神獄塔メアリスケルターAnotherFinale 獄中血刑前夜譚   作:謎のコーラX

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半汁が足りないのだ(´・ω・`)(いわゆるアプリで消費するクエストを開始するポイントの回復アイテム)


第19回

加虐の監隊塔が開放され、人々が血戦都市に避難()()()()()()頃、大きな長机を囲んで、血戦の血式少女、少年が一堂に会していた。

 

「ふむ、加虐の監隊塔が攻略……されたと見ていいでありますかね、マリアチャイルド姉さん」

 

小槌を持った痩身の少年一寸法師、血戦の第2戦線を隊長、知恵が回り、マリアチャイルドの恩人の遺児。

 

「えぇ、そうでしょうね」

 

マリアチャイルドは監隊塔から来た人々のデータが載った紙を一枚一枚、見ている、話は聞いてるようだが、一切他の者を見ずに熟読している。

 

「ねぇ、ジバル様、あの人らをどう思います?」

 

「そうだな、俺はできれば生きてほしいとは思ってる」

 

「あぁ、やはりお優しいですね、ジバル様は」

 

大柄の少年 ジバル その膝に乗る少女 ローザ、二人は相思相愛であり、いつもこのようにイチャついている。

 

「あらあらまぁまぁ、随分とお熱ですこと、いつか飽きてしまうんじゃなはるのでは?」

 

「五月蝿いですよ文字通りの雌狐、切り裂かれたいですか?」

 

「おぉ、怖い怖い、ま、うちとしては出世できる話と聞いてやってきただけですから、さ、ご勝手に」

 

橋立小女郎、狐の耳と尻尾を生やした少女、メルヒェンの血が濃いらしいからこのような姿らしく、本人は自分が特別な血式少女だと信じて疑わない。

 

「……小女郎、あまりギスるなよな、吾輩はただ血戦の長様の話を聞きに来ただけ、ただ紙を読み終わるのを待ってるだけだからな、静かに本を読ませろ」

 

茨木童子、いつも暇そうにしている角と鋭い爪を持った少女。

 

「……茨木ぃ、ところで急でなんだが僕と」

 

「嫌です」

 

「しょぼんぬ……」

 

茨木童子に玉砕されたのは、牛若丸、マリアチャイルドの副官、ブラッドスケルター化を防ぐ、一寸法師と同じ特別な血を持っている。

 

「♪〜♪〜」

 

椅子の上で踊っているのはカーレン、これでも血戦でもマリアチャイルドに次ぐ実力の少女、常に踊っているかのような振る舞い、うたっているような声音をしている。

 

「……はぁ、暇暇です、私、早く寝たい、こいつら五月蠅い」

 

大きな鉢を被った少女は鉢かづき姫、防御特化の魔法の素質を持ち、手間がかかるが転移なども扱える血戦の防衛の要。

 

「……よし、終わりました」

 

マリアチャイルド、血戦の長、他を寄せ付けない強さ、性格、威厳を持ち、冷酷無比の白髪少女。

 

「ほう、で、どうだった?」

 

牛若丸はわかってはいるが、結果を聞く。

 

「……()()()()()、この血戦に500人もの無能はいらない、優秀なやつがいるかと紙に目を通したが、どれも平凡、子供も将来的な才能の開花は見込めない」

 

マリアチャイルドはトランシーバーを手に取り、電源を入れる。

 

「追い返せ、私の都市に貢献できない者に、世界を少しでも変える素質の無い者を、都市に入れる余裕はない」

 

『わかりました』

 

トランシーバーの向こうの兵士は了承し、向こうから人々の懇願する声が聴こえてくる、マリアチャイルドはトランシーバーの電源を切り、ため息を吐いて、本題を告げる。

 

「さて、待たせてすまなかったね、諸君、0戦線以外の今の全メンバー、8人、よく集まってくれた」

 

「そういうの良いからさぁ、本題話してくれやす?」

 

「小女郎、あまり舐めた態度は足元すくわれるよー♪」

 

「黙りなさいカーレン、うちは早いところ、任務を完遂して第一戦線に出世したいんや」

 

小女郎とカーレンの言い合いにため息を漏らしながら、改めて、告げる。

 

「加虐の監隊塔を()()する、それが今回の私達の任務です」

 

「あぁ、やっぱりでありますか、ですがあそこには話ではジェノサイドピンクが住んでいるとか」

 

「関係ない、あれが監獄塔と同じなら、破壊しなくてはならない、()()のために」

 

一寸法師の遠回しの止めの言葉は一蹴される、一寸法師は悲しそうな顔をしつつも、頷く

 

「わかった、長の言う事なら賛同するよ」

 

「全員、一週間後に、兵士達を連れて、監隊塔に向かう、では解散だ」

 

 

マリアチャイルドは、皆が部屋から出ていった後、懐から一枚の写真を取り出す、一人の女性の写真だ。

 

「……あん、見ていてください、何年でもかかってでも、この狂った世界をあなたが元いた世界に戻して見せますからね、ふふふ」

 

写真を見るマリアチャイルドの目には、確固たる決意と、()()が見え隠れしていた。

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