、傍目儚げな少女に擬態し冒険者をおびき寄せる。このモンスターの悪辣な所は直ぐに捕食せずに暫くは獲物を生かしておく

 

ある程度通いつめてきた冒険者を捕食、といっても即座に消化せずに徐々にはであるが

 

その性質から新米冒険者や初見の冒険者の犠牲が後をたたない危険なモンスターである

 

 

 

それを聞いているめぐみんとしては目の前の長ネギがそうであると考えたとしても不思議ではない

 

 

 

 

 

「でもお姉ちゃん。この人?コレ(ザリガニ)くれたんだよ?」

 

「へ?」

妹の一言で呆気にとられた

 

 

 

 

言葉足らずな妹の話を纏めると、長ネギを食べようとしたが長ネギから命乞いされた

 

で妹が空腹なのを見て、ザリガニを取ってきてくれた

 

その妹の姉が危険なモンスターと言いがかりを付けた(←いまここ)

 

 

 

「すいませんでした」

 

流石にこれはめぐみんとて謝る他ない。一度危害を加えようとした妹に食料を提供してもらったにも関わらず、危険なモンスターと決めつけたのだから如何にめぐみんとて罪悪感を感じずにはいられない

 

こめっこが空腹なのは間違いなく自分達家族のせいなのだから

 

 

 

 

長ネギは困惑した。いきなり現れた幼女改めこめっこの姉らしき人物にモンスターだから離れろと言われたと思ったら、謝られた件

 

な、何がおきたのか(以下略)

 

謝っているこめっこの姉なる者をよく見ると、小柄でスタイルも含めると

 

 

 

 

正しくロリーン⭐️であった

 

 

しかも気の強そうなロリである

 

 

 

 

 

「いや別にいいですけどね(素晴らしいロリっぷり。我が友がいたならば、速攻で口説きに走るだろうなぁ)」

 

めぐみんの謝罪を受け入れながらも、長ネギはふとそんな事を考えた

 

 

 

 

長ネギの友人は長ネギ同様に拗らせている人間であり、厨二方面に特化していた長ネギとは異なり、ロリショタ何でも御座れの性癖の塊であった

 

だが非常に質が悪いことに友人はイケメンの上に頭脳明晰、運動神経も標準以上のハイスペックを有していた。しかも、世間体についてもしっかり意識しており、ロリやショタに関わる際にも勉強を教える等の方便を必ず用意している策士でもあった

 

その上、子供たちの親と親しい長ネギを巻き込む事で更に安全を確保する中々に油断のならない人物でもあったりした

 

 

恐らく、今此処にいればこめっこ諸とも上手く丸め込もうとしただろう事は想像に難くない

 

 

残念な事に長ネギ本人はロリやショタにはさしたる興味はないのであったが

 

 

 

 

尤も、某ツンデレの女王の様なvoiceならば長ネギは一もなく口説きにかかっただろうが

 

 

 

 

 

めぐみんは目の前の長ネギが謝罪を受け入れてくれた事にひとまず安堵した

 

それと同時に何故か言い様のない怒りを感じてもいたが

 

 

 

 

 

さもありなん。口や態度に出さなかったとはいえ、長ネギはめぐみんをロリっ娘と定義したのだから、めぐみんの怒りは正当な物といえるのだが

 

めぐみんとて、同年代に比べて発育が良くないのには気付いているし、気にもしている

 

いつも色々と絡んでくる自称ライバルを筆頭として、同じクラスの発育は何故か良いのでめぐみんとしてもかなり気分はよろしくない

 

 

半ば八つ当たりじみたその感情はとりあえず自称ライバルに向けていたのだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めぐみんが長ネギにロリっ娘扱いされて、激発するまでもう少し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔の里に現れた長ネギ

 

彼は何を成し、何を残すのだろうか?

 

 

 

 

今はまだわからない

 




頭空っぽにして書いているので、ぶっ飛んでいる内容となっておりますが、許して下さい

何でも(以下略)



では、失礼します
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