神獄塔メアリスケルターAnotherFinale 獄中血刑前夜譚   作:謎のコーラX

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(´・ω・`)アイアンメイデンも首つり台もどうやって刃物的な攻撃してるかわかんないから、独自解釈します。


第18話

「んじゃ、メイ姉さんはあっちの鞭持ってるの、私はあのデカ腕ちゃんとだねー、どっちが早く殺せるかなー」

 

「そだねー、メイまだこの姿慣れてないしー、遅れちゃうかも、ま、ころころすることには変わりないけどねぇ」

 

「ちっ、舐めんじゃないぞ!、貴様ら!、良いだろう!貴様らからどんな音が鳴るか、試してやろう!」

 

鞭打ちは武器の鞭を手に持ち、それを振るう、目標は首つり台、音速を超える、パンッ!、という音と共に、首つり台に振るわれる、が、それを首つり台は難なく掴んだ。

 

「ふーん、早いね、ま、私が走ったほうが速そうだけど、ほら」

 

首つり台の姿が、鞭打ちの視界から消える。

 

「は?、消え」

 

次の瞬間、鞭打ちの身体が宙に浮く、首には枷のようなモノがつけられ、もがき苦しむ。

 

「がっ!?―――この、貴様」

 

「はいはい、ちょっと黙れよ、クズ」

 

首つり台は手刀によって、鞭打ちの目が横一文字に切り裂かれる

 

「ガァァァァァ!!」

 

「ほら、壊れる音、好きでしょ、もっと喜んでほらほらほらほら!」

 

首輪が外れ、鞭打ちは床に崩れ落ちる、痛い痛い痛い痛い、けど……()()()()()()()()()()()()()()()、そんなことを、瀕死ながら思った。

 

「……石打ち、ここは」

 

「――が――ぐは」

 

見えなくてもそれなりにわかる、石打ちもまた瀕死なのだと。

石打ちはアイアンメイデンに挑んだが、近距離は苦手、だがその巨大な義手で握り潰そうとしたが、簡単に避けられ、両義手を落とされ、鉄針が張り巡らされた入れ物に入れられ、致命傷を避けるように刺されて、今、床に転がっている。

 

「うーん……まっず、やっぱり悪人の血は泥水と一緒だね」

 

(なんだよ……なんだってんだ、こいつら、化け物どもが下にいたのに、なんで、こんな簡単にこれて、ワタクシらが倒されているんだ!)

 

「メイ姉さん強ーい、んじゃ、私もころ、救済しないとね」

 

首つり台は両足で鞭打ちの両腕を踏みつけ、その手刀で首を。

 

「メイ!、首つり!」

 

落とそうとしたが、先生の声で、我に返る。

 

「――せん、せい?」

 

二人が振り返ると、そこには元気に立っている、先生がそこにはいた。

 

「私は大丈夫だから……だから、私のためでも、殺すようなことはやめてほしいな、もう十分ですよ」

 

「――先生、先生!」

 

「うわぁぁあん!」

 

首つり台とアイアンメイデンは、鞭打ちと石打ちを置いて、先生に抱きついた。

 

 

「……ふむ、元気になったみたいだ、大丈夫だ、今の先生の身体は元気そのものだよ」

 

薬のその言葉を聞いて、皆安心して、息を吐いた。

 

「良かった……でもどうします?、このまま五月蠅い中生活するのも、そもそもこの監隊塔でしたっけ、このまま進ませるのはどうかと」

 

ギロチン含め、皆この胸糞悪い叫びの中では眠れもしないのだろう、それに先生が手を上げて、告げた。

 

「あぁ、それなら私がなんとかするよ、ギロチン」

 

「え?、先生、何かできるんですか?」

 

「ま、私も初めてやるんだけどね、少しは()()()の近くにいたからね、それと私の中に住んでいる人達から」

 

――監隊塔の中を歩いていき、ある部屋にたどり着く、真ん中には監獄塔にもある(コア)がそこにある。

 

「うまくいってくれるかなっと」

 

先生は(コア)に触れる。

 

「先生!?」

 

ギロチンは止めようとするが、先生は手で静止する。

 

「大丈夫……さて、なるほど、こんな感じか」

 

「あの、先生、何を?」

 

「あー……なんか私、わかるかも」

 

「メイも何となく」

 

「火あぶり柱も、たぶん、同じ考えね、たぶん管理者になろうとしてると思うわ」

 

「管理者?」

 

ギロチンはそのワードを記憶から探る、そうだ、あの時ファラリスとの戦闘であの姿になったときに、頭に流れ込んできた言葉の一つ、ゴアスーツ ゴアブラッド そして管理けん。

 

「なるほど、確か(コア)の制御をバグらせて、ナイトメアを制御する術でしたか、ですが、今先生がやってることは、少し違うようですね」

 

しばらく先生を見守っていると、監隊塔から変化が起きる。

 

『ギギギァァァァァ!!』

 

とても大きな声、皆耳を塞きたくなるほどの。

 

「――ふぅ、ちょっと手こずったかな」

 

先生は大きく息を吐き、達成感に満ちた安堵した表情を見せる。

 

「あの、先生、管理者になったのはわかりますが、他に何かしました?」

 

「あぁ、私がやったのは管理けんを得る……だけではないね、この()()()()()()()()って感じかな」

 

「それって」

 

「何それ何それ何それぇぇぇ!!」

 

薬が飛び出して、先生に詰め寄る、これほどまでに知識欲を刺激されるモノは無いだろう。

 

「あぁ、とても簡単なモノではないけどね、私の特殊な身体も起因してる、まぁまずはそれがどんなものか、見せたほうがいいかな――命ずる、ここに囚われた人間を開放せよ

 

先生がそう告げると、監隊塔が大きく揺れる、そして、壁と一体化していた人間達が飛び出してくる。

 

『うっ……ここは……』

 

『私達……助かったの?』

 

『や、やった!、俺らは助かったんだ!』

 

「……さて、後は、《皆さん!、道を作りますので、あまり走らずに、外に出ていってください》」

 

今度は監隊塔全てに、まるで学校の放送のように、声が響き渡る。

 

『あ、ありがとうございます!、この恩はいつか必ず!』

 

人々は疲弊した身体でなんとか歩いて、外に向かっていった。

 

残ったのは、処刑台少女達だけとなった。

 

「ねぇ!、さっきのはいったい!?、どうやってこの監隊塔を支配したの!、ねぇねぇねぇ!!」

 

キラキラした瞳で、薬は先生に更に詰め寄る。

 

「わかった、わかったから離れて、まぁ私一人では無理って言ったよね、まず、かなりの意思のチカラが必要、それは私の中の思念の皆様がなんとかしてくれたわ、まぁ言っちゃえば私で()()したが正しいのかな、で、今私は本当の意味で、この監隊塔と一つとなった感じ」

 

「一つに……つまり、この監隊塔は先生であると?」

 

「まぁそうなるのかな、だから私の声、意思一つで人間を開放できるし、なんなら本来の管理権では不可能なメルヒェンだって操れる……まぁ、もしかしたら、この植物を落とした異星人なら、そんなことする必要はないのかもね」

 

「ふむふむ……わかりました、貴重な情報ありがとうございます!」

 

「……さて、早いところ、車輪ちゃんを治療してあげて、私は、あの二人を見てくるわ」

 

「なら(わたくし)もついていきます」

 

「なら私もぉぉ?」

 

「あらー?」

 

アイアンメイデンと首つり台の姿が元に戻った。その様子に、薬の興味が移る。

 

「……ね、それどんな感じだったか、教えて?」

 

「じゃあ(わたくし)は先に行ってますので」

 

「あ!、ちょ、ま」

 

ギロチンと先生は、屋上へと向かった、質問攻めにされる、アイアンメイデンと首つり台を置いて。

 

 

「ぐっ……がは、こ、ここでワタクシは死ぬのか?、ありえない、ありえない、ワタクシはまだ、壊れる音を、もっと聴きたいのにぃ!!」

 

「オレだってなぁ、もっと弱者を、強者を遠くから虐めたりないぞ!」

 

血液が多量に流れ、息も浅く、このまま死ぬかと、二人が思っていたとき、二人の脳内に声が響く。

 

《ネェ、マダイキタインデショ、ナラ、テツダッテヨ、ワレラノケイカクニサ》

 

人の声ではない、合成音声のような機械的な声がする。

 

「な、なんだ?、なんでもいい、オレらを助けやがれ!」

 

《イイヨォ、ヤクソク、チャントマモッテヨネ?、ジャ、オネガイネェ、()()()()

 

二人の身体が光で満ち、宙に浮く。

 

「な、なんですか!、ワタクシ達を何処に!」

 

《ソレジャア、カンゲイスルヨ、アタラシイヘイシサン》

 

 

先生とギロチンが再び屋上までつくと、そこには大きな血溜まり以外に、鞭打ちと石打ちの姿は何処にも無かった。

 

「これは……」

 

「いませんね、足跡も無く、ギロチン、あの出血で生きてると思う?」

 

「無理ですね、立つこともままならないかと」

 

「……謎、だね、後で薬の知恵を借りるとしよう」

 

先生とギロチンは、とりあえずこの件は後にすることして、戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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